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コメント
17件
うわっほ(?)やばいよー!!!!!助けてーー!!!!ゆり組の絆が必要だねこりゃ

廃病院。
ギィィ……
錆び付いた正面玄関を開けると、冷たい空気が九人を包み込んだ。 天井は崩れかけ、壁には大きな亀裂が走っている。
岩本照
岩本が辺りを見回す。 普通なら聞こえるはずの物音すらない。
阿部は携帯端末を取り出した。
阿部亮平
阿部亮平
ラウールは目を閉じる。 周囲へ能力を広げていく。
数秒後。
ラウール
ラウール
ラウール
ラウールが眉をひそめた。
ラウール
ラウール
阿部も地図を見つめる。
阿部亮平
阿部亮平
深澤が短く指示を出した。
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
全員
二手に分かれ、病院内を進んでいく。
地下へ続く階段。
ギシ……ギシ……
一段降りるたびに嫌な音が響く。 渡辺が小さく呟いた。
渡辺翔太
目黒も頷く。
目黒蓮
阿部は壁へ目を向けた。
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
その時。
宮舘涼太
宮舘だけが足を止めた。
目黒蓮
目黒が振り返る。 宮舘は廊下の奥を見つめている。
誰もいない暗闇。
しかし。 宮舘には見えていた。
細い金色の糸のようなもの。 生命の気配。
《命紡》だけが感じ取れる、かすかな生命の揺らぎ。
宮舘涼太
小さな声。
阿部が反応する。
阿部亮平
宮舘涼太
宮舘は奥の通路を指差した。
宮舘涼太
ラウールの能力では反応しなかった場所だった。 阿部はすぐに端末を確認する。
阿部亮平
宮舘涼太
宮舘は迷わなかった。
宮舘涼太
その一言には、不思議な確信があった。
深澤は少し考えた。
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
その瞬間。 阿部の胸がざわついた。
阿部亮平
阿部亮平
咄嗟に口を開こうとする。
しかし。
宮舘涼太
宮舘はもう歩き出していた。 阿部は止めようとした。
阿部亮平
宮舘涼太
宮舘はいつもの穏やかな笑顔を見せる。
宮舘涼太
その笑顔を見た深澤も頷く。
深澤辰哉
宮舘涼太
宮舘は一人、暗い廊下へ消えていった。
阿部はその背中を見送りながら拳を握る。
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
その頃。 病院屋上。
モニターを見つめていた研究員が報告する。
研究員
神崎は静かに息を吐いた。
神崎
霧島はモニターから目を離さない。 宮舘だけを映した画面。
神崎
神崎
武装兵
黒い装備の隊員たちが静かに動き始める。
神崎が確認する。
神崎
武装兵
神崎
武装兵
霧島は最後に一言だけ付け加えた。
霧島
霧島
武装兵
宮舘は暗い廊下をゆっくり歩いていた。
宮舘涼太
宮舘涼太
その声に応えるように。 廊下の奥から、小さな泣き声が聞こえた。
??
宮舘は走り出す。 角を曲がる。
そこには崩れた瓦礫。
そして。 泣いている小さな男の子。
宮舘涼太
宮舘は膝をついた。
宮舘涼太
宮舘涼太
男の子へ手を伸ばした、その瞬間
カチッ。
足元で小さな音が鳴る。 宮舘の表情が変わった。
宮舘涼太
床に仕掛けられた極細のワイヤー。
罠だ。
次の瞬間。
バシュッ!!
四方の壁から圧縮ワイヤーが一斉に射出される。 宮舘は咄嗟に男の子を抱き寄せた。
宮舘涼太
ガガガッ!!
ワイヤーが宮舘の両腕と両脚へ絡み付く。
さらに天井から能力抑制装置付きの拘束具が落下した。
ガシャン!!
宮舘涼太
宮舘は一瞬で拘束される。
その直後。 泣いていた男の子が静かに立ち上がった。
涙は止まり、無表情になる。
少年
宮舘涼太
男の子は小さく頭を下げた。
少年
少年
少年
宮舘は全てを理解した。
宮舘涼太
その時。 暗闇から黒い装備の男たちが姿を現す。
十人。
二十人。
三十人。
宮舘は男の子へ優しく笑い掛けた。
宮舘涼太
宮舘涼太
宮舘涼太
男の子は泣きながら頷く。
少年
その様子をモニター越しに見ていた霧島は、小さく目を閉じた。
霧島
霧島
霧島
神崎は静かに命令する。
神崎
神崎
研究員たちが一斉に宮舘へ近付く。
その頃地下では。
阿部が突然立ち止まった。
阿部亮平
目黒が振り向く。
目黒蓮
阿部の顔色が一気に変わる。
阿部亮平
目黒蓮
阿部亮平
叫ぶように言うと同時に、阿部は全力で来た道を駆け出した。
その瞬間、病院全体に非常ベルが鳴り響く。
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
天井のスピーカーから、神崎の落ち着いた声が流れた。
神崎
神崎
阿部の表情から血の気が引いた。
間に合ってくれ。
その願いだけを胸に、阿部は誰よりも速く宮舘の元へ走り続けていた。
ビーッ! ビーッ! ビーッ!
