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ツララ
ツララ
予想外の出来事に思わず私は装置から一歩 下がってぐるんと後ろを向いた。
ツララ
ガタガタガタガタと 寒さの時とは別の体の震えが止まらない。
ツララ
ツララ
オーター
停止した装置から起き上がったらしい オーターが私を呼んだ。
ビクッと体が跳ねる。
オーター
ツララ
オーター
頭の中が真っ白でブンブンと 必死に首を振る私に オーターが泣きたくなるくらい優しい声で 私の名前を呼んだりするから、 だからついオーターの方を向いてしまった。
ツララ
顔を向けた先でオーターが声と同じくらい優しい顔で私を見つめていた。 その顔を見てさっきまでの体の震えが不思議と止まって、こんな時だというのに私の胸が
ドキン
と高鳴った。
ドキンドキンと自分の心臓の音がうるさい。 まるで私自身が心臓そのものになってしまったみたいに。
ツララ
オーター
ツララ
オーター
ツララ
オーター
ツララ
ツララ
オーターの優しい声と顔に背中を押されるように、私は自然と秘めた思いを口にしていた。
オーター
ツララ
オーター
オーター
ツララ
ツララ
ツララ
ツララ
グッと泣きそうになるのを堪える。
オーター
ツララ
オーター
ツララ
ツララ
オーター
ツララ
私の言葉にオーターがコクッと小さく頷く。 頷いてくれた事が嬉しくて堪えていたはずの涙が目から溢れた。
オーター
オーターが無言でそっと涙をはらってくれる。 それがまた嬉しくて私は涙を流し続けた。