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毎週ある全校生徒での朝礼

表彰されていたのはまたあの子

早く学校終わってくれないかな

ドンッと重い衝撃が背中に走る

阿形(中学生)

うっ

いじめっ子

わりぃな

いじめっ子

小さくてよく見えなかったわ

その時の俺は全然今みたいな明るく済ませられるような人じゃなかった

反撃されるのが怖くて大人しく頷いていたばっかりにお手伝いという名の虐めを受けていた

今日も何かやられるのかな…

いじめっ子

おい

いじめっ子

放課後屋上に来いよ

阿形(中学生)

…わかった

キイッと鳴る扉を開けて俺は屋上へと足を踏み入れた

いじめっ子

おぅやっと来たか

いじめっ子

これお前のせいにするからな

いじめっ子

これも経験だ

そこには数冊の本が燃やされていた

中には図書室の本や図書館の本まで燃やされていた

キイッと扉が開く音がして彼女が入ってきた

こと(中学生)

なに?話って

いじめっ子

こいつがお前の本燃やしてたから教えてやろうと思って

彼女は本を見てその後俺を見る

阿形(中学生)

あ…その…ちが…

彼女の目線は鋭くて否定することもできなかった

彼女はいじめっ子に目をやると口を開いた

その彼女の対応は少し…いや結構怖かったかな…

こと(中学生)

で?

いじめっ子

で?ってなんだよ

いじめっ子

せっかく教えてやったのに

こと(中学生)

何?

こと(中学生)

泣いてほしいの?

こと(中学生)

怒ってほしいの?

いじめっ子

なんだよ強がって面白くねぇな

こと(中学生)

あぁそう

こと(中学生)

怒ってみせろってことね

彼女は燃えてる本の中からかろうじてまだ本の形をしているものを素手で取り上げた

絶対に熱いはず…

こと(中学生)

じゃあ覚悟なさいね

燃えている本を振り上げて思いっきりいじめっ子の頬にぶちかます

いじめっ子

いってぇな…!

いじめっ子

何すんだよ!

こと(中学生)

だから覚悟なさいねって言ったのに

いじめっ子

俺はこいつが燃やしたところを教えてやったんだぞ?!

こと(中学生)

それが悪いことだって分かってんならなんで止めないのよ

いじめっ子

それはっ…

こと(中学生)

あんたが首謀者なんでしょ

こと(中学生)

なんなら燃やしたのもあんたじゃないの?

いじめっ子

…チッ

いじめっ子

…うっせーな!

彼女に向かって拳が振り上げられる

阿形(中学生)

…!

俺はその時咄嗟に体が動いた

彼女の手を引いて俺は勢いよく扉を開けて校舎の中へと逃げる

こと(中学生)

はっ…?

いじめっ子

おい!話は終わってねぇよ!

いじめっ子の声が背中から聞こえる中戸惑う彼女を懸命に引いて逃げた

阿形(中学生)

ここまでくればっ…はぁ…はぁ…

こと(中学生)

はぁはぁ…

いじめっ子

おい!ったくあいつらどこいった…

阿形(中学生)

?!

やっぱり学校内じゃ見つかるかな…

こと(中学生)

…来て

阿形(中学生)

えっ…あっうん…

彼女に素直について行くしか今は安全策がないかも…

そう思ってると彼女は急に茂みの中に姿を消した

俺が戸惑っていると彼女は俺の手を掴んで茂みの裏にある抜け道に連れて行ってくれた

俺は連れて行かれるまま彼女の家にお邪魔していた

こと(中学生)

おばあちゃーん!上でお友達と遊んでるわー!

リビングらしき方向から返事が聞こえる中彼女は靴を脱いでいる

こと(中学生)

ほら来ないの?

阿形(中学生)

あっ…ごめん

俺も靴を脱いで彼女の家にお邪魔した

こと(中学生)

そこ座って待ってて

彼女は鞄を軽く投げるように置くと俺を残して部屋を出ていった

阿形(中学生)

…はぁ…

俺は初めての女の子の部屋に緊張が止まらない

彼女は何を話す気なんだろう…

物語の行末❤×💝

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