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伊佐貫トンネルからやっと出たトキは伸びをした。
トキ
トキはぼんやりそうこぼす。ふと、目の前に車が止まった
車からは恐らく男性が降りてきた
男性
トキ
男性
男性
そう男性は笑い、こぼす。
トキ
男性
男性
男性は笑いながら、そうトキに近づく
トキはふと気づいた
あ、この人…“笑ってない”
男性は口元は笑っている。優しそうに笑っている。だが…
“目は笑っていなかった”
トキは無意識に後ずさりする
男性
そう男性の指先がトキに触れかけた瞬間…
銀子
バリンッガッシャーンッとまるでガラスをぶち破ったような音と共に、銀子が飛び込んできた
男性
トキ
トキ
銀子
ケロッと挨拶をする。いや、それは置いといて…
男性
銀子
数分前・・・
ミスターブラック
ブラックの手元には、液体が入っている瓶が1本置かれていた
カネリ
ミスターブラック
カネリ
ミスターブラック
ミスターブラック
カネリ
天満
蓬莱
風音
カネリ
ケロリと話す天満、風音、蓬莱にカネリは頭を抑える。
銀子
銀子は興味深そうに糊をしげしげ見つめる
ミスターブラック
ミスターブラック
カネリ
ふと、その糊を銀子は自分の両手持ちのハンマーに塗りたくる。
銀子
カネリ
流石に怪異が相手と言うことで止めるのだろうか…
カネコが銀子を止めた
カネリ
まさかの空間破壊を心配してだった…
銀子
銀子は渋々ハンマーを片方置き、もう片方を構えた
カネリ
銀子
カネリ
銀子はハンマーを握りしめる。そして、それを大きく振りかぶり、“空間”を叩く
バリンッとまるでガラスの割れる音が響く
そして、その空いた“空間”に、銀子はハンマーを構え、飛び込んだ
銀子
トキ
男性
男性
銀子
銀子はふと、男の人を見て首を傾げた。
銀子
トキ
男性
銀子
“顔がお面みたいなの?”
銀子の言葉がヒヤリと空気が冷える。
木々がざわめき、風がまるで鳴いているように騒ぐ
やがて、“男の顔がどろりと溶けた”
そこから覗くのは、骸だった。
男性
その男性からこぼれる声は、自分達が知ってる言葉じゃない
男性はまるで、捕まえるかのように2人に手を伸ばした。
だが、銀子は容赦無くハンマーを横ぶりに振りかぶり、男性の体を吹っ飛ばした
銀子
トキ
銀子はトキの手を握り、来た空間の穴へと飛び込んだ
男性
残された男性は、か細くつぶやき、やがて、砂のように消えていった