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太宰

中也が体調崩すなんて珍しいね

太宰

道に落ちてるものでも食べたの?

中也

うるっせぇ。

中也

俺はそんな野良猫みてぇなことしねぇ

中也

げほっけほっ。

中也が一年ぶりに熱を出した。顔を赤くして咳をしている姿はポートマフィア幹部とはとても思えない様だ。

太宰

中也ー、

中也

んだよ。けほっ。

太宰

桜弥乱歩さん達に預けてもいいかな?

中也

おう。

今日、マフィアには預けない。理由はタイのマフィアと衝突するかもしれないから。そんな戦場みたいな処に我が子を置ける分けない。

其れに、鏡花ちゃんと、乱歩さん、ナオミちゃんたちが可愛がってくれるし、私が注げない愛情だって桜弥に与えてくれる。

本当に返しきれない恩ができてしまった。

太宰

中也何か食べれそう?

中也

ゔぅー。しらす粥…

太宰

わかった。

太宰

三十分位で帰ってくる。

中也

おう。気をつけろよ

さて皆さん。少し前に中也に私の料理についてボロくそ云われましたね? 卵が真っ黒になったとか、フライパンを溶かしたとか…

因みにあの時は米を炊こうとして炊飯器を壊していたし、野菜炒めも何故が苦くて、酸っぱい味になるほどだったが今はもう問題ない。胸を張って云える!

太宰

中也ーただいまー。

太宰

中也?

中也は布団に顔を埋め目をきゅっと瞑ってすやすやと寝ていた。3歳児みたいだ。

太宰

かわいい。

太宰

何時もありがとう

日頃の感謝を込め額に優しいキスを一つ。

音が鳴らないよう静かに扉を締め部屋を出た。

太宰

あじは…薄め。

太宰

ほうれん草あったよね。

太宰

入れちゃえ。

中也と比べたら全然ぎこちないけれど人並みに料理は出来るようになった。

探偵社以外の誰かに振る舞うのは初めてだが絶対に美味しいと言わせる自信はある!

太宰

中也ー。

太宰

ご飯…

中也

ん。ゲボっ

布団でもそもそしてからひょこっと頭を出した。ふきのとうみたいだ。

中也のベットの端に座り匙に少しだけお粥を乗せて少し冷まし、中也の口元に運ぶ。

小さな口を開けてぱくっ。とひと口。

中也

んっ!旨い!

目をキラキラと輝かせる中也。 私はふふっと笑い与謝野女医や、ナオミちゃん鏡花ちゃん達に教えてもらったんだ!と自慢気に話した。

中也

其れって桜弥のためか?

太宰

まぁ。そんな事も無いわけじゃないけど

太宰

料理はずっと中也に任せっきりだったじゃん?

太宰

だから手伝いたいし、何より中也に私の料理を食べてほしかった。

中也

そうか。ありがとな。

口角をあげてにこやかに笑う中也はまさに女神のようだった。

中也

其れじゃあ今度から月、木の、料理当番は太宰な!

と一瞬にして地獄に落とされた気分。

太宰

っ…いいっよ…

不満だ。不満しかない。でも中也の負担を軽くできるのならと思い、月、木の料理当番の件を飲み込んだ。

中也

ごちそうさま。

太宰

お粗末様です

太宰

中也ってしんどくても全部食べるよね。

中也

まぁ。腹は減るからな

太宰

その躰が羨ましいよ。

なんて、他愛のない話をしながら中也に風邪薬を渡す。

中也

太宰。なんでシロップ薬なんだ?

太宰

なんでって。なんで?

中也

嫌がらせか…之桜弥のだろ。

眉をぴくぴくさせながら話した。

太宰

ウソウソ。はい。咳止めと、風邪薬

中也

次やったら承知しねぇ。

十五歳のときの喋り方をする中也。ちょっとだけ懐かしい。

太宰

私が口移ししてあげようか?

私は人差し指でを唇に当て悪ふざけのつもりで云った。

中也

苦いのは苦手なんだろう?

中也

然も粉薬だし。

中也

辞めとけ。

太宰

はーい、

ど正論だけど。少しぐらいノッてくれても良かったのではないか?と心の中で呟くも、私のことを気がけてくれた中也に対して、私はとても嬉しかった。

だから私は中也が、薬を飲み終わってすぐ、中也にキスをした。

短いようで長いキス。扇情的なようで色気のないキス。

太宰

けほっ。苦い…

中也

あったりめぇだ。莫迦

中也

風邪移るだろ?げほっけほっ

太宰

御免…

うつ向いて謝ると中也はきょとんとした顔をした。

中也

謝るな。只…桜弥にも、移るのは良くねぇと思ってその…

クラスの女子を泣かせたときの言い訳のような事をつらつらと。

太宰

いいよ。私は中也が少しでも早く良くなって欲しいだけだから。

太宰

桜弥のこと迎えに行ってくる、

太宰

おやすみ。

中也

ああ。

静かに扉を締めて私は探偵社に向かった。

太宰

おはようー

こんにちは!太宰さん。

おはようと云ってくれないのか…国木田くんの入れ知恵だな。

桜弥くんは奥で鏡花ちゃん達と遊んでますよ。

太宰

ふふっ。ありがとう。

鏡花

あの…

太宰

なあに?鏡花ちゃん。

鏡花

乱歩さんが…

鏡花ちゃんが指差す方で乱歩さんが桜弥にお菓子を分け与えようとしていた。

太宰

あぁあぁ!

太宰

乱歩さん!お菓子は程々にしてください!

太宰

晩御飯食べれなくなります!

乱歩

いいじゃないか.少しぐらい。

太宰

駄目です。

乱歩

桜弥も食べたいよねー?

とポッキーをゆっくり桜弥の口元に運ぶ乱歩さん。

私は其のポッキーを取り上げ乱歩さんの口に入れた。

太宰

駄目なものは駄目です!

乱歩

ちえっ。

鏡花

豆腐は?

次は鏡花ちゃんがお皿に豆腐を乗せて持ってきた。

まあ。お菓子と比べたら駄目なことは無いけれど…今は午後4時…あと少しで夕飯なにの…

そっそれじゃあ今日は皆でご飯食べませんか?

鍋でも囲いましょうよ!

敦くんは後ろからひょこっと顔をだしてそういった。

そしたら豆腐も食べれるし。ねっ。鏡花ちゃん

鏡花

うん。

太宰

ナイスアイデア。敦くん。

太宰

家に食材も有るし中也なら放っといても死なないから

太宰

今日は探偵社でご飯食べようか!

じゃあ僕は準備してきますね!

太宰さんは国木田さんの邪魔しないでくださいね!!

太宰

はーい。

中也

っくしゅんっ…

中也

けほっ…

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