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ツララの研究室
午後4時30分
コンコン
ツララ
ガチャ
オーター
ツララ
オーター
すたすたすたすた
ガチャ
パタン
私にペコっと一礼してオーターが研究室の奥の部屋へと入って行く。
オーターが奥の部屋に入って行くのを見届けてから私は後片付けを始めた。
午後4時50分
ツララ
ツララ
チラリと時計に目をやり、 私はオーターがいる奥の部屋に向かった。
研究室・奥の部屋
カチャ
パタン
うす暗い部屋の中。 作動中の装置の光を頼りに中にいるオーターに近づく。
装置を覗き込めば 久しぶりに見る静かに眠る好きな人。
ツララ
ツララ
私はいつもするようにカプセルの上から オーターを手で触って空いていた時間を埋めるようにいつもより長いキスをした。
・・・・・・・
・・・・・・
ゆっくりと唇を離す。
ツララ
カプセルから顔を上げた私は目を見開いた。
何故なら いつもならまだ眠っているはずのオーターが目を開けてこちらを見ていたからだ。