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ちび文字操れんの尊敬 てか何学生系故のエモさ半端ない最高
共感性半端ない いろいろと ホント好き
このちっぽけな直方体の中に
なんで私は閉じ込められているんだろう。
未来
彗那
未来
うるさい
彗那
うざい
未来
彗那
アンタも大して変わんないよ
未来
心底どうでもいい
彗那
同類になんかなりたくない
未来
自分を棚に上げといて 共感を求める人がいちばん嫌い
彗那
そんな思い、心の底に埋めて
埋めて、もう二度と生えてこないで
無理に背伸びして
友達に合わせてずっと悪口を言って
無理に猫を被って
大嫌いな貴方の横に肩を並べて
いつからだっけ、貴方の声が
顔が匂いが、全てが。
先生
先生
彗那
私の重りになっている事に、 気が付いたのは。
先生
夏月
君が好き。
夏月
そう、自覚してからだった気がする。
彗那
先生
背伸びしすぎた私の身体を
誰か、優しい誰かに養って欲しいから
つまり、貴方と離れてしまいたいから。
君を好きになってしまったのかな。
彗那
彗那
夏月
友達なんて居ないから
彗那
この学校を去ることにも何も思わない。
ただ、ほんのちょっとだけ
君とずっと一緒に居たいな、とか
彗那
居心地の悪い空気を変えるように
そう、口にしただけ。
未来
彗那
未来
貴方が約束破った時に、叩いてきた時に
私は怒った?責めた?罵った?
彗那
彗那
未来
未来
そんなこと、してないよ。
嫌いだなんて、貴方に向けて言ったことないよ。
なのに、どうして
貴方はそんなに簡単に
カンジョウ 私が貴方に向けなかったモノを向けるの?
私だったら、もし貴方が私なら
「 だから、嫌いなんだよ 」
「 そうやって傷付けてくるとこが嫌い 」
そう湧き上がる源泉たちを
そんなモノを必死に抑えつけて
なるべく軽く笑顔を作って
彗那
へら、と笑ってみせるのに。
9時半、塾から帰ってすぐ
部屋に直行して、荷物を片付ける。
その後ご飯を食べて
お風呂に入って、課題を終わらせて…
なんてしてたら
スマホを触る時間なんて、 気付いた時には制限が来て、もうないの。
ベッドに持って行ける貴方とは違うの。
何度も羨ましく思った。蔑んだ。
でも、私はこの生活が丁度いい。
彗那
通知だけ見て、溜息が漏れる。
いつになったら遅刻癖は治るの?
都合良く利用されてるみたいで気持ち悪いよ。
遅刻したらどうしてくれるの?
どうせ、笑って終わりでしょ。
なんて
いつまでも考えてる私がバカみたいだ。
未来
面倒臭い
彗那
未来
知らないし。
未来
未来
優
未来
彗那
正直行きたくない。
貴方の我儘の為にお金を使いたくない。
でも、そうじゃ生きていけないんでしょ?
貴方に合わせないと、無視するんでしょ?
未来
未来
うるさい
彗那
彗那
未来
大っ嫌い。
彗那
アンタなんか
あんたなんか
その先の言葉が出てこないのは 私の中にちょっぴりある、優しさのせいかな。
そうだといいな。
未来
彗那
悪気は無い
未来
彗那
悪気は無い
未来
彗那
未来
未来
悪気はない。
貴方にとっては。
ちゃんと、分かってるよ。
叩いてくるのも、理不尽に怒るのも
貴方だけ許される事も
多分、そこまで好かれてないってことも。
分かってるよ。
だから、神様。
どうかこの地獄から抜け出させてください。
どうか、友達をください。
3人組で組む時、私は省かれる。
彗那
彗那
大丈夫。
大丈夫、だから。
彗那
多分、きっと、この子は友達だから。
麗々
急に送られてきた連絡ひとつに
彗那
私は恐る恐る、言葉を考えた。
麗々
彗那
麗々
麗々
麗々
心底意味がわからない。
だから何、としか思えない私は
麗々
多分、神様の失敗作だ。
彗那
彗那
麗々
そんな情報いる?
いらないよね、きっと。
彗那
なのにずっと引きずってしまっている私は
きっと、世界から嫌われている存在。
ねぇ
君に唯一助けを求めるとしたら
きっと、私は
あの時踏み躙られた「 友達の定義 」を聞くと思う。
西川さんに言われた言葉を真に受けて
友達が作れない私に言ってほしいことがある。
友達が怖くて、なんなのか分からない私に
いつまでも解を探し求めている私に
君は、なにを与えてくれますか。
普段施錠されている屋上の手前の
分厚い鉄格子を登って、階段を上って
うろこ雲の浮かぶ空と対面して
頬を突き刺す風が気持ちよくて。
ちょっとだけサボっても
どうせ、私に興味がある人なんて居ないから。
だから、いいんだ。
たまには本当の気持ちを許してあげても。
ピコンッ
夏月
やめて
期待してしまうから
彗那
夏月
夏月
やめて
彗那
お願いだから
夏月
夏月
ほんとのほんとに
これ以上裏切られたくないの。
彗那
夏月
彗那
君の既読がつくまえに消してしまえば
大好きな君にこんな私を見せなくて済む。
夏月
夏月
彗那
彗那
夏月
彗那
夏月
君の気遣いが辛いんだ。
期待しても辛いのは私なのに
君になら期待してみたいな、なんて。
バカみたいだ。
とある七夕には
「 友達がほしい 」
と、書いてゴミ箱に捨てた。
今年はなんて書こうか。
努力も 成功も、友達も
何もかも分からない。
そんな私の救いだったんだ。
君は、貴女たちは。
夏月
夏月
彗那
彗那
友達付き合いも、勉強も
なにもかも、分からないから。
夏月
彗那
君しか信じられないの。
君になら裏切られてもいいと思ってしまうの。
夏月
夏月
君の手が私の頬に触れる。
冷たくて、優しくて
夏月
君になら何をされてもいいと思った。
ほんきで、そう思った。
彗那
夏月
夏月
彗那
たんっ、と
ボロボロの上履きが音を鳴らした。
と共に
君の笑顔を初めて見た。
ただ、花畑の中花冠をして微笑んでいる。
そんな記憶が蘇った。
未来
優
どうせ貴方たちにとって
私は学校を休める言い訳。
優
未来
なら、貴方にも。
人生を変える幻惑を見せてあげる、なんて
最後の最後まで、そんなこと出来なかった。
私が弱虫だから?
私に勇気がないから?
私はずっと泣き虫だから?
…ううん
きっと、私の中に
ほんのちょっぴりだけ、優しさが眠っているから。
愛してるよ、君のこと。
ほんとは、心の底では
きっと、貴方も愛してた。
だって、だってね
今、貴方が泣いているのを見て
私は好かれてたって
やっと、実感できたから。
貴方の胸元に黒いチューリップを添えて
どうか、幸せが訪れますように。
なんてね。