♥M♥
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世界は終わらないと思ってた。
毎日は毎日続くと思ってた。
笑え、泣きながら。
笑え、最後まで。
繰り返す、大好きな君との、最後。
私の横を、何人もの人が通しすぎて、視線の先に集まっていった。
何かを叫びながら走る人もいれば、戸惑い気味に友達と向かう人もいたけれど、みんな向かう先は一緒。
歩道に乗りあげて止まったままの大きなトラック。
その周りに集まっていく人たちは、みるみるうちに大きな塊になっていく。
そばにいるのに私ひとりが、何が起こっているのか理解できず、
まるで時間に置いていかれたように、動けないまま立ちすくむ。
考えることはできるのに......
現実味がない。
まるで、体と心が別々になってしまったかのように。
瞬きさえも忘れて、ただ目の前の情景を見つめて、その姿を探した。
修也を......私の彼氏の姿を──。
コメント
5件
凄い!初連載なんだ!ファイトー(≧∇≦)