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(´TωT`)何これ神作?ごめん神作だったわ。 あと2ヶ月?!ゑ?!嫌だ高校行きたくない😞…。
最高かよー! 続き待ってます!
作者
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…ここは、一体どこだろうか。
真っ暗で、何も無い空間。
冷たくて、息苦しい場所。
…あぁ、そうか。
この空間は…。
伏黒恵
昔から知っている空間。
まだ俺と津美紀が幼い頃。
俺の両親は蒸発した。
そこからだ。
俺が感情を表に出さなくなったのは。
俺は昔から感情を表に出すのが苦手だった。
両親に捨てられた俺達には。
もちろん、できる事なんて限られてる。
だから、助けを求めようとした。
周りの大人に、頼りたかった。
でも、それは無駄な事だった。
どれだけ手を伸ばしても。
どれだけ「助けて」と叫んでも。
周りの大人は助けてはくれない。
「助けてあげる」という言葉も。
所詮は、ただの上辺事。
元々、身寄りのない俺達を助ける気なんて。
さらさら、無かったんだ。
だから、封じた。
自分の感情を。
助けを求めた所で、意味が無いと 分かってしまったから。
泣いて縋ったとしても。
誰も助けてくれないと。
悟ってしまったから。
そう考えた時には。
感情を溜め込む事ばかりをし続けていた。
限界だと感じたら、自分の影へと流し込む。
そうすれば、誰にも迷惑をかけないから。
もう、期待なんてしたくない。
期待をして、捨てられるくらいなら。
誰にも気付かれずに。
壊れる方がマシだ。
伏黒恵
伏黒恵
伏黒恵
壊れてたんだ。
伏黒恵
五条さんの前で、呪力が暴走した。
玉犬達に、五条さんを襲わせようとした。
俺は、自分の影に飲み込まれて。
…あぁ、そうか。
ここは俺の影の中。
という事は、俺はもう…。
伏黒恵
伏黒恵
相変わらず、この中は冷たい。
冷たくて、心地よい。
…もう、いいんだ。
何かをしようという気力も出ない。
俺はこのまま。
伏黒恵
そんな事を考えながら、瞳を閉じる。
瞳を閉じた瞬間。
五条悟
五条悟
五条悟
五条悟
五条悟
五条悟
五条悟
五条悟
伏黒恵
…なんで今、アンタの声が聞こえるんだ。
…もう、いいだろ。
俺の事なんて、さっさと捨てればいい。
さっさと俺を切り捨てればいい。
もう俺は、アンタの期待に応えられない。
だから…。
それと同時に、徐々に意識が覚醒していく。
少しずつ、影から離れていく。
そして、目を開けた先にあったのは。
伏黒恵
五条悟
五条悟
伏黒恵
伏黒恵
伏黒恵
なんで、アンタが…。
伏黒恵
作者
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