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実技テスト

軍人でヒーローの卵たちを守る為に派遣された訳だが、個性が強個性、強個性以上のものであり、一人で二人の人間の相手をしていた

相澤消太

シャルル!!個性を消されても余裕でいられるか!!?

山田ひざし

yay!!俺たちが組めば負け無しだゼェ!!

まぁ警戒人物として二人相手、別で分けられるのはいい気分ではない、そもそも年齢が高校生じゃないのだから疑うだけ疑うのは当然なのだろうが

個性が消されてしまったので、相澤先生から伸びてきた捕縛布を掴んで、プレゼントマイクの方に投げ飛ばした

相澤消太

っぐ!!

山田ひざし

ぉうわぁ!!

鬱先生

雑魚乙ー

雑魚乙とはこんな時に使うんだな、シャオちゃんようわかったよ

内心そんなことを呟きながら走り抜けていく、二人とも重りはつけてくれていない、理不尽である

山田ひざし

yeeeeah!!!!!!!

耳を塞いで早足で逃げて行く、シッマの声をマイクに通したらここぐらいまでの音量がでるかもしれないなんて呑気に考える暇があるくらい、楽勝であった

鬱先生

シッマがこの個性やなくてよかったわ…

心の底から思ったのは間違いないだろう、そして僕はこの二人を捕まえるより逃げた方が効率がいいと考え、打ちのめすだけ打ちのめして逃げていった

鬱先生

家帰ったら他国の情報機関のハッキングをしてやな…経費の計算やろ?報告書やろ?始末書……あかん気が遠くなりそうやわ…

どうせガバるんだろうな、なんて自分の無能さに対して内心自嘲すれば、イライラして取り敢えず爆弾を投げる作戦を実行に移した

鬱先生

あそれ爆弾ぽい、あそれ爆弾ぽい

手榴弾が爆発して周りは爆発するばかり、これじゃあどっちがヒーローでヴィランかがわからない

鬱先生

雨を降らせてやな…

パチン、と指を鳴らして周りの火を消していく

相澤消太

っぐ…

山田ひざし

あいつ何してやがんだぁ!?

大量に水を与えることで植えておいた種がいきなり相澤先生とプレゼントマイクの下から生えてきた、二人はそれを避けることが出来ず捕まった

鬱先生

……まさか引っかかるとは…

相澤消太

……

山田ひざし

なんだこれ!?

取り敢えず二人に手錠を付けて、僕の実技テストは幕を閉じた

なんやかんや終わり、なんやかんや過ごして、林間になった、なんやかんやの部分は想像に任せる

相澤消太

生徒達を頼むぞ、シャルル

鬱先生

任せとき、あの国の軍人やねんからな

本当は非戦闘要員なのだが、筋肉のつきかた的にあの子たちに近しいからかこうなった、今でも鍛えとけば良かったと後悔している

林間で森に入った後、全員問題なく進んでいる、結局問題なく進み、今はご飯をせっせこと全員で作っていた

鬱先生

包丁は僕がやるから、炒めたりは八尾ももちゃんがやってくれる?

八百万

は、はい!!

ずっと野菜を切っていると、危なかしい包丁の持ち方をしているやつがちらほらといた

鬱先生

なぁばくごーくん、芦田ちゃん危なっかしいからやったってくれん?

爆豪勝己

はぁ?なんで俺がなんなきゃなんねえんだよ!!

鬱先生

やってばくごーくん料理美味いやん、怪我されたら困るから頼むわ〜

爆豪勝己

チッ!!

なんやかんや行ってくれるのだから、悪い奴ではないのだろう、ただ自意識過剰(笑)なだけなのだから、僕は人気が無いところで皿やフライパンなどを洗い出した

相澤消太

……シャルル

鬱先生

ん?どないしたんですか?

