テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ya
ya
やべっ!人来たぞ!
逃げろ!逃げろ!
ya
高校生数人がひどく慌てた様子で公園から 走り出ていった
ya
同じ部活だからわかる
ya
そんな呑気なことを考えていたら
et
ya
etさん?
傷だらけになって横たわったetさんが 公園から力なく俺を呼んでいる
ya
急いで近寄って名前を呼ぶ
もう、すでに体は冷たくなり始めていた
ya
ふと考えた
誰がこんなことを?
え……さっきの部活の先輩…??
まさか………
et
ya
et
ya
et
et
et
ya
ya
ya
嫌だ、やだ
逝かないで…!!
ya
etさんが死んだ
あのまま、公園で
俺の腕の中で
ya
やっと、「好き」って自覚したのに
せっかく、彼女からの「好き」を貰えたのに
ずっと隣だったのに
急に、パッといなくなっちゃった
ya
先生<ya、嘘をつくな、嘘を
ya
先生<成績優秀なあいつらがそんなことするわけないだろ
ya
先生<いい加減にしろ
先生<俺だって暇じゃないんだ
先生<警察だって捜査してる
ya
誰も、なにも信じてくれなかった
etさんが不良だったからか、 みんなどうでもいいみたいだった
………etさんのこと、ほんの一部分しか 知らないくせに
授業をサボって、スマホでバイト先を 探していたことも
弟のために、死んだ両親の代わりに 必死で働いていることも
俺が奢ったら、生活が苦しいのに 奢り返してくれるところも
努力も、優しさも……
何一つ見てこなかったくせに
苦しんでるetさんに気が付かないで
悪い捉え方ばかりして、 いざ死んだとなったらこんな扱い……
――――――――――――――
ya
et
et
――――――――――――――
ya
etさんの言ってること
やっとわかったわ
ya
それから、俺も不良になった
先生という名の大人の授業をずっと 受けていなきゃいけないなんて「ダルい」 以外に感想が出てこない
俺は中学生ながら、 もう大人を信じられなくなっていた
ya
高校生<………なんだよ、こんなとこに呼び出して
ya
ya
高校生<……は?なんのこと…
ya
ya
高校生<……………………
高校生<……あのアマが悪いんだ
ya
高校生<俺らが小学生カツアゲしてたら邪魔してくるから…
ya
……本当に、etさんは最期までずっと…………
ya
高校生<………は??
ya
目の前には、俺に半殺しにされた先輩たちが 転がっている
……てか、怒りってすごいな
底力ってやつ?
本当に勝てるなんて………
ya
あぁ……俺、なにしてんだろ
こんなの、etさんが望んでるわけないのに
――――――――――――――
ya
et
――――――――――――――
ya
トドメは刺さずに帰った
それから俺は家族も友達も何もかも捨てて、 隣町に逃げた
そこで、なにもかも諦めて 自己嫌悪に陥っていた時
jpと出会ったんだ
――――――――――――――
コメント
2件
えっえ、、、すごい興味があって昼しか寝れないよォ(?)