すると後ろから声がした。
ピエロ
驕雁恍蝨
時雨ミライ
あッッ……
須加炉?
驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー
ピエロ
驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー
時雨ミライ
ああああああッッッッ!!!!
俺は頭がおかしくなりそうになる
すると無意識に足が動く。
時雨ミライ
逃げろ逃げろッッ…!
時雨ミライ
須加炉が殺られたッッ!クソッ…!クソッッ!ポタッ…ポタッ……
俺は自然に涙が出る。
時雨ミライ
だれかッ…誰かいないのかッッ!!
走りながら俺は叫ぶ
しかし誰からの返答もない
園内には俺の鼓動しか聞こえなかった
時雨ミライ
くっそッ…!うッ…ぐッ…!綾菜ッ…!綾菜ッッ!!(叫ぶ)
時雨ミライ
はぁッ…はぁッ…!
俺は目の前の曲がり角を曲がる。
時雨ミライ
とりあえずどこか隠れッ…
時雨ミライ
あッッ…
ピエロ
驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー驕雁恍蝨ー
時雨ミライ
なッッ…!
ピエロ
驕雁恍蝨
グググッッ!
目があった瞬間奴の首が180度回転する
時雨ミライ
ひッッ…!
俺は恐怖でならない声を出した
時雨ミライ
あぐッッ!!?
その瞬間俺の腹がえぐれる
時雨ミライ
あがッ!!がはッッ…!(吐血)
俺は血を吐きながらうずくまる。
ピエロ
驕雁恍蝨
首を回転させながらやつが近づいてくる。
時雨ミライ
あッ…ぐッ……
俺は腹を押さえる
しかしそれよりも
死を感じた。
時雨ミライ
死ッッ…ぬッ……
俺は涙を流しながら目を瞑る
すると…微かに声が聞こえた
………イ……
……ミ………イ………………
……ミラ……イ…………
ミライッ!
時雨ミライ
あッ…!
俺は目を開ける
時雨ミライ
ッ…うッ…あッッ!!
急いで飛び起きる
体は冷や汗で濡れていた
安倉 須加炉
ミライッ!大丈夫かいッ!?
そこには"本物"の須加炉がいた
時雨ミライ
須加…炉…?
時雨ミライ
よかッ…たッ…
時雨ミライ
夢…だったのか……
佳奈白 綾菜
本当に大丈夫…?急に倒れたと思えば唸りだすから…
時雨ミライ
そう…だったんだ…
時雨ミライ
大丈夫…
時雨ミライ
多分…急に疲れが来て…
時雨ミライ
"悪夢"…見ただけだから…
佳奈白 綾菜
そうなの…?ならいいんだけど…
安倉 須加炉
…ごめん…ミライ
安倉 須加炉
悪夢について…少し教えてくれるかな…?
時雨ミライ
え…?…うん…
俺は夢であったことを二人に伝える
佳奈白 綾菜
怖ッ…!
安倉 須加炉
まって…それは…
安倉 須加炉
夢なんかじゃない…、
安倉 須加炉
いや…正確には…普通に見る夢じゃない…
安倉 須加炉
多分…誰かの能力だ…!
時雨ミライ
え…
時雨ミライ
能力…?
安倉 須加炉
多分…ミライ…狙われてる!
安倉 須加炉
今すぐ先生に連絡をッ…
安倉 須加炉
うわッ!?
ゴトッ…
時雨ミライ
どうしたんだ…?急にスマホ落として…
安倉 須加炉
いッ…今画面にッ、
須加炉が異様に震える。
佳奈白 綾菜
何…?スマホ?
佳奈白 綾菜
…
綾菜がスマホを拾い上げる
佳奈白 綾菜
いやッッ!?
すると…綾菜も悲鳴を上げた。
時雨ミライ
どうしたッ!?二人共ッ!
時雨ミライ
スマホッ…!
俺はスマホを見た
そこには…
ピエロがいた。
次回第14話 恐怖