相澤消太

いや……

何も言い出せず、ずっと口を開いては閉じてを繰り返している、何が言いたいのかはわからないけれど、せめて約束を守ることだけは伝えた

鬱先生

生徒達は必ず守りますよ、れっきとした任務なんやから、ヒーローの卵達は、守られることなんて望んでないやろうけど

彼らの方を見てれば、料理をせっせこと作り、とても楽しそうで、青春を謳歌しているのが見て取れる、微笑ましい光景があった

鬱先生

少し過去の話をしましょうかね

相澤消太

え…

鬱先生

ずっと警戒されとったし、親しみを持って欲しいやん?ずっと気まずそうやし

微笑んでそういえば、相澤先生は目を見開いていた

鬱先生

こんくらいの歳の頃は、ちょうど親に捨てられたんやっけな、軍学校に入れられて

こんなに楽しそうに過ごした覚えは全くと言っていいほどない、強いて言うなればシッマと出会った事だけ

相澤消太

捨てられた……

鬱先生

そ、何もできない無能やからってな

相澤消太

……

鬱先生

でも今は、無能でも必要としてくれてる奴らがおるから、失敗しても頑張れる

鬱先生

今なら軍学校に入ってよかったって思えるわ、親にも感謝せななぁ

皮肉を込めてそう言った言葉を最後に、手を止めて相澤先生の方に視線を向けた

鬱先生

心配しやんでも彼らの青春は守って見せますで、僕みたいにならない様

ガバッと、いきなり相澤先生は体を90度に曲げて、僕に対して頭を下げた

鬱先生

えっ…え?

相澤消太

後数日、あいつらのことを頼む

鬱先生

……

相澤消太

今まで、すまなかった

謝られるなんて思ってもおらず、少しびっくりしたけれど、またフワッと表情を緩ませた

鬱先生

ほらほら、顔あげて!

笑いながらそう言えば、相澤先生は恐る恐る顔を上げた

鬱先生

別になんとも思っとりませんよ、警戒すんのが普通やしな

でも、と付け足し、人差し指を立てて突き出した

鬱先生

一つだけ、お願い聞いてもらえませんかね?

相澤消太

……なんだ?

鬱先生

すこしね…

そう言ってちょいちょいと手招きをして耳を貸してもらってから、ゴニョゴニョと何をするかを伝えた

相澤消太

ふっ……わかった、任せろ

鬱先生

ほな頼んますわー、んじゃ僕はこれで

相澤消太

嗚呼

少し相澤先生には、生徒達を守る手伝いをしてもらおう

肝試し、僕は今回この時が一番危ないと見て、相澤先生には特性のインカムを渡した

僕は肝試しに参加しやずに、森の見回りをしていた、生徒達を守る為に、走っていれば、いきなり青い炎が近くで舞っていた、インカムの電源を入れて連絡をした

鬱先生

宿から南南東の位置にヴィランあり

相澤消太

了解!

早くしなければ色々と面倒だ、そう思った時には遅く、僕の口元には手が回されていた、インカムの電源を切っていなかったのが幸いか

鬱先生

んぐっ…!

死柄木弔

静かにしろよ、綺麗に運べなくなる

恐らく、オールフォーワンからの指示なのだろう、個性が目当てか

死柄木弔

先生が欲しがってたんだよ、お前の個性、自然操作なんだろ?

鬱先生

……

銃懐にある、限界まで薬は吸わない様しているものの、どう抜け出したものかと思案した

死柄木弔

あ、喋れないか、ごめんごめん

没草喋っているのが気に食わず、勢いに任せて僕は死柄木の腹を膝で殴り、死柄木から離れた

鬱先生

其方さんの一番上が僕のこと欲しがってんの?せやったらお断りさせてもらうわ

死柄木弔

お前に決める権利はない、大人しくしろ

鬱先生

いらちやなぁ、僕が忠誠を誓ってんのは一人しかおらんので決めさせてもらいますー

そう言って取り敢えず逃げた、なんかあまりよろしくなさそうなので

鬱先生

いくら命あっても足りまへんわ……

遠い目をしながら生徒達の方へ先を急いだ

爆豪君がヴィランの手中(物理)に行ってしまった、常闇くんも一度連れ去られたのだけれど、緑谷君が助け出していたので問題はない、ただ爆豪君だけは絶対に持っていくつもりだ

鬱先生

Warte kurz!!(ちょい待てや!!)

死柄木弔

あ…?なんて…?

しれっと出てしまったドイツ語に舌打ちしながら、手を伸ばしたけれど、それは空を切ってしまった

鬱先生

tsk!!
Missionsausfall!!(任務失敗や!!)

ドイツ語と英語が混ざる、本当に焦っているのが自分でもわかった、イライラしていた時、目の前にまた黒い霧が現れた

死柄木弔

あ、忘れ物

鬱先生

っな!

死柄木に体を引かれ、僕の体は霧の中に入っていく

緑谷出久

シャルル君!!

轟焦涼

シャルル!!

やはり僕はガバってしまう、どうしていつも、こうなのだろうか

内心で自分自身に悪態を吐きながら僕は意識を落とした

鬱先生

んん……どこ…

オールフォーワン

やっと起きたんだね、鬱くん

鬱先生

え…え?ご本人やん…

欲しがってたご本人がまさかの僕を出迎えるとは思っても見なかった、と言っても画面越しだけれど

オールフォーワン

早速だけれど、僕達の仲間になってくれないかい?

