テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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殺し屋少女達のお話

第18話 - 第18話

2024年10月05日

#創作物語

抹茶の虜

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

…ここは…

梓乃明華 (幼少期)

美葉姉〜!!

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

あれは…私？

松永美葉 (まつながみよ)

どうしたの〜？明華ちゃん

梓乃明華 (幼少期)

あのね！あのね！聞いて！今日ね！

松永美葉 (まつながみよ)

うんうん

松永美葉 (まつながみよ)

良かったね〜！

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

(懐かしいなぁ…美葉姉…)

松永美葉 (まつながみよ)

――もおいで〜

？？？

…早く帰ろうよ。美葉

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

誰だろう

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

あんな人いたっけ？

？？？

美葉。早く

松永美葉 (まつながみよ)

もうちょっとゆっくりしてこ〜よ。――？

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

名前だけが聞こえない…

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

もうちょっと近づけばっ…

？？？

バチッ (明華と目が合う)

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

バチッ (？？？と目が合う)

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

!???

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

目があった!?なんで!?これは夢じゃ…

梓乃明華 (幼少期)

――さん！

？？？

…何？

梓乃明華 (幼少期)

今日ね！――さんと一緒に鬼ごっこしたい!!

？？？

私と？

梓乃明華 (幼少期)

うん！

？？？

いいよ遊ぼっか

松永美葉 (まつながみよ)

じゃあ一緒に逃げよっか！明華ちゃん！

梓乃明華 (幼少期)

うん！逃げろー!!

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

あの人誰かに似てる…？

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

誰…だ、っけ…

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

ん…

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

ふわぁぁあ…

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

…夢、か

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

…美葉姉の仇は絶対打つからね。安心してよ。

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

よし。行くか

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

おはようございます。

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

おはよ。明華

[ 月夜 ] (穂村星那)

おは

[ 華火 ] (阿弥乃杏華)

おはよう

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

今日任務は？

[ 華火 ] (阿弥乃杏華)

今んとこ無しだよ

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

了解です。では少し出てきます。

[ 華火 ] (阿弥乃杏華)

ん

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

私も出てきます

[ 華火 ] (阿弥乃杏華)

ん

最近私達は暇があれば黒兎さんを探すようになっていた。

また戻ってきて欲しいから。その一心で探し続けた。

でも見つからなかった、

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

今日も居ませんね

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

…うん

[ 孤蝶 ] (梓乃明華)

なんで唯華さんはそんなにリーダーを探すんですか？

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

…昔助けて貰ったんだよね。

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

私って動物と話せるじゃん。

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

だから昔気味悪がられて避けられてたの。

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

それである時

屋上

がしゃーん [金網に何かがぶつかる音]

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

いたっ…

女子生徒 1

お前可愛い子ぶってんじゃねぇよ!!!

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

可愛い子…ぶってなんか…

女子生徒 2

はぁ!?お前が嘘ついて男子に色目使ってる事は知ってんだよ!!!

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

そんな…事してない…

女子生徒 2

また嘘かよ

女子生徒 1

嘘ついてんじゃねぇよ!!!

女子生徒 1

ﾋｭｯ [唯華に殴り掛かる]

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

〜〜～っ!!!

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

ｷﾞｭｯ [目を強く瞑る]

パシッ [拳を受け止める音]

女子生徒 1

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

…？

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

ﾊﾟﾁｯ [恐る恐る目を開ける]

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

おーおーおー

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

いじめとは関心しないねぇ

女子生徒 2

誰だよお前!!!

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

ん〜学校関係者だよ〜

女子生徒 1

はぁ!?関係ねぇだろ!!引っ込んでろよ!!!

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

ん〜関係無くはないんだよなぁ…
いじめしてるの見ちゃったしぃ？

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

てかなんでいじめてんのぉ？

女子生徒 2

そんなんどうでもいいだろ!?

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

じゃあ貴方たちの担任呼んでこようかなぁ？

女子生徒 1

ﾁｯなんだよお前!!

女子生徒 2

…そいつが嘘ついてんだよ

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

嘘？

女子生徒 2

動物と話せるとか馬鹿みたいな嘘だよ。それで男に色目使ってんのがムカつくんだよ。

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

ほぉほぉ

女子生徒 2

ほら言っただろ!?早くあっち行けよ!!

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

ん〜1つだけ聞きたいんだけど〜
ほんとに嘘なの？

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

…!!

女子生徒 1

はぁ？当たり前だろ

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

ぶっちゃけ動物と話すのは不可能では無いんだよ？

女子生徒 1

は？

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

だって動物と人間の脳みそとかが違うからスムーズに話す事はできなくてもさぁ？

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

動物は私達の話してる事はわかるんだよ？そして私達も理解しようと思えば動物の感情や、伝えたい事も分かるわけ

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

その相手の感情を読み取れる事は嘘じゃないし、発達した力。

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

貴方たちが動物と話そうとして無いだけ。貴方達が嘘と決めるのは違うんじゃない？

女子生徒 1

………

女子生徒 2

……

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

反論なら聞くよ？

女子生徒 2

もう行こう。

女子生徒 1

…うん。

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

おー授業遅れるなよ〜

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

えっとあの…

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

…君皆勤賞目指してたりする？

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

え、あ、いえ…

[ 陽鬼 ] (黒兎采雨)

じゃあ行こっか！

[ 狛猫 ] (颯水唯華)

え…？

殺し屋少女達のお話

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