翼
辺り一面に広がるのは、奥まで広がる大海原。
翼
そして、奥の方に小さな子供達が遊んでいるところが見えた。
翼
翼
急に目眩がして、私の小さな頃の記憶が蘇ってきた。
つばさ
玲王
つばさ
玲王
つばさ
つばさ
玲王
玲王くんと出会ったのは4歳の時 その時は玲王くんとばっっかり遊んでた。 玲王くんは年長で、幼稚園では兄弟のように扱われてた。
玲王
つばさ
玲王
つばさ
玲王
つばさ
つばさ
玲王くんのためなら、苦手な食べ物だって食べた だって食べた時はめちゃくちゃ褒めてくれるから!!
つばさ
玲王
つばさ
でもある時。玲王くんはどこか怒ったような表情をして遊びにきた。
つばさ
玲王
つばさ
玲王
そんな風に謝った玲王くんはとても悲しそうな顔をしていて。 捕まえないと、どこか行っちゃいそうな気がして。 気付いたら私は玲王くんを抱きしめていた。
つばさ
つばさ
目から自然と涙が溢れて、私はよりは一層抱き締める力を上げた。
玲王
つばさ
玲王
つばさ
玲王
つばさ
つばさ
つばさ
つばさ
玲王
そうして大号泣した私を、玲王くんは落ち着くまで待ってくれた。
つばさ
玲王
つばさ
玲王
つばさ
玲王
つばさ
玲王
つばさ
玲王
大切な、大切な友人。 大人になっても、ずっと。 友達だよ!
つばさ
玲王
時は2年後。玲王くんが小学3年生になり、私も小学1年生になった時のこと。
つばさ
玲王
つばさ
玲王
つばさ
玲王
つばさ
玲王
そうして私は鹿児島へと引っ越した。
先生
今日は、鹿児島に着いてから転校初日。 転校初日という事は…もちろんアレもあるわけで… 頭の中でぐるぐるといろんな事を考えながら、私は教室のドアを開けて中に入った。
先生
つばさ
そう、アレとは自己紹介の事。一生懸命に考えてきたのにいざとなると頭が真っ白になってしまう。
先生
つばさ
あ、終わった… めちゃくちゃ噛んじゃったし、どうしよう…
先生
クラスメイト
先生
そう言って先生が指差したのは窓側の1番端っこの席。
つばさ
そして、転校してから約5ヶ月が経った頃。
つばさ
転校してから始めの方は沢山の人が話しかけてくれたのに、今となっては一切話しかけてくれない。 だから、最近は窓から校庭を眺める事が好きだ。
つばさ
ある時見つけたその人は、赤くて短い髪の毛を靡かせながらサッカーをする人だった。
つばさ
あの疾さを、実際に、近くで見たい。 次の日から、休み時間は必ず校庭に行くようになった。
つばさ
でも、疾いだけじゃない。
とても、とても…
つばさ
それは、毎日彼を見ていたからわかった。
そしてある日。いつもの場所にいてその人を見てると、駆け寄ってきて私に話しかけてきた。
???
つばさ
???
つばさ
急に話しかけられてパニクってしまって、口からポロッと出たのは本音だった。
???
???
つばさ
???
つばさ
豹馬
つばさ
豹馬
つばさ
豹馬
つばさ
そう言って豹馬くんは私の頭を撫でてくれた。 あれ、なんだろうこの感覚…もしかして
つばさ
豹馬
つばさ
豹馬
つばさ
豹馬
つばさ
豹馬
そう言い残して、豹馬は去って行った。 ずっと見てた人に気づかれて、仲良くなって。
つばさ
それだけが不思議で仕方ない。
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ストーカー?