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冷たい風が髪を少しだけ乱していく
今日も屋上でyanくんと話していた
こんな日がずっと続けばいいのに
でも、そう上手くはいかない
私には誰にも言えない過去がある
だからこそ、この小さな居心地の良さを 壊したくないと思ってしまう
yan
et
yanくんは私の顔を覗きこみ首を傾げた
yan
et
彼の目がいつになく真剣で
思わず目を逸らしてしまう
この子はいつも気づいてしまう
わたしが何かを隠していることに
昼休みが終わった後 私は1人で校舎裏を歩いていた
誰にも会いたくなくて、 少し静かな場所を探していたのだ
すると、背後から声がした
yan
振り返ると少し息を切らした yanくんが立っていた
et
yan
彼の目は真剣で思わず言葉を詰まらせた
et
yan
et
その問いに私は一瞬躊躇した
でもyanくんのまっすぐな目を見ると 少しだけ話していいような気がした
et
その一言で、彼は驚いたような顔をした
yan
et
自分でも意外だった
こんなことを人に話すなんて 思っても見なかった
yan
彼のその言葉に胸の奥が 少しだけ軽くなった気がした
et
yan
彼のその言葉が、胸に静かに響いた
etさんが少し過去の話をしてくれた
その言葉の裏にはまだたくさんの痛みが かくれているから気がした
俺には全部わからないけど..... etさんを救いたい
etさんがこんな風に 心を開いてくれるのを待っていた
そして、もっと力になりたいと思った
et
yan
そう言って笑う彼の顔に 私は少しだけ救われた気がした
この子にはもう少し話しても いいのかもしれない
冷たい風が吹く中で
心の中が少しだけ暖かくなった気がした