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雪乃 𓏸𓏸
雪乃 𓏸𓏸
真宮 ゆり
真宮 ゆり
そう言って
3年間の思い出が詰まった校舎を後にした
5年後
あれから短大を卒業しはや2年
バイト先の店長からお店を引き継ぎ、今はカフェのオーナーとして
落ち着ける癒しの空間を作るため日々模索し続けている
彼とは高校卒業を最後に連絡先も全て消し、
私の中ではすっきり過去の人となっていた
真宮 ゆり
雪乃 𓏸𓏸
ゆりはよく家に泊まりに来ている、今日もだ
ゆりは美容師の専門学校を卒業し美容師に
今はネイルの勉強も頑張っているそうだ
真宮 ゆり
雪乃 𓏸𓏸
真宮 ゆり
雪乃 𓏸𓏸
真宮 ゆり
雪乃 𓏸𓏸
そう提案するゆりに乗せられ
2人で手紙を書いて所属チームへ送った
《アルゼンチン》
※英語の会話です
ﾓﾌﾞ
ﾓﾌﾞ
及川
ﾓﾌﾞ
ﾓﾌﾞ
チームメイトがそんな会話をしている中で
二通の手紙を受け取った
珍しく日本から来たファンレターにゆっくりと目を通す
及川
読み始めてすぐに近づいた
丁寧で綺麗な字、よく見た事のある字
名前は書いてないけれどすぐに分かった
及川
2枚ぎっしりに書かれている手紙
恐らくもっと描きたかったのだろうけど2枚に収めたのだろう
手紙を読み終えてポケットにしまう
ﾓﾌﾞ
ﾓﾌﾞ
及川
拝啓，大好きだった貴方へ
親友に言われ、久しぶりに手紙を描きました。
お元気ですか？ バレーは楽しいですか？
私はバレーにあまり詳しくないですが、バレーをするあなたがとても楽しそうでした
貴方は平凡で普通の私に勇気と覚悟をくれました
本当にありがとう
今はもう会えないし声も聞けないけれど、
たまには私のことを思い出してくれると嬉しいです
本当に、本当にありがとう
これからも頑張ってください
いつも貴方が元気で楽しく過ごせることを心から願っています
end
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
ﾓﾌﾞ
『拝啓，大好きだった貴方へ』
《完》
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