君といた世界

四月一日琴葉 高校2年生

もう忘れたはずだもん あの頃夢と同じくらい 君が大切だったこと…

出会いは、中学2年生

付き合えるなんて夢みたいで 君で心が いっぱいになって

怖くなった

夢が壊されてこの恋も後悔しそうで…

あの時 恋を選んでたら わたしはどうなってたーーー？

本当は、あれから何度も想像した 結世と別れなかった世界を

でも今更こんな夢見るなんて

私結世こと ちゃんと忘れられてなかった…？

やっぱり付き合ったままじゃ 進学校には 行けなかったんだ…

受験に落ちたらこの恋も 壊れるって思ってたのに

この世界にどんな意味があるかはわからないけど…

知りたい

別れなかったら私 どんな今を 過ごしてた……？

私は、こんな幸せよりも 夢が欲しかったんでしょう…？

昔からそう 夢で心がいっぱいになる

ここって… 初めてキスした場所…？

暗闇でこっそりキスしたあの瞬間 この星空も恋のきらめきにしか見えないくらい

心の中全部 君に染まった

私は結世のこと 全然大切にできなかったのにな…

そうかこの世界は

自分の心についた嘘を気づかせてくれる為の世界

忘れられないくせに

なかったことにした

もう半分の私の私の気持ち

ああ あの日みたいに星々が私たちをつつむ だけど私の瞳に映るのは

君が大切だと言ってくれた夢の光

『夢があるってかっこいいじゃん』

くじけそうな時は思い出すよ

君との恋は、夢を照らす永遠の一等星

元の世界？

もうわかってる この気持ちはなかったことになんてできない

だけど

私も君の大切なもの 大切に思える自分でいたい

どこかの世界にいるもう１人の私 見ててね私は私の選んだ道をかっこよく生きて見せるから

私と私の約束