鬱先生

え?僕の混乱はスルー?スルーなん?ひどない?

それでもスルーして、話し続ける

オールフォーワン

君が必要なんだ

鬱先生

は、はぁ…

何か言うのを諦めて僕は改めてちゃんと聞き始めた

オールフォーワン

君の力は膨大だ、その個性を扱えばヒーローどころか世界ですら破壊できる!実に欲しい

鬱先生

欲しいて…

オールフォーワン

そう、だから僕達の仲間になって欲しいんだ

鬱先生

………

言外に能力だけ欲しいと言われている気がせんでもないが、僕は拘束されてるのをしれっと解いた

鬱先生

頷きたいところやけど、僕には忠誠を誓ったボスがいるから無理やわ、あんたにはついていかれん

オールフォーワン

ほう…その忠誠を誓ってる人物は誰なんだい?実に興味深いね

鬱先生

教えるわけないやろアホなんちゃう?教えたら僕が書記長様に半殺しにされるわ

忠誠を誓った人物がいる、だから僕はこいつの懐に入るつもりはない

オールフォーワン

なら、しょうがないね、この映像を見たまえ

もう一台のテレビからは拘束された爆豪君と、死柄木一派が映っていた、こっちは爆豪の説得中なのだろう

オールフォーワン

君が何かすれば、この子はどうなると思う…?

鬱先生

へぇー……脅しか、残念ながら、その子は人質に不向きやで

場所を割り出して、僕はその場に個性で移動した

鬱先生

やって、爆豪君は死ぬ様なタマやないからな

死柄木弔

なっ!

鬱先生

死柄木くんご無沙汰しとりますー、ついさっき、丁寧にお断りさせていただきましたー

指をパチン、と鳴らせば、ヴィラン達は全員倒れた、自然操作でヴィラン達に脳震盪を起こしたからだ

鬱先生

家帰ったらレイコー飲むか…

未だ眠っている爆豪くんの前に立ち、ベシベシと頬を左右に叩き始めた

鬱先生

おーい、起きろー、シャルルやでー

爆豪勝己

ん……あ…?

懐からナイフを出して爆豪君の拘束を解き、ここにいるヴィランをどうするか考えた

鬱先生

んー……インカム電源は入るかな…

このインカムは案外気付きにくい様に作っているのだが、ヴィランがインカムなんて相手に持たせるだろうか

そう仮説を立てるも、それは虚しく外れ、普通に耳元にインカムがあった

鬱先生

……ガバガバやん……これでええんかヴィランよ…

ポチッと電源を押せば、誰かと繋がった

オールマイト

やあシャルル少年!!

鬱先生

オールマイト!?

オールマイト

実はこのインカムを頼りに君達を探していたところなんだ、状況はどうだい?

鬱先生

ヴィラン全員気絶、爆豪勝己保護完了、現在地はあなたがいる場所から東

オールマイト

流石だね…了解!暫くの間まっててくれ!

オールマイトがインカムを切ったので、意識がうつらつらとしている爆豪君を担いだ

死柄木弔

ま…て……!

鬱先生

あら、起きとったん

頭を振りながらなんとか立ち上がった死柄木は、どうも頼りなかった

死柄木弔

タイムオーバー

そう言ってニヤっと笑った途端、口から何かが出てきた、ものすごく不味い、これは黒霧とは違う何かだろうか、僕は爆豪くんと共に何処かへ移動させられた

オールフォーワン

やぁ

移動してすぐ目の前にはオールフォーワンがいた

鬱先生

やぁ、やないわ!なんやあのクッソまずいやつ!

オールフォーワン

お気に召さなかったかい?

鬱先生

お気に召さんかったわ、いやシッマが作ったご飯よりマシやけどなぁ

正直今僕は冷静ではない、こんなに呑気に突っ込むのはいつものノリからか、それとも気持ちを抑える為だからか

ちなみにシッマが作った飯はダークマターだ、食べたら死ぬ、そんな見た目や匂いだけで分かるくらいの、最悪の飯、一度食べさせられたことがあるのだけれど、断然シッマが作った飯より、ワープさせた時に使われたらアレの方がマシだった

オールフォーワン

随分と余裕なんだね

鬱先生

んなもん慣れや慣れ

爆豪勝己

…おいクソメガネ

鬱先生

ん?どないしたん?

