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【リクエスト作品】
なんにもやりたくない。
学校にも行きたくない。
そう思う日々。
叱られるから、仕方なく登校する。
それが普通なんだろう。
りうらも少し前までは普通だった。
けど、いつからだろう。
本当に何もしたく無くなったのは。
携帯にはいくつものLINEと不在着信。
通知の鳴り止まないそれが鬱陶しくて。
ピロン
ほら、また鳴った。
「鬱陶しい」を超えて「気持ち悪い」
その通知がなんとも不快。
スマホの電源を切れば収まるけど、
それすらもやらない。
出来なかった。
なぜか身体が動かないんだよね。
気持ちの問題かもしれないけど、
もう、指すら動かなくて。
ベッドに大の字で寝そべるだけ。
虚ろな気持ちで永遠と天井を眺める。
よれたTシャツと、 今にも取れそうなボタン。
ボタンが外れたら、 りうらの意識も飛ぶのかなw
りうら
回らない頭。
何を考えても結局はくだらないこと。
どうでもいいことばかり。
ピンポーン
誰かが鳴らしたインターフォンに、 思考回路が遮断された。
-hotoke-
...いむか。
大好きだったその声。
でも、今は「怖い」に変わった。
きっと顔を見せたら怒るんだろうな。
「サボらないで」「何してるの」って、
罵倒と怒声に溢れかえるんだろうな。
りうらが悪いことぐらい分かってるよ。
今、ここを出ないといけないことも。
りうら
ガチャ
りうら
ドアの開く音がした。
ここへ近付いて来てるのもわかる。
いむの足音。
りうらの心音。
うるさくて、耳障りで仕方が無い。
カチャ
-hotoke-
寝室のドアの開閉音と共に、 声が降ってくる。
その声には少し怒りが込められていた。
-hotoke-
りうら
小さな声でそう答える。
-hotoke-
りうらの声は伝わらなかったようで、 いむはりうらの手を引っ張って、 りうらを無理やり起こそうとした。
りうら
途中で手を離され、ベッドに逆戻り。
-hotoke-
呆れた口調でそう言ういむ。
りうらはただ謝ることしか出来ない。
りうら
気が付くと頬に生温い何かが伝ってた。
泣きたいのは迷惑かけられた、 いむの方なのに。
-hotoke-
-hotoke-
りうら
-hotoke-
りうら
-hotoke-
りうら
りうら
-hotoke-
りうら
いむがベッドに乗ってきた。
それにちょっと、ちょっとだけ恐怖を覚えた。
-hotoke-
-hotoke-
りうら
寝そべっているりうらを
赤子のように抱き出すいむ。
あったかいなぁ...w
りうら
いむの肩に頭を預ける。
するといむは、りうらの背中を摩ってくれた。
-hotoke-
りうら
なるべく声を押し殺して泣いた。
りうら
りうら
いっぱい謝った。
連絡を無視し続けたこと。 沢山迷惑をかけたこと。
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
りうら
りうら
-hotoke-
コメント
4件
まじ神っす、!主さんが書くお話ぜんぶさいこうです^ ^
え!!待って書くのはやすぎません!?んちょー好きでした♡ 神作ありがとうございます💓