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ガラガラ……

玲王

おっすー!凪元気か?

……

玲王

今日はこいつらも見舞いに来てくれたんだぞー!

よっ!

蜂楽

凪っちー!

千切

やっほー

國神

……どうも

4人はそれぞれ挨拶をする。

しかし返事はなかった。凪は相変わらず冷めた目をしている。

マジで何しに来たの。あんた達みたいなタイプのやつ好きじゃないんだよね。

玲王

っ……

蜂楽

ありゃりゃ

マジっぽいな……

俺はこの人たちのこと知らないよ。部外者は帰ってくれない?

凪にそんなことを言われたメンバーは唖然としていた。

千切

ほんとに俺らのことも忘れてるってことか。

國神

ブルーロックの存在も忘れてそうだな。

玲王

なあ凪、こいつらはブルーロックっていう場所で戦った仲間なんだ。

玲王

その中にはお前の相棒だっていたんだぞ!

ブルーロック?何これ。

國神

サッカーでいろんなやつと競い合ったんだ。

國神

世界一のストライカーを目指してな。お前もそのうちの1人だよ。

……サッカーとか興味ない。

玲王

……じゃあそろそろ帰るか!

蜂楽

え、いいの?

國神

まあでも凪からしたら知らねえ奴らがぐいぐい来てるものだよな。

千切

あんまり長居したらこいつのストレスだ。

でも凪、俺らのことはいいから先に玲王だけでも思い出せよ!

……

凪はぼーっと窓の外を眺めていた。そんな様子に玲王は胸が締め付けられるようだった。

玲王

じゃあまた来るな!

凪、じゃあな!

全員が病室を出た。

凪は記憶喪失だ。

変に期待することもいけない……と自分に言い聞かせた。

はぁ……マジでしつこいなあいつら。

凪が目覚めてから1ヶ月、4人は毎日欠かさず凪に会いに行った。

玲王

よ、元気か凪!

……

凪はついに玲王を無視し始めた。

答えても冷たくあしらうだけで、その様子に4人は玲王を心配し始めた。

帰り道

千切

……なあ、無理すんなよ玲王。

玲王

平気平気!凪と初めて会った時と思えばなんてことないし!

凪はそれでも思い出してはくれなかった。

でも玲王は凪をずっと信じて毎日病室に足を運んだ。

そしてその度に「まだ来てんの?」だとか「俺あんたのこと知らないんだけど」とか言われる。

……まあお前が凪を大切にしてるのはわかるけど、一旦距離を取るのも大事だぞ。

玲王

ああ、それは大丈夫。

蜂楽

え?どういうこと?

玲王

お前らには……っいうか、初めて他人に言うな。

玲王

俺実はさ……

玲王

何持ってったらいいかな。土産とか渡されても思い出せないだろうし。

玲王

凪の印象に残るもの……

今日も玲王は凪への見舞いの品を悩んでいた。

そんな時、ふとあるものが玲王の目に入った。

玲王

……これだ!

千切

なあ、今日も行くのか?

國神

明らかに凪は言い過ぎだし玲王も傷ついている。今日は行かなくてもいいんじゃないか?

蜂楽

そうだよ玲王っち!

玲王

いや、だめだ。

千切

は?なんでだよ。

玲王

……記憶ない中ひとりぼっちとか、あいつが可哀想だろ?俺はあいつのパートナーだし、事故の責任も感じてんだよ。

確かにあんなに冷たい言葉を浴びせられていたら悲しくもなるだろう。

なのに4人の前でこんなに元気で笑顔でいれる玲王に困惑した。

千切

わかった……じゃあ俺も行く。

玲王

えっ、いいよお前らは。それこそ巻き込めない。

千切

何言ってんだよ。仲間だろ?

國神

……ああ。

行こうぜ。

蜂楽

玲王っち!一緒に凪っちに話そ!あいつのこと!!

玲王

お前ら……。

そんな優しいみんなの言葉に玲王は泣きそうになった。そして4人にありがとうと伝えたのだった。 

玲王

でも今日はガチでいける!とびきりの品を持ってきたんだよ!

え?なになに?

玲王

それは病室についてからのお楽しみ♪

おかえりなさい!

昨日寝落ちしましたマジでごめんなさい。

そのため早朝の投稿となります……

マジですみませんでした。

それではまた次の投稿まで!

さようなら〜

記憶と失った大切なもの

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