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吉条紫信

ぐっ

吉条紫信

数が多いっ…

白鳥 ナズナ

なんでっ

白鳥 ナズナ

なんで紫信さんが

白鳥 ナズナ

私のためにボロボロになるんですかっ!

吉条紫信

さっき言っただろう

吉条紫信

聞きたいことがある!

吉条紫信

道を開けろ!

あやかし

クウォーン

白鳥 ナズナ

紫信さんっ!

吉条紫信

案ずるな

吉条紫信

心配は必要ない

白鳥 ナズナ

でもっ!

白鳥 ナズナ

(なんで、こんな時だけ無力なの?)

白鳥 ナズナ

うっ

白鳥 ナズナ

(足の出血が思ったより多い…)

あやかし

ガウッ!

白鳥 ナズナ

あ、

白鳥 ナズナ

(こっちに1体来て…)

白鳥 ナズナ

(食べられるっ)

吉条紫信

ぐっ

白鳥 ナズナ

紫信さんっ!

白鳥 ナズナ

すみません、紫信さん

白鳥 ナズナ

私を庇って怪我を…

吉条紫信

構わない

白鳥 ナズナ

痛くないですか?

吉条紫信

すぐに手当をしてくれたからな

吉条紫信

ありがとう

白鳥 ナズナ

いえ、薬師…ですから

2人とも無事か!?

吉条紫信

霞か

白鳥 ナズナ

私は無事です

お、なんだ?

紫信、珍しく怪我したのか

吉条紫信

怪我くらい誰でもするだろう

まぁ、無事で良かったよ

聞いた時焦った

白鳥 ナズナ

霞さんが焦るなんてあるんですね

そりゃあな

白鳥 ナズナ

じゃあ私はこれで

吉条紫信

待て

吉条紫信

まだ話は始まっていない

白鳥 ナズナ

なんだ?喧嘩でもしたか?

白鳥 ナズナ

違います

白鳥 ナズナ

私が一方的に遠ざけたんです

へ〜

吉条紫信

わかった、3人で話をしよう

白鳥 ナズナ

はい…

吉条紫信

まずは質問に答えろ

白鳥 ナズナ

吉条紫信

お前はどこの人間だ

白鳥 ナズナ

未来の人間…です

吉条紫信

なぜお前はここにいる

白鳥 ナズナ

葉さんの…声が聞こえて

白鳥 ナズナ

気がついたらここに

吉条紫信

昼間の姿はなんだ

白鳥 ナズナ

妖術の力を引きたじた姿です

白鳥 ナズナ

未来の霞さんと契約しました

俺と?

白鳥 ナズナ

はい

吉条紫信

未来の俺とどんな関係だった

白鳥 ナズナ

意地悪ですね

白鳥 ナズナ

恋仲です

うぇ?!

紫信とナズナの嬢ちゃんが?!

笑いが止まらねぇよ!

吉条紫信

笑いすぎだ

吉条紫信

なぜ、未来のナズナと俺が同じ時を生きている

白鳥 ナズナ

白鳥 ナズナ

紫信さんは鬼に憑かれたんです

白鳥 ナズナ

さっきのあの鬼に

白鳥 ナズナ

でも私が…

吉条紫信

なるほど、

吉条紫信

何となくだが理解した

白鳥 ナズナ

…すみません

吉条紫信

なぜ謝る

白鳥 ナズナ

私が紫信さんのまだ続く未来を…

吉条紫信

そんなこと気にしていない

吉条紫信

普通に人命を生きれれば満足だ

吉条紫信

だが

吉条紫信

未来の霞とナズナに会ってみたかった

白鳥 ナズナ

今とそんなに変わってませんよ

吉条紫信

そうか

吉条紫信

それは良かった

吉条紫信

お前達と関係が崩れるのは嫌だからな

なかなか刺さること言ってくれんじゃん

吉条紫信

思ったことを言っただけだ

白鳥 ナズナ

ありがとうございます

吉条紫信

最後だ

吉条紫信

これから何があっても俺達に着いて来てくれるか?

白鳥 ナズナ

(一緒にいたい)

白鳥 ナズナ

(でも、何も無い訳ない)

白鳥 ナズナ

(その時が来るなら)

白鳥 ナズナ

(まだ来ないで欲しい)

白鳥 ナズナ

…はい

白鳥 ナズナ

着いていきます

白鳥 ナズナ

どこまでも

紫信様!

夜分遅くに申し訳ありません

至急お伝えしたいことが!

吉条紫信

なんだ

頼朝公の弟君

九郎義経殿がっ―

吉条紫信

なんだと?、

白鳥 ナズナ

(話の流れが早すぎる…)

白鳥 ナズナ

(もう随分の年月の出来事が…)

白鳥 ナズナ

(今、義経様を庇えば歴史が変わる)

白鳥 ナズナ

(でもここで死なせてしまったら)

白鳥 ナズナ

紫信様、義経様を助けましょう

吉条紫信

何故だ

白鳥 ナズナ

これからの私たちに必要になる方だからです

吉条紫信

わかった

吉条紫信

報告によるとこちらに向かってきているらしい

吉条紫信

義経公の保護の準備を!

はっ!

偶然の出会いは運命と言えるのか

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