主人公
俺はものしりだ
主人公
特に有名な人名などは
主人公
世界一知っていると自負している。
主人公
そして今日は学校で友達に
主人公
織田信長とゆう人物を
主人公
知ってるか聞いてみた。
友人
「は?誰?」
主人公
やはり難しかったかな。
主人公
先生にも聞いてみた。
先生
「ん?誰だね?」
主人公
学校が終わり彼女にも聞いてみた
彼女
「いやいや、誰だし」
主人公
やはり難しすぎたのかな?
主人公
でも俺の尊敬する両親なら知ってるかも。
主人公
家に帰って聞いてみた。
主人公
「織田信長って知ってる?」
両親
「あの…誰ですか?」
主人公
誰も知らないみたい。
解説
主
織田信長を知っているかあらゆる人に聞くも
主
「誰?」という反応が帰ってくる。
主
主人公が異常にものしりで
主
周りが織田信長という人物を知らなかったから?
主
そんなわけが無い。
主
両親が自分の息子に向かって
主
「あの…誰ですか?」とかしこまって聞くのも不思議だ。
主
そう。
主
学校の友達も、先生も、彼女も、両親も
主
織田信長に対して
「誰?」と言っているのでは無い。
「誰?」と言っているのでは無い。
主
主人公に対してだ。
主
誰も主人公の事を知らないのである
主
突然、見知らぬ男から話しかけられて「誰?」と言ってるだけ。
主
学校の友達も、先生も、彼女も、尊敬する両親も
主
全て主人公が一方的にそう思ってるに過ぎない。
主
それではものしりだと自負しているこの主人公は一体誰なのだろう。
主
私も聞きたいところだ。
主
「お前、誰?」と。