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私は座雨残君が好きなんだ。
好きすぎて、大好きすぎて、夜も眠れないくらいにね…。
…………………
よし、私、明日座雨残君に告白する。絶対付き合わせてもらう。
ゆうみ
私と、付き合ってください。
さうの
ごめん。
ゆうみ
やです。付き合ってください。
さうの
いや、だから無理だって言ってんだろ……。
ゆうみ
いや。そんなの絶対いや、認めないから。
さうの
もう、俺帰るから。
さうの
ごめん。無理。じゃあな。
ゆうみ
さうのくん…！！待っっって…私と、私と、、、
ゆうみ
なんでダメなの？
さうの
理由聞くかよ。
さうの
もう、無理だって言ってんだから…。しつこいな。お前。
ゆうみ
……やだやだ。ずっっと夜も眠れないくらいにさうの君考えてるの…頭の中、さうのくんでいっぱいだよ…
さうの
(っっ。なんだコイツ…)
ゆうみ
バレンタインもさうのくんに作ったけど、いつも渡さないの…。だって、周りの女子が邪魔だから…だから、消してもらったのぉ。
ゆうみ
さ
ゆうみ
う
ゆうみ
の
ゆうみ
君
ゆうみ
のためにね？♥
さうの
っっ。俺帰るから。
(さうの)なんなんだ、あいつ？！
なんか、気味悪りぃし、気持ち悪い…。
ゆうみ
待って。
ぎゅっ
さうの
やめろ！
ばんっ
ゆうみ
きゃ、痛い…。何でそんな事するの…？
さうの
しつこいんだよ！もう帰るから！
ゆうみ
な、ん、で…よ
認めない。
認めない
認めないからね？
私は、さうの君がいい。
次の日…
ゆうみ
おはよう？さうのくん♥
ダダダ。
ゆうみ
え…。何で無視するの？私はさうの君が好きなだけなのに…。
ゆうみ
は、あ、
ゆうみ
1人だ。さうの君が私の全てなのに。友達いないし、さうの君がいれば…、心も癒してくれるはず…？
さうの
(あー、なんだ。あいつ。怖いんだけど…。)
さうの
避けた方がいい…。よな…？
ゆうみ
絶対そうさせかいから…。
よし、私の「全て」が詰まった、チョコを…受け取ってもらう…。
バレンタイン…の日…
女子
さうのくーん♥バレンタインだよ♥
さうの
ありがとう！
女子
さうのくん♥私もだよ！
女子
きゃーーーー！私も〜！！♥
さうの
みんなありがとう。
ゆうみ
よーし、私もあげよう…。ゔふふ。
さうの
……。
ゆうみ
はぁい。さうの君へのチョコだよ。私が詰まったチョコをね…？
ゆうみ
こんなの、さうの君だけだから…？♥ゔふふ。
ゆうみ
美味しいはずだよ？
さうの
お、あ、ありがとう…
うふ、捨てちゃうかもしれないから、無理やりでも食べさせなきゃ…？
昼休み…
さうの
みんなの食べていこーか。。楽しみだなあ。
ゆうみ
さーうのくん。
さうの
っっ。さくらみ…？
ゆうみ
食べてよ。私の全てを…。
さうの
……。
ゆうみ
ねぇ？食べて？
さうの
……。
ゆうみ
食べて。食べてってば？
ゆうみ
んも〜。仕方ないなぁ。私が食べさせてあげるね…？♥
さうの
んっ？！
ゆうみ
うふふ。美味しい…？
やったあ、私のチョコ、食べてくれた…
さうの
う、うぇっ。なんだコレ…？！
さうの
うっっっ。息…が…出来…ない…。
ゆうみ
ゔふふ。ついに私の全て、、受け取ってもらえたね…？
「ニュース」先程、高校生、さうの君が学校の屋上で息を引き取っていることがわかりました。
「ニュース」また、さうの君が亡くなった同じ時間に、高校生の桜美さんが、行方不明になりました。
ゆうみ
これで、やっと、私とずっと一緒だよ…？
終わり…。
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