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遊んだ日から, 他メンが居なくなった日から数日が経った.
未だに他メンの消息が不明なままだ.
どこにいるかも分からない.
そんな華もない日がただただ, 繰り返されていた.
俺も探索に参加したが, 見つからずに居た.
そんな毎日が続く中, この現状を大きく変える夜が来た.
qn .
俺はベットの上に座る.
疲れ果てた体を休めながらも, 頭では他メンのことでいっぱいだ.
うっすらと月の光が一筋照らし, 俺に、そしてもう1つの物へ……。
君らがくれた白薔薇だ.
qn .
俺はここにて異変に気づく.
白薔薇の折れていた花が無くなっていた.
何となくわかった気がした.
俺がやらかしてしまった, 許されぬ事(断罪)が.
俺はその場から泣き崩れた.
頑張った体も脳の力も, 全て……全てすっ、と消え去った.
俺はもう一度花へと目を移す.
折れたはずの白薔薇は消え去り, 新たな白薔薇が9本、枯れた白薔薇と共に花瓶に飾られていた.
qn .
俺の目から大粒の涙が, 何度も……何度も頬を伝う.
止めようと思おうと, 止めることは出来なかった.
全ての感情を洗い流すように, 外から窓へ打ち付ける…… 雨音が聞こえる.
この部屋には俺の声と雨音, 水が浸っていた.
qn .
泣いている時, 1つの通知が俺の携帯に渡る.
nkojからの通知だった. 内容は簡潔に分かりやすくまとめてあった.
「消息不明だった他メンの 遺体が発見されました」
ただ一通の連絡.
分かっていたことなのに……。
俺にはもう……気力もなく, ベットへダイブし眠りについた.