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コメント
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清々しいほどに気分の良い朝。 昨日はいつもより早めに帰宅でき、充分な休息が取れたからだ。 今日の予定を確認するために手帳を開くと2月11日、今日の日付に星マークが合った。
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誕生日とは言っててもこの歳になると祝われて欲しいなどの感情は一切なくなっていた。 きっと今日も明日も変わらない毎日が続 く。
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にゃぽんちゃんは眠い目をこすりながら「うん」と今にでも消えそうな声で返事をした。
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まだ寝ぼけているのかふわふわとした話し方で「行ってらっしゃい、気をつけて」と彼女は言った。
会社に到着するといつもは遅めにくるイタリア君がいた。 大きく重そうな荷物を持ちフラフラと歩きながらドイツさんと何やら話いるようだった。
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ドイツさんは急いでイタリア君の口元を手で塞ぎ何かを最後まで言わせないようにした。
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なんだかはぐらかされたような気がした。 私に言えない様なこと...？
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心の中にモヤモヤが生まれる。 少しだけ悲しい気がした。
そして、モヤモヤは知らず知らずのうちにどんどんと大きくなっていった。
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自意識過剰なのはわかっていますが、何がなんでも皆さん私の事を避けているようにしか思えない！ いや、タイミングが悪かったのかも知れません。 でもほとんど全員タイミングが悪いなんて...私、ある意味天才ですよ。
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カタカタとタイピングの音を響かせエナ ドリを飲みながら仕事をこなしていく。 ここまでしないとメンタルがどうにかなってしまいそうだ。
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すると、スマホから呼出音が鳴り響く。 相手はにゃぽんちゃんだった。 急いで電話に出ると声からわかるほどのご立腹の様子だった。
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急いで時計を見ると定時などとっくに過ぎていた。 そしてようやく今朝にゃぽんちゃんとした約束を思い出し冷や汗が止まらなくなったいった。
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普段は出さないような声量を出したからなのか少し喉が痛かった。 しかし、今の自分にはそんなことは関係なかった。 荷物をまとめ、運動不足の自分にはきつい速さで家へと帰っていった。
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にゃぽんちゃんはとても怒っているのか眉間に皺を寄せていた。
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彼女に手を引っ張られリビングの方へと向かう。
リビングへ入るとパンッッ！！！と大きな音と共に「日本！お誕生日おめでとうー！！！」と言う声に包まれた。 暗い下からいきなり明るいリビングに入ったからかまだ目が慣れていないが確かにそこにはみんなが居た。
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心配な顔を並べて私を見る皆に言う。
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データ紛失など色々あって投稿するのが遅れてしまいましたが！
改めて、祖国お誕生日おめでとうございます！！
それではまた、皆様何処かで！
