太宰
太宰
中也
中也
中也
中也が一年ぶりに熱を出した。顔を赤くして咳をしている姿はポートマフィア幹部とはとても思えない様だ。
太宰
中也
太宰
中也
今日、マフィアには預けない。理由はタイのマフィアと衝突するかもしれないから。そんな戦場みたいな処に我が子を置ける分けない。
其れに、鏡花ちゃんと、乱歩さん、ナオミちゃんたちが可愛がってくれるし、私が注げない愛情だって桜弥に与えてくれる。
本当に返しきれない恩ができてしまった。
太宰
中也
太宰
太宰
中也
さて皆さん。少し前に中也に私の料理についてボロくそ云われましたね? 卵が真っ黒になったとか、フライパンを溶かしたとか…
因みにあの時は米を炊こうとして炊飯器を壊していたし、野菜炒めも何故が苦くて、酸っぱい味になるほどだったが今はもう問題ない。胸を張って云える!
太宰
太宰
中也は布団に顔を埋め目をきゅっと瞑ってすやすやと寝ていた。3歳児みたいだ。
太宰
太宰
日頃の感謝を込め額に優しいキスを一つ。
音が鳴らないよう静かに扉を締め部屋を出た。
太宰
太宰
太宰
中也と比べたら全然ぎこちないけれど人並みに料理は出来るようになった。
探偵社以外の誰かに振る舞うのは初めてだが絶対に美味しいと言わせる自信はある!
太宰
太宰
中也
布団でもそもそしてからひょこっと頭を出した。ふきのとうみたいだ。
中也のベットの端に座り匙に少しだけお粥を乗せて少し冷まし、中也の口元に運ぶ。
小さな口を開けてぱくっ。とひと口。
中也
目をキラキラと輝かせる中也。 私はふふっと笑い与謝野女医や、ナオミちゃん鏡花ちゃん達に教えてもらったんだ!と自慢気に話した。
中也
太宰
太宰
太宰
中也
口角をあげてにこやかに笑う中也はまさに女神のようだった。
中也
と一瞬にして地獄に落とされた気分。
太宰
不満だ。不満しかない。でも中也の負担を軽くできるのならと思い、月、木の料理当番の件を飲み込んだ。
中也
太宰
太宰
中也
太宰
なんて、他愛のない話をしながら中也に風邪薬を渡す。
中也
太宰
中也
眉をぴくぴくさせながら話した。
太宰
中也
十五歳のときの喋り方をする中也。ちょっとだけ懐かしい。
太宰
私は人差し指でを唇に当て悪ふざけのつもりで云った。
中也
中也
中也
太宰
ど正論だけど。少しぐらいノッてくれても良かったのではないか?と心の中で呟くも、私のことを気がけてくれた中也に対して、私はとても嬉しかった。
だから私は中也が、薬を飲み終わってすぐ、中也にキスをした。
短いようで長いキス。扇情的なようで色気のないキス。
太宰
中也
中也
太宰
うつ向いて謝ると中也はきょとんとした顔をした。
中也
クラスの女子を泣かせたときの言い訳のような事をつらつらと。
太宰
太宰
太宰
中也
静かに扉を締めて私は探偵社に向かった。
太宰
敦
おはようと云ってくれないのか…国木田くんの入れ知恵だな。
敦
太宰
鏡花
太宰
鏡花
鏡花ちゃんが指差す方で乱歩さんが桜弥にお菓子を分け与えようとしていた。
太宰
太宰
太宰
乱歩
太宰
乱歩
とポッキーをゆっくり桜弥の口元に運ぶ乱歩さん。
私は其のポッキーを取り上げ乱歩さんの口に入れた。
太宰
乱歩
鏡花
次は鏡花ちゃんがお皿に豆腐を乗せて持ってきた。
まあ。お菓子と比べたら駄目なことは無いけれど…今は午後4時…あと少しで夕飯なにの…
敦
敦
敦くんは後ろからひょこっと顔をだしてそういった。
敦
鏡花
太宰
太宰
太宰
敦
敦
太宰
中也
中也
コメント
5件
此れ……中也が治ったらめちゃくちゃ犯されるパターンでは?!(期待の眼差し)
か、可哀想な中也…w 太宰さんが料理出来る…!可愛い! 出来れば続きの作品を…
置いていかれた中也…w