テラーノベル
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あれから数日
青
桃
俺の症状はどんどん悪化していって
青
活動にかなり支障が出てしまうほどになっていた
撮影も、練習も
俺のせいですぐに止まってしまう
そんな状況が続いていた
水
水
その場に座り込んで息を乱す俺を見て
ほとけが泣きながらそう言う
水
青
青
水
青
水
水
水
水
水
青
分かってる
白
分かってるよ
黒
そんなこと、俺が…、1番…
赤
青
青
青
ほんま…
青
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
桃
青
桃
桃
桃
桃
桃
桃
青
青
赤
白
桃
黒
黒
水
このとき
本当にいい仲間に恵まれたの心の底から思えた
それから病院を受診して
病院に入院して本格的な抗がん剤治療が始まった
それと同時に、活動も無期限活動休止した
青
青
入院していると案外何もすることはなくて
青
青
俺の無期限休止のお知らせにサブ垢で引用を投稿した
ばぶのいふまろ@寿司打全国11位のあにきっず 急なお知らせになっちゃってごめんね 君に寂しい思いをさせちゃうかもしれない けど、今よりもっとずっと元気になって戻ってくるから気長に待っててくれたら嬉しいです!!!!!! また君に元気な姿で会えるように頑張るね ________________ 💭 ♡ ↳↰ 🔖
青
投稿してすぐにたくさんの子たちから応援のリプが届く
青
また戻ってこられるように
またステージで歌って踊れるように
リスナーさんに頑張ると宣言することでさらに頑張ろうと思えた
だけど現実はそこまで甘いものじゃなくて
青
"副作用"
それがとにかく酷かった
青
青
青
袋にビチャビチャと吐瀉物が溜まる
その匂いにまた吐き気が誘われて
永遠に続く吐き気のせいでご飯も食べられないから
出てくるものは胃液だけ
喉も吐く度に焼けるように痛かった
もうずっと身体がだるくて、重くて
抗がん剤治療を開始してからまだそんなに日数が経ってないのに
最初からこんなに辛いんだって
抗がん剤の恐ろしさを知った
それから数週間経った頃だった
青
1番恐れていたことがついに起きてしまった
青
"脱毛"
いつか起きてしまうことは分かっていた
それなりに覚悟だってしていた
だけどいざ現実を目の当たりにしたとき
それは受け入れがたいものでしかなくて
青
辛いのは脱毛だけじゃなくて
手足が痺れたり
味覚がおかしくなったり、ということだった
本当に意味なんかあるのだろうか
そんな自問自答がずっと俺の中でぐるぐるしていた
青
口に出すと、
副作用にこんなにもやられている自分が情けなく感じて
身体がどんどん薬に負けていく感覚がして
青
青
それだけが頑張る理由だった
どれだけ辛くても、苦しくても
耐える理由になっていた
だけど
医者
医者
青
医者
青
医者
医者
頭が真っ白になった
これまで何のために苦しんできたの
何のために、辛くても耐えてきたの
医者
医者
医者
青
医者
医者
青
青
医者
医者
青
青
このとき、なんだかもう全てどうでもいいような
報われないと思った
俺の心が、折れてしまった
そんな気がした
青
その日、ぼーっとしながら病室に居ると
いきなりコンコン、とドアをノックする音が聞こえて
青
もう先生が来たのかな、なんて思いながら
青
力なく返事をすると
白
青
赤
白
ドアの向こう側から来たのは
お見舞いに来てくれたメンバーだった
桃
ないこが俺のベッドのそばにある椅子に座る
桃
桃
ないこが花を見せながらそう言った
青
青
桃
桃
水
水
桃
水
水
水
桃
ほとけが花瓶に水を入れに行った後、
その花瓶に花を入れて窓際に飾ってくれた
青
黒
黒
青
みんなせっかく来てくれたのに
俺だけこんなに暗くて申し訳ない
そう思っていたとき、
桃
とないこが聞いてきた
青
青
やっぱり俺の口は強がることしかできなくて
青
青
青
青
青
それはないこたちに言うと同時に
自分自身にも言い聞かせたかった言葉なのかもしれない
それからどれくらい経った頃だろうか
桃
青
青
ないこがそう言って、メンバーが次々と帰る準備を始めた
そんな中あにきだけはずっと椅子に座ったままで
青
黒
青
黒
黒
黒
青
黒
桃
黒
桃
桃
桃
青
青
そうしてないこたちが帰って
病室には俺とあにきの2人だけになった
黒
青
黒
青
黒
青
あにきが何の迷いもなくそう言う
黒
黒
黒
青
黒
黒
青
黒
黒
黒
青
あにきはどうしていつもこう
俺の心を読むのが上手いんだろう
黒
黒
青
あにきの優しさと
辛くて苦しい治療で限界だった感情が溢れて
青
涙が溢れて止まらなくなってしまった
青
今だけ
今だけでいいから
あにきの優しさに甘えたくて
青
青
青
青
黒
青
青
黒
青
青
青
青
青
黒
黒
黒
青
黒
あにきはひたすら泣いている俺のことを抱きしめて、
頭を撫でて受け止めてくれた
その温もりも、声色も
優しくて、温かくて
青
どれくらい時間が経っていたのか分からない
ただひたすら、あにきの胸に埋まって泣いていた
青
黒
黒
青
青
黒
黒
黒
青
黒
青
病室の外を見ると若干暗くなってきていて
黒
そう言いながら、周りのものを片付け始めて帰る準備をするあにき
青
黒
そんなあにきに、ないこたちから貰った花を見ながら声をかけた
青
青
黒
今更何を言っているんだろう
自分でもそう思った
ここまで頑張ってきたのに
リスナーさんにだって、約束したのに
黒
困惑しているのが、
あにきを見なくても分かった
青
今度はちゃんとあにきを見てそう言う
黒
黒
黒
黒
黒
黒
黒
青
青
青
青
黒
黒
黒
青
黒
黒
黒
青
青
黒
黒
青
青
黒
黒
青
そんな会話をしながら、病室を出るあにきを見送る
みんな居なくなった病室は酷く静かで、寂しくて
でも、冷たかった心は確実に温かくなっていた
黒
秋特有の少しだけ肌寒い風に吹かれながら帰路につく
そして、さっきのまろの様子を思い出す
青
青
黒
本人が自覚していたかは分からないが
その時の声は確かに震えていて
少なくとも冗談には聞こえなかった
窓の方を見ていたからどんな顔をしていたのかは分からない
けど、辛いんだ、
ということはすぐに見て取れた
黒
そして、スマホを出してないこの連絡先を開く
今日まろと話してんけど|
黒
|
まろが|
黒
|
何度も色んな文を書いては消してを繰り返す
黒
迷っているうちにそんな気持ちが出てきて
電車がホームへ着くのと同時に
ないこに連絡するのをやめてスマホをポケットにしまった
それでも、負けず嫌いで芯のあるまろのことだ
きっとなんとか持ちこたえてくれるだろう
そう思っている自分が心のどこかに居た
この時までは___
つむ
つむ
つむ
つむ
つむ
つむ
コメント
8件
うぎゃぁぁぁ見るの遅れた😭 神すぎる💗💗続き楽しみにまってます!!
泣いていい?文章かくプロです!(ほんとにマジで絶対に!!!)🤪🦁だけのとこ1番刺さった
めちゃくちゃ泣ける😭 もうあなたの書く小説全て最高すぎて🥲 続き待ってます!