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あの子
あの子
あの子
あの子
あの子
あの子
あの子
あの子
あの子
あの子
あの子
“馴れ”れない、
馴れてはいけない『好き』を抱いている。
その思いにずっと“慣れ”れない僕には『隙』がない。
不器用故の愛を、君に渡せない。
哀れにも、それ故に僕は、
一度空になりたいと願っている。
考えすぎだ。と笑われる。
いつも笑ってた人に、
『笑われる』。
母さん、
僕、本当は知っているんだよ。
深夜
毎晩僕を想って、
一人で頬を濡らしていること。
知ってるんだよ。
僕、あの子のこと知ってるんだよ。
あの子
友達『らしき人』に囲まれて
毎日楽しそうに笑うあの子が、
あの子
あの子
あの子
あの子
僕と仲の良かった子が疎遠になった途端に流された噂を
毎日あの子が庇って懺悔していること。
本当は無いことを
否定したら僕が傷つくことを分かって
嘘を吐いて僕を守っていること。
守っている『つもり』なこと。
毎日傷ついて、
挫けそうになって、
生きるのが嫌になっても
あの子は僕を庇う。
あの子
痛いって言うのに、なんで君は
僕の心に触れたりするの?
想いを巡らせて、傍にいることをためらって、
お互いに誑かし合って、
僕は、本当の想いを見失ってしまう。