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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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kn

通話にする?

shk

その方が俺的には楽かな

kn

そっか笑じゃあ、電話しよ

shk

おっけ、かけるわ

kn

あ、もしもし?

shk

〔もしもーし〕

kn

夜遅くにごめんね〜

shk

〔俺は別にいいよ、暇だったし笑〕

shk

〔さて、何を話す?笑笑〕

kn

なんかいい話題ない?笑

shk

〔別にないって笑笑〕

kn

そりゃそーか笑笑

kn

あ、ひとつ聞きたいことあるんだけど

shk

〔なに?〕

kn

史尹って好きな人とかいるの?

kn

恋人的な、?

俺は少し気になっていたことを聞いた。これを聞いたところでどうこうするものでもないけれど、ふと気になってしまった。

shk

〔いやいねーよ〕

shk

〔てか俺、恋愛したことねぇから好きとか分からん〕

kn

そーなんだ

史尹に恋人や好きな人が居ないと分かって少し安堵している自分がいたのが分かった。

しかしそんなことを史尹に察されてはいけないので、言葉やトーンには一切出さなかった。

shk

〔宗哉は恋したことあんの?〕

kn

んー、別にこれといって誰かを特別好きになったことは無いかな?

shk

〔ふーーん〕

逆に恋事情を聞かれたので少しドキッとしたが、自分自身まともな恋愛をしたことがないので、同じく否定をした。

shk

〔初っ端から恋愛話って、ガキかよ笑〕

kn

ふと頭によぎったんだから仕方ねーだろー?笑

史尹と話す時間は、ほかの友達と話すのとはまた違う別の楽しさと温かさを感じる。

このままずっと話していたい。もっと史尹のことを知りたい。

史尹に会いたい。

shk

〔───?〕

shk

〔──や?〕

shk

〔宗哉?〕

kn

え、あ、はい!?

shk

〔あ、やっと声聞こえたわ〕

shk

〔なんか喋れよなー〕

shk

〔通信悪くなったのかと思った〕

kn

ごめん、笑考え事してた笑笑

shk

〔人のこと話そうって誘っておいて考え事すんなよーー〕

kn

ごめんってば笑笑

shk

〔まあいいけどさ笑〕

shk

〔そーいえば、宗哉の部活は夏休みずっと部活?〕

kn

いや、ちょいちょい休みはあるよ

shk

〔まじ、じゃあ今度休みが合うタイミングで遊び行こうぜ〕

kn

え?

まさかの史尹からの誘いに思わず拍子抜けな声を出してしまった。

史尹はそんな声を聞き逃すことなく、明らかにニヤついてるような声でからかってきた。

shk

〔そんな変な声出してどーしたんですかー?笑〕

kn

別に変ではなかった、だろ!!

shk

〔自分でもちょっと戸惑うのおもろすぎ笑〕

あぁ、画面越しではあるが史尹が笑っている顔が思い浮かぶ。

史尹の何気ない喋り方や笑い方が俺をどんどん何かの沼に引きずり込む。

なにか分かりそうで分からない。

shk

〔ん〜、、〕

kn

どした?

shk

〔いや、そろそろ眠くなってきたなーって〕

kn

たしかに今日部活だったしね〜

kn

そろそろ寝よっか

kn

また遊ぶ日は連絡し合お

shk

〔おっけぇ〜〕

段々と史尹の喋る声はふわふわとゆっくりになり、眠気さを纏っている。

俺自身も部活の疲れが取れておらず、眠気が襲いかかってくる。

kn

じゃあまたね、史尹

そう通話を切ろうとした瞬間、史尹から言葉が漏れた。

shk

〔ん、また会いたい。〕

shk

〔おやすみ、〕

kn

っ、…///

明らかに俺の頬は熱を帯びており、耳までその熱は到達していた。

あの声とあの言葉に俺はやっと確信がついた。

kn

(俺、)

kn

(史尹のことが好きなんだ、)

僕達は少し難しい

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コメント

2

ユーザー

このストーリーめっちゃ好きです!💕 続きも楽しみにしてます!!

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