正太郎
しかしあの2人、神出鬼没ですよね。
児玉
確かにそうですね。
児玉
しかも、あの二人のこと
知らないんですよね、俺。
知らないんですよね、俺。
正太郎
あの二人のことたくさん
知ってそうですけど……
知ってそうですけど……
児玉
よく言われます。
けど、本当に知らないんです。
けど、本当に知らないんです。
児玉
年齢…家とか…
正太郎
聞いてみたらどうですか?
児玉
きいてみたいんですけど、
答えてくれなくてですね。
答えてくれなくてですね。
??
やましいことが
あるんじゃないか?
あるんじゃないか?
児玉
あ、
正太郎
か、課長……?
課長
しつこく聞いてみたらどうだ?
児玉
そう……ですね……
??
ん?どしたん?
児玉さんから電話なんて珍しいね。
児玉さんから電話なんて珍しいね。
児玉
悪いな、紫苑。
今日、暇か?
今日、暇か?
紫苑
悪いけど、今日予定あるんだよね。
紫苑
ごめんね。
児玉
あぁ、いい。
こっちも悪いな。
こっちも悪いな。
紫苑
ん〜ん。
じゃ、お仕事頑張ってね。
じゃ、お仕事頑張ってね。
児玉
おう、ありがとう。
児玉
じゃ、お疲れ様です。
児玉
(今日は一人で飲むか。)
児玉
(ん?)
児玉
(微かになにか音が聞こえる…)
児玉
(こっちからだ。)
児玉
(家……)
児玉
(家から物音が聞こえるのはおかしくないけど…)
児玉は窓から家を除く
児玉
?!
児玉が見たもの…… それは壁じゅうが血だらけの リビングだった。
児玉
(窓から入る)