うなななな〜!
うなななな〜!
ゆな
うなななな〜!
ゆな
うなななな〜!
ゆな
私屋上で靴を
脱ぎかけた時に
三つ編みの先客に
声を掛けてしまった
るな
るな
三つ編みの子は語る
どっかで聞いた様な事
三つ編みの子
三つ編みの子
るな
るな
るな
るな
るな
奪われたことすらないくせに…ツ
三つ編みの子
三つ編みの子
って
三つ編みの子は消えてった
さぁ今日こそは
と靴を
脱ぎかけた時に
背の低い女の子
また声を掛けてしまった
背の低い子は語る
クラスでの孤独を
背の低い子
クラスメイト
無視されて、
背の低い子
クラスメイト
クラスメイト
奪われて、
背の低い子
って
るな
るな
るな
るな
るな
温かいご飯もあるんでしょ…ツ?
背の低い子
背の低い子
と泣いて
背の低い子は消えてった
そうやって何人かに
るな
声を掛けて、
るな
追い返して、
私自身の
るな
痛みは誰にも言えないまま…
初めて見つけたんだ
"似たような悩み"の子
何人目かに会ったんだ
黄色いカーディガンの子
家に帰る度に
黄色いカーディガンの子
お母さん
お母さん
お母さん
黄色いカーディガンの子
お母さん
黄色いカーディガンの子
増え続ける痣を
消し去ってしまうため、
黄色いカーディガンの子
と言った
るな
口をついて出ただけ、
本当はどうでも良かった
思ってもいない事
でも声を掛けてしまった
るな
やめてよ…ッ
黄色いカーディガンの子
るな
嗚呼
どうしよ
この子は止められない
私には止める資格がない
るな
るな
るな
苦しいんだ…ツ!
黄色いカーディガンの子
って
目を伏せたまま消えてった
るな
今日こそは誰もいない
私1人だけ
誰にも邪魔されない
邪魔してはくれない
るな
カーディガンは脱いで
るな
三つ編みを解いて
るな
背の低い私は
るな
今から
飛びます!
るな
グシャッ
うなななな〜!
うなななな〜!
ゆな
うなななな〜!
うなななな〜!
ゆな
うなななな〜!
うなななな〜!
ゆな