~朝~
起きたら誰もいなくて、テーブルの上に手紙が置いてあった。
僕達は撮影に行ってるから、ここにある朝ごはん 食べて練習行ってきな! By ミンギュ
そ み。
朝ごはんまで…
そこにはとっても美味しそうなフレンチトーストがあった。
まだ暖かい。
そ み。
いただきますッ
──
そ み。
これ誰が作ったんだろう…ほんとに美味しい、
そ み。
よしっ!練習に行くぞ~。
~練習室~
私が軽くストレッチをしていると…
コンコンコン
そ み。
はいッ!!
社 長。
僕だ。
そ み。
あ、どうぞ!
ガチャ
そ み。
おはようございます!
社 長。
おはよう。
社 長。
今日はソミに話があるんだ。
そ み。
はい…?
社 長。
ソミ。
社 長。
"SEVENTEENとしてデビューしないか?"
そ み。
は、はい?今なんて、?
社 長。
君の事務所の先輩。SEVENTEENの仲間に
加わらないか?
加わらないか?
そ み。
せ、せ、SEVENTEEN先輩にですか?!?
社 長。
そうだ。
社 長。
まぁメンバーは全員男だが、君が皆と
仲がいいのはわかっている。
仲がいいのはわかっている。
社 長。
君のダンスの実力もSEVENTEENと同じくらい
すごい。
すごい。
社 長。
だから、少し考えてみてくれないか?
そ み。
は、はいッ
私はもちろん断るつもりだった。
社 長。
君を信じてるよ。
そ み。
はい…ッ
ガチャン
じ う ん。
ふーん
そ み。
じ、じうん、?
じ う ん。
ソミがSEVENTEENに入るって?
この子は私の大親友で、同じ練習生。
だけど、明後日3人組グループでデビューする。
じ う ん。
めっちゃおめでたいやん!!
じ う ん。
今日はパーティーだ!!
そ み。
い、いや!まだ入るって決まった訳では
ないし!
ないし!
そ み。
入る気ないし…
じ う ん。
は?!あんたデビューするせっかくのチャンス
なのに逃すの?!
なのに逃すの?!
じ う ん。
絶っっ対に入るんだー!!
そ み。
だって私が入ったらファンの人達も
嫌だろうし、男性しかいないし…
嫌だろうし、男性しかいないし…
じ う ん。
なーに言ってんの!あんた仲良いし、
ダンスとかのレベルは同じくらいだ
よ?
ダンスとかのレベルは同じくらいだ
よ?
じ う ん。
ほら。これは入る要素しかない。
そ み。
えぇ…
じ う ん。
まぁ考えるんだ
じ う ん。
でもねー
じ う ん。
絶対に入った方がいいよ?
そ み。
わかった。考えてみるよ、
じ う ん。
よし!
そ み。
今から撮影?
じ う ん。
うん!ばいばい~
そ み。
ばいばい~
ガチャン
そ み。
はぁ…練習っと
──
~カトク~
ち そ ん。
ぬな…会いたい
そ み。
おぉチソンア?どうしたの
ち そ ん。
今日ね、サイン会があったんだけど
ち そ ん。
そこで、『君なんでDREAMにいるの?』とか
ち そ ん。
『私君のこと好きじゃないㅎㅎ』って言って
順番飛ばされたり
順番飛ばされたり
そ み。
何その女
そ み。
でもロンジュニオッパは注意してた
でしょ?
でしょ?
ち そ ん。
うん
ち そ ん。
だけど僕やっぱりヌナがいい
そ み。
チソン今どこなの?
ち そ ん。
○△公園
そ み。
待ってて
そ み。
ヌナが来るから。
ち そ ん。
うん、
チソンがこんな弱音を吐くのは初めてかもしれない。
よっぽど辛かったんだろう。
大丈夫だよ。ぬなが居るから…







