TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

⚠注意事項⚠ ・この作品は"死ネタ"です ・類が始めの方ちょいクズ(司に無関心寄り) ・彰人&冬弥が付き合ってます(メインは類司なので、登場少なめです) ・とある小説に影響を受けて書き始めました、オマージュとして見ていただければ幸いです ・誤字脱字は確認しておりますが、もしあった場合はこっそり優しいコメントで教えてください

母さん、少し貸してほしいものがあるんだけど…

類の母

貸してほしいもの?ドライバーとか?

いや、本なんだけどーー…

サチヤ

お母様から何を借りたんですか?

本だよ…恋愛の

サチヤ

…! 貴方が、そこまで真剣に恋愛と向き合うとは思いませんでした

サチヤ

貴方はそういうことに無関心だと思っていたので

関心はないよ、今もね

だから、恋愛を知れば司くんを好きになった理由も知れると思って

サチヤ

その司さんには会いに行かなくて良いのですか?

午後から練習で会うからね

そんな頻繁に会っても、あっちも困惑するだろうし

サチヤ

そうですか

📕))『愛とは、育てなくてはいけない花のようだ』

なかなか、キザな表現だね…

📕))『人を好きになることとは』

人を好きになる…

瑞希

人を好きになることって、なんなんだろうね

…寂しさを紛らわす手段じゃないかな?

瑞希

ははっ…ある意味正しいかも

瑞希

でもさ、恋愛漫画とかドラマだったら

瑞希

気づいたらその人のことを考えたり

瑞希

声が聞きたくなったり

瑞希

その人のことをもっと知りたいって思ったり

瑞希

きっとそういう気持ちを相手に感じることが、好きって意味なんだろうな

愛に正しさなんて無いって言っておきながら、常識と外れたらそれは間違いだって言われるなんて理不尽だ

瑞希

愛って、永遠の課題だよね〜…!!

その人のことを考えていたり

声が聞きたかったり

もっと、好きな人のことを知りたいと思うこと…

(もし、サチヤくんが僕の前に姿を現さなかったら今頃どうしていたんだろう)

(もしかしたらもう別れてて、将来の分野は同じでも違う道に進んでいたかもしれない)

(彼のことをもっと知りたいと思わないまま…)

(彼とは二度と会えないことも知らないまま…)

……ねぇ、サチヤくん

サチヤ

はい

どうしてかな…?

僕は、どうして…今すぐにでも司くんに会いたいと思うのかな?

サチヤ

…それは、あなたにしか分かりませんよ

サチヤ

僕は、神代さんではなく死神なので

…そっか、そうだよね

っ…

ダッ!!

ハァ…ハァ……ッ

🔔))ピンポーン

司))「はい!少しお待ちください!!」

🚪))ガチャッ!!

どちら様…って、類?

練習の時間はまd…

ギュッ…

……

類…?

ごめん、急に来て

何故か、君にどうしても会いたかったんだ

……家、入るか?

……じゃあ、お邪魔しようかな

今、紅茶を切らしててな、コーヒーでもいいか?

あ、えっと、お構いなく…

ミルクと砂糖は?

じゃあ、お願いしようかな

サチヤ

もう少しシャキッとしたらどうです?恋人の家でしょう

送り迎えをしたことはあったけど、中に入るのは初めてなんだっ…!

(部屋が広い…大きい…)

(あ、ペガサスのぬいぐるみ…司くんのかな?)

(写真もいっぱい飾ってある…あれ、でも)

(咲希くんだけの写真はいっぱいあるのに、司くんだけの写真は無い…?)

(アルバムの中に入ってるだけかな…)

(そういえば、司くんのご両親は姿が見えないけれどお仕事かな…)

☕))カチャ…

オレ特製、天馬ブレンドだ!!

熱いから気をつけて飲めよ

ありがとう、いただくよ

それで、急に会いたくなったと言っていたが

どうしてオレの家まで?

今日はこれから練習もあるし、数時間すれば会えただろう?

えーっと…

(そういえば、急に会いたくなっただけで要件は特に無かった…)

この前、話していた2人でやりたいことを考えたいと思って

メモ帳とか、忘れてきちゃったけれど…

思考よりも行動が先に出るなんて、えむみたいだな

でも、こうして話すことなんて今まであまり無かったからな!!

こうして話せて嬉しいぞ

そうだね

前、2人で話してたメッセージを読み返してたんだ

司くんとしたいこと、僕もいっぱいあるから

できることは全部やろう

はははっ!! 類らしいな!

いいぞ、オレたちが自由に過ごせる最後の休みなんだ

何事にも全力で行くぞ!

そうだな…まずは海に行こう!

海開きっていつからだったっけ?

今年は7月5日からだな

(これはまだ間に合うな…)

じゃあ、その日に行こう

きゅ、急だな…

まぁ、最近気温も高くなっていく一方だし早めに行ってもいいだろうな!!

後は、花火大会とかどうだ!?

うん、夏らしくていいね

僕の打ち上げ花火装置にも腕がなるよ

お前のことだから火事騒ぎにすることは無いと思うが、気をつけろよ…?

あ、7日の七夕祭りにも行きたいな!!

毎年話題に上がるくらい有名だもんね

そうだな…あとは、星が見たい

星…?

あぁ

最寄りの駅からしばらく電車で行ったところにきれいな星空が見える場所があるらしいんだ

そこに行きたい

分かった、行こう

む…もうこんな時間か

もうそろそろステージに向かわなければな

そうだね、一緒に向かおうか

〜練習中〜

今日も送ってもらってすまないな

ううん、僕がそうしたいだけだから気にしないで

……

……?家に入らないのかい?

え、あ、その…

今日は類が家に来てくれて嬉しかった、ありがとう

それを伝えたくてな

…ぇ

へ、変だよな!?別にこの先家に来ることなんていくらでもあるのに!!

また、いつでも来てくれ!!

おやすみ!!大好きだぞ!!

🚪))バタンッ!

…サチヤくん

サチヤ

はい

僕、今なら司くんに好意を持たれているって自惚れていいよね…?

サチヤ

今更ですか?

サチヤ

司さんはずっと神代さんに好意を伝え続けていますよ

サチヤ

彼は、言葉も行動もまっすぐですから

それ、僕のこと鈍感だって言ってるよね?

サチヤ

実際にそうです

酷くないかい?

【類司】君と僕の13日間

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

105

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