話しかけてきた爆豪くんに反応して振り向いた、耳を貸せば、ゴニョゴニョと話し出した

爆豪勝己

お前があのデカブツの足止めをしろ、後は俺が爆発させる

鬱先生

いやいや、オールマイト待った方がええやろ、僕はまだしも君はまだ卵やねんから

爆豪勝己

あ"ぁ!?いいんだよ俺は!!

鬱先生

いやいや、せやけどな…

自分が決めると聞かない爆豪君をどうするかと悩むばかりで、どうにも話がまとまらない

オールフォーワン

話している余裕は、あるのかな!!

そう言って攻撃してきたのを反射的に相手の肉を抉った

鬱先生

うるさい、邪魔すんなや

オールフォーワン

ふふっ!いいね!素晴らしい!

オールフォーワンを見た時、その雰囲気に見覚えがあった

ドクン、と心臓の音が鳴り、呼吸が速くなっていく

鬱先生

……はは!

爆豪勝己

クソメガネ…?

手に持っているナイフを構え、ズンッと近づいた

鬱先生

俺はお前が

嫌いや

オールフォーワンは、自分が正義と信じてやまないのだろう、その行為がヒーロー飽和社会では適用されなかった

オールフォーワンは、我らが総統を殺さんとする人間と、全く同じ雰囲気だった

次の瞬間、目の前のオールフォーワンが吹っ飛んだ

オールマイト

もう大丈夫!何故って?

そう言ってやって来たのは、大きな背中を持つ男

オールマイト

私が来た!!

鬱先生

オールマイト…

オールマイト

爆豪少年、シャルル少年、後は私に任せてくれ!

爆豪勝己

…チッ

オールフォーワン

待っていたよオールマイト!忌々しいヒーローめ!

オールフォーワンとオールマイトが何回か言葉を交わせたあと、オールフォーワンの後ろから脳無が大量に出て来た

鬱先生

もうこれは……戦争やな

懐から銃を出し、銃を構えて全ての弾を脳に命中させていった、オールマイトの邪魔はできない

走り回っていれば、あるところに緑谷君達がいた

鬱先生

何しとんのや…

彼らは爆豪君を助けに来たのだろうか、そうなら、爆豪君を連れていってもらおう

爆豪君を捕らえやすいところに誘導し、ゴーサインを彼らに出した

鬱先生

上手くやってくれよ…

大きな氷柱が立ち、それと同時にそこから飛んでいる人間、緑谷君と飯田君、そして切島君がいた

切島

爆豪!!捕まれ!!

緑谷出久

かっちゃん!!

爆豪は飛んで行き、僕はそれを見計らってオールフォーワンに近づいた

鬱先生

改めまして…僕の名前はシャルル・ウツーと申しますぅー、今回wrwrd傭兵組織から派遣されましたー

オールフォーワン

傭兵…

鬱先生

雄英高校のヴィラン侵入の阻止を頼まれましてね、まぁあんまし役立ってないんやけど

ポケットからタバコを取り出し、タバコに火をつけ、それを咥えて吸っては口から煙草を話した

オールマイト

シャルル少年!!

脳無に悪戦苦闘しながらも僕を気遣うオールマイトは、本当にヒーローなのだろうと実感させられる

鬱先生

ま、無能でも弱い訳やないんやわ

向けられた攻撃をさっと避けて銃を構えては肩に狙って撃つ、本当は狙撃の方が得意なのだけれど

鬱先生

シッマ、久しぶりに共闘しようや

インカムに向かってそういえば、ドカン、と言う大きな音が近くでなり、その音の方から、金髪の見たことのある人間がいた

コネシマ

やっと呼んでくれたか大先生

鬱先生

やって下手したらお前人殺すやん

コネシマ

今回は殺さへんわ!!戦争とちゃうんやから!!俺やてそんなアホちゃう言うねん!!

鬱先生

まぁまぁ、言い合いはあいつぶちのめしてからにしようや

視線をオールフォーワンの方に向ければ、コネシマの顔つきが変わった

コネシマ

あいつか

鬱先生

そ、あいつ

二人して口角を上げて、それでも腹の底で怒りを萎え繰り返す

鬱先生

やるやろ?

コネシマ

おう、ガバるんとちゃうぞ

鬱先生

任せとけ

二人で一斉に飛び出した

はい主です

お久しぶりです、色々忙しい&スランプであったため中々書けませんでした

次で最終話かな?まぁお楽しみを

これはご本家様、ご本人様とはご関係がございませんので拡散、荒らしはおやめください

てことでばいちゃ!

任務のせいでヒーローになった鬱

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コメント

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つ、続きをくださぁーい( ´ཫ`)

ユーザー
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