紫
あ、先生
紫
この資料のことなんですけど…
赤
どれどれ
俺が好きになっちゃったのは
この、赤先生。
生徒からも人気で
大人なのに可愛くて
そんなところに惹かれて
いつの間にか好きになってた。
普通なら
告白をして
失敗をしたり
成功をしたり、!
だけど
俺が今告白しても
先生にとっての関係は
生徒と先生。
この1枚の分厚い壁があるだけで
自信がなくなる
この分厚い壁は
俺の気持ちでは壊せない、と思う
赤
聞いてる?
紫
あ、ごめんなさい
紫
ちょっと考えごとしてて…
紫
もう1回いいですか、?
赤
あと1回だけだからね
・ ・ ・
紫
なるほど
紫
ありがとうございます!
赤
またなんかあったら言ってね
最近は
先生に少しでも意識してもらえるように、!!
と思って
紫
あ、先生!
赤
ん〜?
紫
こういうことがあって…
赤
wwww
紫
wwww
沢山話しかけたり
紫
んん、こう、?
紫
なんか、違う…
紫
もうわかんないよお、!
ヘアセットをしてみたり
色々してみるけど
この関係に発展無し。
紫
ああ、!
紫
もうどうしたらいいの、
橙
相談乗りましょうか?
話しかけてくれたのは
親友兼副会長の橙くん
紫
俺、色々してるのに
紫
見向きもしてくれないよ
橙
ん〜
橙
でも、少しは意識してくれてるんちゃう?
紫
俺に聞かれても…
橙
俺今から無神経なこと言うかもしれんけど
紫
うん、
橙
告白して
橙
先生の気持ち、知るのもいいんやない
橙
このままの関係が嫌やったら。
ずっとこの関係のままは俺もやだ
そう、だよね
俺もなんかしないと
告白してみようかな…
もうどうなってもいいや
ぶつかって砕けたら
橙くんに慰めてもらうし、