俺は先に病室に行き、
手続きを済ませる若菜の両親を待つ事にした。
若菜
っ!?
若菜
〜〜〜〜!!
若菜
ーーーー!!!
知真
んー。
若菜
、、は、、。
若菜
、、は、、。
知真
キス、気持ちいいでしょ。
知真
僕たちカップルだからね。
知真
こーゆー事してたんだよ。
歩
(、、は?)
俺はドアを開け中に入ろうとした時、
クラスメイトの知真が、
若菜に強引にキスしてた。
歩
おい。
歩
お前、どういうつもり?
知真
あーぁ歩かー。
知真
話すのは一週間ぶりくらい? w
知真
ラブラブしてたんだから邪魔しないでくれる?
知真
もう一回キスしよっかー若菜ちゃん。 w
歩
(若菜震えてる。)
歩
(ほんとは殴りてぇ気分だけど、)
歩
(パニクってる彼女の前で喧嘩するとかありえねぇし、、。)
歩
、、出てけ。
歩
お前は若菜と付き合ってなんかねぇよ。
歩
二度と近づくな。
歩
俺のもんだから。
知真
、、へぇ。
知真
随分と自信満々だけど、
知真
記憶喪失中でしょ? w
知真
若菜ちゃんが僕の事覚えて無いとか言う冗談言うわけ無いしねー。 w w
知真
ま、
知真
とりあえず出てくよ。
知真
親来たら面倒だしねー。
知真
またね若菜ちゃん。
若菜
、、、。
若菜は口を抑えて下を向いていた。
若菜
、、。
下向いて泣いてる。
声も出さないけど、
ちゃんとわかる。
歩
(せめて俺の事覚えてたら良いのにな、、。)
母
若菜ー。
母
気分はどう?
若菜
、、。泣
母
、、泣いているの?
母
、、。
歩
あの、
歩
ちょっと話があるので来てくれませんか?
父
俺か?
父
わかった。
俺と若菜の父さんは病室を出る。
父
なんだ?
父
話って、、。
歩
話が無いわけじゃ無いんですけど、、。
歩
若菜は人前だと泣かないように頑張るので、、。
歩
俺たちは出て行った方が良いかなー、、。
歩
、、みたいな、、。
父
、、。
父
良くわかってるんだな。
父
若菜の事。
父
、、かすかに泣き声が聞こえる。
歩
、、。
父
なぁ、
父
お前から、
父
歩って子の事話してみてくれないか?
父
本当は自分の彼氏で、
父
良く若菜の事を理解してる人だってさ。
母
何故?
母
私は付き合う事を認めて居ないのよ?
父
親が決めるもんじゃ無い。
母
嫌よ。
父
嫌とか言う話じゃない。
父
何度言ったらわかる?
父
若菜はお前の人形じゃ無いんだ。
父
自分の思惑通りに進むようになってる訳じゃ無い。
父
、、わかるだろ。
母
、、。
父
若菜が落ち着くまで彼と話してたんだ。
父
想像してたよりしっかり者で、
父
若菜の色んな事考えて動いてた。
母
母
、、わかったわよ、、。
母
ただし若菜を守れない男ならすぐに別れさせるわ。
母
大事な娘だもの。
父
あぁ。
父
彼は必ず守ってくれるさ。







