コメント
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うおお……これまたクオリティが高いですね……めっちゃ良かったです本当に‼️
夢で会ってる場所って、現実で葵くんがいる場所に関係するのかな… 夢でしか会えないのがもう…むず痒いっ!!
第6夜 招待状②
それ夜、俺はまたあの夢を見た
良盛ヒデヨ
ゴソ…
良盛ヒデヨ
夢の中の太陽の下で、 まるで無邪気な子供の様に笑う葵
ここは昼間なのに、こんばんはと挨拶されるのは不思議なものだ
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
今朝部屋に落ちていた硝子の破片
やっぱりあれは葵から花への 『招待状』だった様だ
持っている人の意識を繋げられるという物で
シンクロニシティという、
人間の意識は深い所で繋がっているという考えを利用しているらしい
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
そう言いながら俺の前を歩く葵
それにしてもこの夢 一体何処まで続いているのだろう
こうして葵が何処かへ案内してくれているが…
未だ周りは見た事ない風景ばかり
ここは通学路だろうか
夢だからと言うのもあるが、周りには俺と葵以外誰も居ない
誰も居ない街を歩くというのは、こんなにも不安になるのか…
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
俺の言葉に一瞬表情が曇る葵
と、少し含みのある言い方をするが
俺にはまだその意図は読めない
いや、読みたくないのかも知れない
その先にある真実を知るのが怖いというのが正直な所…
トットッ…
良盛ヒデヨ
そう言うと葵はくすりと笑った
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
そうしてその日の夢は幕を閉じた