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やり直したい

人生を

どこで間違えてしまったのか

僕にはあの人だけ

そんなこと言っても

あの人は実際この世にいないわけだし

せめてあの人に会いたかった

あの人に

僕へ

僕だけへ

大丈夫って言って欲しかった

安心させて欲しかった

なんて

もう僕は何も無くなるのか

ほんと

糞喰らえだ

ーーーーま!!

ーーー様!!

使用人

ホトケ様ッ!!!!

ほとけ

っぁ、は、あ、ぇ、?

使用人

ほんっとにあなたはいつまで寝ていらっしゃるのですか!?

使用人

いつになったら自分で過ごせるようになるのです!?

ほとけ

ぇ、あ、す、すみません…?

使用人

ふんっ、本当あなたは…

使用人

早く身支度をしてください!!

ほとけ

は、はい、

バタンッッッ

ほとけ

ほとけ

え、えぇ…?←混乱中

ほとけ

(ちょっとまって僕4んだんだよね…?)

ほとけ

(それにほとけ"様"って…どういうこと…?)

ほとけ

だって僕病気で…

ほとけ

(あれ?夢だったの…?それともこれが夢…?)

ほとけ

(あれ…?ちょっとまってわかんない…)

ほとけ

(てかここ…どっかで見たことある景色だな…?)

ほとけ

フイッフイッ←周りを見渡してる

ほとけ

…大きな鏡…

ほとけ

…てか、誰?

ほとけ

え、これ僕?

ほとけ

こんな、え…?

ほとけ

名前は変わってないみたいだけど…

ほとけ

見た目は変わってるんだ

ほとけ

てかなんでこのアホ毛は残ってるんだよ

ほとけ

よく見てみたらほくろがあるのと髪色が変わっただけか

ほとけ

でも、綺麗な瞳だな…

ほとけ

宝石みたい…

ほとけ

…てかこれ、ホトケじゃね?

ほとけ

え、そうじゃん!!!!?

ほとけ

じゃあこの見覚えある景色も…

ほとけ

やっぱり!!ホトケの部屋だ!!

ほとけ

え、てことはこれもしかして異世界転生的なやつ…?

ほとけ

そりゃあ名前も変わってない訳だよ!?!?

状況を整理しよう

まず、前世僕が愛してた漫画の中に転生してる。多分。

そんで、僕はその登場人物のホトケになってる。なぜか。

ホトケは漫画の中のいわゆる悪役みたいな感じなんだけど…

ほとけ

(え僕今悪役なの?)

ホトケは結構かわいそうな悪役で、使用人にも義父でもある王様にも嫌われていて

そのせいかホトケは王様に贔屓されている5人の義兄弟を恨んでしまう

最終的には1人の使用人に5人のことを毒殺しようとしていたがバレて、処刑

ほとけ

(あまりにもかわいそうすぎる人生なんだよね)

ほとけ

(まぁ毒殺はダメだし僕の推しを56そうとしてたから死刑で当然なんだけど)

ほとけ

…あまって?

ほとけ

そういえば推しいるってことじゃん

ほとけ

はっ…!!!?

ほとけ

そうだこのお城には僕の推しがいるんだ!!!!

ほとけ

ちょっっっっとまってくれよ

ほとけ

寿命縮ませに来てるって

ほとけ

やばいどうしよう急にトイレ行きたくなってきた(?)

もちろん僕はその漫画に信じられない程ハマっていたので推しもいる。

てことは、このお城には推しがいる。

ほとけ

(はいどうしよう。)

さすがに設定上兄弟になったとはいえ同じ空気を吸うなんて許されないのである。

ほとけ

ほとけ

まぁとりあえず着替えよう

ほとけ

問題はそれからだ

ほとけ

ほとけ

やっぱお城なだけあっておっきいな…ボソッ

ほとけ

(ていうかさっきから通りすがりの使用人たちの視線が痛い)

ほとけ

(やっぱ今日起こしてくれた人もそうだけど当たり強かったし)

ほとけ

(嫌われてるんだな…)

ホトケは昔から体も弱く役立たずと言われてきた

5人の義兄弟とは違って何もできないから、義父からも罵倒されて、

ほとけ

(辛かったんだろうな…)

ほとけ

(まぁ僕も嫌いだったけどねっ!!!!)

ほとけ

(多分、ホトケだけ血が繋がってないってのもあるんだろうな)

ホトケは王女様が浮気した男との子供。

なので王様はもちろん、5人の兄弟とも血が繋がっていない

ホトケが四歳になる前に王女様はこのお城を出ていった。

ホトケを置いて。

ほとけ

(浮気された女とその浮気相手の子供、そりゃあこの世界ではこんな感じになるわけだ)

ほとけ

(あ、ここか、)

ほとけ

(はぁ…朝ごはん食べるのにこんな緊張したのなんてはじめて…)

ほとけ

(まぁ今の僕なら王様にも口答えできる気がするけども)

ほとけ

(いやでも!!バカになっちゃダメだ、頭を良くいこう、)

ほとけ

(よし!!)

今まで出来損ないだったホトケを

変わらせてやる

やり直せるんだ

もう一度この世界で

にこ。

はいこんにちばんわ〜♪

にこ。

急にはじめちゃってすみません♪

にこ。

にこです♪

にこ。

転生系の物語に挑戦してみようと思いまして、

にこ。

転生したらまさかの推しがいる世界線な件。です!

にこ。

それでは次回もお楽しみに〜♪

にこ。

あちなみにサムネ的なやつはちょっとまっててくだせぇ

転生したらまさかの推しがいる世界線な件。

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