ぱちっ
らっだぁ
少しだけ重たい頭を上げ時計を見ると5時30を指していた
らっだぁ
俺の家の時計は大体30分早いので今の時間は5時ぐらいだ
いつもならもっと遅くに目覚めるはずだが、寒気や不安から目が覚めてしまったのだろう
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
俺は呑気に隣で寝ているぺんちゃんの鼻を塞ぐと思った以上に面白くて声を殺して笑った
らっだぁ
部屋を出た瞬間に料理の音と美味しそうな匂いが二階まで届いていた
らっだぁ
らっだぁ
いつも多分父さんはこの時間帯に起きて朝食や朝の諸々を終わらせているのだろうか
らっだぁ
ヒートはまだ続いているが昨日と比べほとんど感じないはずなので安心して俺は父さんに近寄った
しかし集中しているおかげもあって全く俺の存在に気がついていないようだ
らっだぁ
リアム
リアム
タイミングを見計らって声をかけると案の定驚き手に持っていたふりかけを袋ごと落としてしまっていた
リアム
らっだぁ
リアム
らっだぁ
リアム
俺が近づいても気持ち悪くならなかったのは父さんがフェロモンを抑える薬を飲んでくているおかげもあったのだと台所の薬で気がついた
リアム
父さんは誤魔化していたがそんな嘘は俺からみるとバレバレだったけど俺はあえて話を合わせる事にした
らっだぁ
リアム
らっだぁ
その後俺もう一度ヒートを抑える薬を念のために飲んだ
そしてぺんちゃんを起こして3人で朝ごはんを食べ学校に向かう準備をした
準備を終え昨日と同じく余った時間を2人でゲームをして過ごしていた
ピーポーン
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
リアム
らっだぁ
ぺいんと
ぺんちゃんが机の上に忘れたフルーツ飴を袋の中に入れて家を出た
ぺいんと
しにがみ
外に出ると予想通りいつもの3人組が俺たちを待っていた
らっだぁ
クロノア
トラゾー
トラゾー
らっだぁ
上手く服で隠していたはずなのにすぐにケガしているところを見つけ呆れた表情をされた
トラゾー
らっだぁ
ぺいんと
しにがみ
クロノア
ぺいんと
しにがみ
らっだぁ
呑気にそんなことを思っているとぺいんとに優しく手を引っ張られて釣られて走った
クロノア
ぺいんと
キーーーコーーカーーーコーー
ガラガラ!!
みどり
コンタミ
らっだぁ
キーーーコーーカーーーコーー
コンタミ
本当にあの時クロノアさんが時間に気付くのが遅れたり少しでも走る足を緩めたら遅刻は免れなかっただろう
汗を拭き息を整えながら自分の席に座った
???
らっだぁ
席に座った瞬間俺の後ろの席の人間が思わぬことを口にしたので後ろを向いた
コネシマ
らっだぁ
コンタミ
コネシマ
コネシマ
らっだぁ
一体なぜこいつは俺が言っていないバースの性別を知っているのか全く見当もつかないが…
取り敢えず朝のホームルームを集中して聞く事にした
コメント
5件
神小説…神主さん、フォロー失礼します
ぅえ!?コネさんなんでらっだぁのバースわかったの!?うわぁ、気になるぅ。あとリアム氏5時からお弁当とか朝食作ってんの?すご…