非常ベルが鳴り響く。 阿部は廊下を全力で駆けていた。
阿部亮平
後ろから目黒、渡辺、深澤も続く。
渡辺翔太
深澤辰哉
深澤の声も届かない。
阿部にはもう一つだけ分かっていた。
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
宮舘は拘束された後別の部屋に移動させられていた。
能力抑制装置が低い駆動音を立てている。
宮舘涼太
腕にも足にも力が入らない。
それでも宮舘は暴れなかった。
目の前には、先ほどの少年がいる。 泣きながら震えていた。
宮舘は優しく微笑む。
宮舘涼太
少年は嗚咽を漏らす。
少年
少年
宮舘涼太
宮舘涼太
少年
宮舘涼太
宮舘は静かに頷く。
宮舘涼太
その言葉に、少年はその場で泣き崩れた。
その様子を見ていた研究員の一人が、小さく呟く。
研究員
研究員
研究員
誰も答えられなかった。
ガシャン。
重い扉が開く。 神崎と霧島が部屋へ入ってくる。
霧島は真っ先に少年の前まで歩き、しゃがみ込んだ。
霧島
霧島
少年は涙を流したまま頷いた。 神崎が研究員へ指示を出す。
神崎
研究員
少年は最後まで宮舘を見つめていた。
少年
宮舘は最後まで笑顔だった。
少年
扉が閉まる。 部屋には宮舘、神崎、霧島だけが残った。
静寂。
霧島はゆっくり宮舘の前へ歩み寄る。
そして、しゃがみ込んだ。
その目は研究対象を見るものではなく、純粋な探究心に満ちていた。
霧島
霧島
宮舘は静かに見返し少しだけ苦笑した。
宮舘涼太
宮舘涼太
霧島は少し嬉しそうに笑う。
霧島
霧島
霧島
霧島
宮舘は穏やかな表情を崩さない。
宮舘涼太
霧島
霧島も困ったように笑う。
霧島
宮舘涼太
霧島
霧島
霧島
神崎が横を見る。
神崎
霧島は静かに頷いた。
霧島
霧島
霧島
霧島
宮舘は黙っていた。 霧島は続ける。
霧島
霧島
その言葉を聞いた宮舘は、少しだけ目を伏せる。
宮舘涼太
霧島
霧島
霧島
宮舘の瞳がわずかに揺れた。
その一瞬を、霧島は見逃さなかった。
霧島
霧島
霧島は手を伸ばす。
その瞬間
ドォォォン!!
建物全体が大きく揺れた。
神崎が顔を上げる。
神崎
通信が入る。
武装兵
武装兵
武装兵
神崎は静かに笑った。
神崎
さらに別の通信。
武装兵
武装兵
武装兵
神崎は落ち着いたまま答える。
神崎
神崎
通信が切れる。 霧島は小さくため息をついた。
霧島
宮舘が少しだけ笑う。
宮舘涼太
宮舘涼太
その言葉に、霧島も苦笑した。
霧島
霧島
宮舘は眉をひそめる。
宮舘涼太
霧島は少しだけ寂しそうに笑った。
霧島
霧島
霧島
一瞬だけ。 研究者ではなく、一人の人間の顔が見えた。
しかし神崎が静かに告げる。
神崎
神崎
霧島
霧島は再び宮舘へ向き直る。
霧島
霧島
その頃。 地下六階。
目黒の巨大な樹木が通路を突き破る。
目黒蓮
渡辺が敵を次々となぎ倒す。
渡辺翔太
深澤が無線へ叫ぶ。
深澤辰哉
深澤辰哉
無線の向こうでラウールは能力を最大まで広げる。
そして。 顔色が変わった。
ラウール
ラウール
ラウール
ラウール
阿部は立ち止まらない。
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
その三人が同じ場所にいる。 その事実だけで十分だった。
阿部は拳を強く握る。
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
その決意を胸に、Snow Manは地下四階へ向けて最後の突破を開始する。
楪羽*yuzuriha*
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