🍌⛄️短編集ーリクエストー

おらふくんの家

僕はスマホの画面を見て ため息を吐く

100万人を達成してからというもの お互いに滅茶苦茶忙しいくて...

かれこれ3週間会っていない

やっと会う時間が取れたと思ったのに

仕事と私どっちが大事なの！なんて セリフがあるけど

まさか自分がそんな風に思う日が 来るなんて

小さな声で吐き出した言葉は 空気に溶けた

少し悩んでぼんさんに電話して みる事にした

カラオケ🎤

なるべくおんりーの事を考えないように していたけど...

その時、僕は"ある事"を思いつく

場所が変わってとあるカフェ

夜になり、イルミネーションが キラキラと輝いている

お店や道の木々に飾られたソレは 色とりどりで凄く綺麗だ

ぼんさんの言いたい事は何となく わかる

文章を書いて写真と一緒に投稿する

　数分後には色んな人からリプが 返ってきていた

毎回ではないけど、おんりーはリプをくれる事がある

でも今回はなさそうだった

僕は最後にもう一回だけ確認してから スマホをポケットにしまった

おらふくんの家

ぼんさんに送ってもらって 家まで帰宅した

再びスマホを見るけどおんりーからの 連絡はきていない

通知にはおんりーが今日撮った動画の お知らせだけ。

それが余計に胸をざわざわさせた

ぽろ...と目から涙が溢れる

いけない、と思いつつも 次から次へと溢れてくる

ぼんさんは冗談を言いながら 隣に座ってくれる

あきらかに鼻声で電話に出て 良いものか逡巡する

考えている内にぼんさんがスマホを取り 電話を繋いでしまった

泣いていたのを悟られないように いつも通りを装う

どうしてそんな事聞くんだろう、と 思った矢先

ぼんさんが僕の背後に回る

ちゅぅ...

首筋にキスされたかと思うと ピリッとした痛みが走る

1時間後

おんりーの顔を見た途端、もやもや していた気分が嘘のように晴れる

がしっ

急に掴まれた腕に驚いて後ろを 振り返る

そういえば...と先程のぼんさんとの やり取りを思い出す

おんりーの瞳からハイライトが消える

名前を呼ばれておんりーの方を見ると 後ろから抱きしめられた

ち"ゅぅ

　おんりーは、そう言いながら

　付けられたキスマークの上に 何度も吸いつく

ちゅ...ちゅぅ....

何箇所も、何箇所もキスマークを 付けられる

次の日

ドズル社にぼんさんの悲鳴が 響き渡りましたとさ。

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