とある物書きの挑戦譚　【第一期】

階段に突き落とされる。

トテトテトテ… （シゼが歩いてその場を去る）

あれからシゼは考えました。

見返すために 今からできることをやっておこうと。

　そのためには 夜の掃除とゴミ出しまでの 時間を使って

リアーナがマスターしている 文字の読み書きや、

計算や運動能力

裁縫の技術が必要だろうと 考えました。

文字の読み書きはアレンに、 計算はアークに

裁縫は見て学んだり、 本を読んだり、

アレンとアークの両方から 教えてもらったりして 覚えていきました。

朝は勉強、夜はゴミ出しと掃除。

前より疲労は一気に溜まり しんどさを感じる時もありましたが

シゼはほぼ毎日これをこなしました。

そして特に頑張ったのは 読み書きでした。

…なぜなら、

と、思っていたからです。

そして、

それから、数年の時を経て…

ｻﾞｯ、ｻﾞｯ… （箒で落ち葉を掃く音）

ｻﾞｯ…

16歳になったシゼは

花のように美しく成長しました。

「おい今日もいるぞ、あの娘。」

「さすがノーディンの主人、 従業員も一級品だな。」

「あんな綺麗な娘、 一体どこから拾ってきたんだ？。」

ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ… （シゼが着ている服を パタパタする。）

(((((ドキッ！)))))

第4話　おわり