付き合ったのは…2年も前だったけ?
確か、雪の降る日の下校中
そっか、あのときはまだ学生だったっけ。
寒さのせいか、それ以外の理由なのか
分からないけど、
顔を真っ赤にして言ってくれたよね
rinu
rinu
rinu
簡潔で、いかにも君らしいと思ったよ。
正直、あの時は君に
恋愛感情はなかったんだ。
ちょっと戸惑ったけど、嬉しさの方が上で
OKなんて言っちゃったんだ。
付き合ってから少し経って、
俺は君を好きになった。
運命だったのかな
俺が君を好きになることは
最初から決まっていたんだろう。
そうなると、告白してくれた時、
好きじゃないのにOKしちゃったのが
なんだか恥ずかしくなってくるよ…
satomi
satomi
告白された時、そう返事したのが
俺が君に吐いた、最初の嘘だった。
時が流れて、俺らはもう大人になった。
なーくんっていう優しいリーダーの元
すとぷりっていうグループで活動していた。
メンバーにりいぬと付き合ってることは
ずっと内緒にしていた。
バレたらなんか、恥ずかしいじゃん…?
君と俺だけの秘密とか
特別感あっていいじゃん…?
そんなしょうもない理由で隠していた。
りいぬも、俺がそうしたいならいいよって言ってくれてたから
甘えてた。
俺、りいぬは君に甘かった。
同時に甘えていた。
生涯、こんなに好きになる人は
他にはいないと思って。
君もそうだったのか、よく俺にこんな言葉をくれた。
satomi
satomi
rinu
rinu
__深夜2時
時計とにらめっこしながら、呟いた
さとみくんは、今日俺の家に来ると言っていた。
だから寝ずに待ってるのに、
なかなか来ない。
ころちゃんじゃないんだから、遅刻とかあんまりしないのに…
そんなことを考える。
でも、最近はよくこうやって遅れる。
あるいは、ドタキャンしてくる。
でも気にしてなかった
そんな些細なこと、違和感も覚えなかった。
信じていたから
rinu
扉の開いた音がして、タタタ…と玄関へ走る。
外では雨が降っていたのか、
傘を持ってなくて髪を濡らした君がいた。
俺は自分の服の袖で
君の顔を拭く。
rinu
rinu
rinu
rinu
satomi
rinu
satomi
それだけ言ってさとみくんは玄関からあがり、
そのまま廊下を進んでいく。
…何故だろう
君の背中がとても遠くに見えるのは。
どこか、俺の知らない場所に行ってしまいそうなのは。
気のせい、かな?w
rinu
satomi
さっきから口数少ないのはなんでだろう?
確かにいつも深夜は眠そうで
あんまり喋らないけど…
俺と目を合わせようとしないのは
なんで…?
satomi
rinu
rinu
桜兎(おと)
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