いれいすなら、信じられる

先生が開始の号令をかけたので、のろのろとみんなが男女別で列に並ぶ。 私は…列の人、みんな知らない人だ あからさまに怖がられてる…

そんなふうに話していると、自分の番が来た。 めんどいし、適当に手抜くか…

掛け声に合わせて、50mを走る。 手抜いてるのがバレない程度に、手を抜いて走る。 終わった後、記録係の女子に記録を聞く。

お、いい具合に手を抜けたらしい。 全力より0.3秒ほど遅いタイムを言われて、ほっとする。 …てか、何でこんな静まり返ってんの？

手抜いたんだけど… ちょっと戸惑いながらも、言われた通りにりうらくんたちがいる所へ行く。

そう話していると、向こうの方で先生の声がする。 次は男子か…

その場に腰掛けて、男子が走っているのを眺めること数分。 あ、3人は一緒に走るのかな…？ 先生の合図で走り始めた3人。

めちゃ速いじゃん… 「俺らより速くね？」とか言ってたけど、全然私より速いでしょ！ あっけにとられている間に、みんなが帰ってきた。

そんな話をしているうちに授業が終わっていたので、 私たちはそれぞれの教室にのんびり帰った。