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……兄貴。

リビングにいるとか珍しいね

今日は母さんが遅いからね。

代わりに僕がご飯を作ろうと思って

親父と同じぐらいに帰ってくんだっけ?

そうだよ

さて、令はなにが食べたいんだい?

なんでもいいよ

それなら今日はハンバーグにしようかな。

え、作れんの?

玉ねぎは入れないけどね

………あっそ。

コンビニ行ってくるわ。

サラダ買ってくる

サラダかい………

いってらっしゃい

店員

いらっしゃいませー

私は言ってしまえば家族が苦手だ

天才揃いの中、 私だけ特筆すべきものがない。

兄は天才だ。

だから、友達からよく比較された。

それが嫌だった。

親も気にしないでとか言うけど

私以上の才を持つ3人に 言われるのだけは嫌だった。

哀れに思われてんだろうなって ただの被害妄想だった。

……これで全部にしとこ

これでお願いします

私は、天才じゃない

実際は、なんでもできる。

なにをしても筋が良いって言われる

けど、全部合わないんだ

色んなことに手を付けるけど、

なんだって、やり遂げた試しはない。

なんでも出来るはずなのに、宝の持ち腐れ

浅く広くの人間になった

生活になんの影響もない

むしろこっちの方が便利なはず

なのに

店員

レジ袋はご利用になりますか?

いりません

なのに

なにも出来ないから、 私は存在価値を見失ってた。

だから、

劣等感を感じるしか私は出来なかった

店員

ありがとうございましたー

(……ちょっと買いすぎちゃったな。)

………あ、

寧々さんだ。

寧々さんとは兄貴の幼馴染みというやつだ

寧々さんが来る度、 私が丁度家に居なかったり

寧々さんの人見知りがすごく、 私とはあまり関わらなかったからだ。

だが最近は少し話すときがある

今、あっち側は気づいていないらしい。

……入るか、家。

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