玲に想いを伝えてから数日後 普通に会話はするけど、何かぎこちない雰囲気がただよったまま修学旅行へと突入しようとしていた
涼
あとトランプ持って〜…
玲
そんなに入るの?
涼
大丈夫大丈夫〜!
涼
無理やり締めれば…っと
涼
よし!
玲
………
玲
りょ…
涼
楽しみだね!修学旅行!
玲
………ええ
言ったのは私だけど 返事が怖い
修学旅行
涼
おー!でっか
涼
デカいぞ!
柚子
おー!
柚子
胸が大きくなるお願いでもしてこいよー!
涼
なっ…
涼
自分がでかいからって…!
柚子
ははははっ!!
涼
くそぉぉぉ…!!
順調に修学旅行は進んでいた 特に、何も起きず…
ホテル
玲
涼
涼
うおっ?!
涼
れ…玲…どしたの
玲
…話があるわ
涼
(……そっか…)
涼
……うん
ついに、言われてしまうんだろう 「ごめんなさい」と
玲
………
涼
………
玲
……
涼
…えっと……
玲
この前の…
涼
は…はい…
玲
……好きの意味は
玲
何?
涼
えっ……と…
涼
………
涼
ふ…
涼
玲が好き
涼
幼馴染としてじゃなくて
涼
…恋愛として
涼
(はぁ…言っちゃった……)
涼
(これでまた…元に戻る…)
玲
………
勝手に1人で落ち込んでいるとすぐ隣に玲が近づいてきていた
涼
……れ…玲…?
玲
………それだけ?
涼
……へ?
玲
返事、聞かなくていいの?
涼
…そんなの…
涼
だって…女同士だし…
涼
断られるに…
トンッ
壁に押されたと思ったら唇に柔らかい感触
涼
…っ!?
玲
………
玲
…ん…
涼
れ…玲…?!
玲
……私は…
玲
小さい頃からよ
涼
え…
玲
…だから…
玲
……その…
玲は自身の髪を指でいじりながら、でも何かを決心したかのようにこっちを見上げた
玲
……
玲
…好きよ