テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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君との景色をもう一度

第2話 - 第一話

101

2024年02月03日

#七瀬陸

#アイナナ

#記憶喪失

#九条天

ヒュプノス(自称📜)

雑誌の撮影後

その日はオレ一人の仕事だった

天にぃとの撮影だったから

一緒に帰ろうと誘おうと思ったけど

撮影後、天にぃの姿が見当たらなかったから

先に帰っちゃったのかな、と思い楽屋を後にした

しばらく歩いてると信号を渡ろうとしてる天にぃの姿が見えた

陸

天に...

それと同時に自動車が天にぃめがけて走ってくるのが見えた

俺は咄嗟に走り出した

陸

天にぃ、危ない！

天

え？

ドンッ

天

陸...？

陸

ゔ...。

天

陸⁉ねぇ、陸⁉

天

きゅ、救急車...！

あぁ、オレ死ぬのかな

そんな考えが頭の中に浮かんだ

ごめんね、天にぃ。

prrrr...

大和

はい、二階堂です。

天

『二階堂大和？今から○○総合病院に来れる？』

天

『できれば他のメンバーも一緒に。』

大和

行けるけど、なんかあったのか？

大和

九条、リクと撮影だったよな。

天

『陸が僕を庇って、交通事故に遭った。』

大和

え、マジ...？

天

『嘘でもこんなこと言えないよ』

天

『なるべく急いで来て。』

大和

分かった。

大和

あ、ミツ。今すぐ皆に出かける用意してって伝えて。

三月

え、どうかしたのか？

大和

事情は後で話す。

大和

とにかく今は急いで行くぞ。

三月

わ、分かった。

大和

九条！

天

二階堂大和。

大和

リクは？

天

まだ集中治療室にいる。

大和

そうか。

三月

大和さん？陸がどうしたって？

大和

実は...。

天

交通事故に遭った。

天

それも僕を庇って。

三月

え⁉

一織

七瀬さん。

天

病院に着いた時には、かなり危険な状態だった...。

天

本当にごめん...。

一織

九条さんのせいではありませんよ。

天

でも...。

一織

今は七瀬さんを信じて待ちましょう...。

天

！

天

うん...。

しばらくして集中治療室から一人の医者が出てきた

医者

！

医者

七瀬陸様の保護者の方ですか？

大和

あ、保護者と言うかメンバーです。

医者

そうですか。色々とお話したいことがあるので、どうぞこちらへ。

大和

分かりました。

医者

まず、陸さんの容体についてです。

医者

陸さんは非常に危険な状態でした。

医者

頭を強く打っており、元々の持病もあり...。

医者

ですが、なんとか一名を取り留めました。

医者

それと、先ほども申した通り、頭を強く打っていたので

医者

記憶障害になる可能性が高いです。

天

そんな...。

それから数週間が経過した

陸は未だに目を覚まさない

仕事の合間など、時間を縫って順番に面会に来ていた

天

陸。そろそろ起きてよ。

天

お寝坊さんだね、陸..。

陸

...。

一織

九条さん。来ていたんですね。

天

和泉一織...。

一織

きちんと、休んでいるんですか？

天

...。

一織

心配なのは分かりますが、休息も大事ですよ。

天

分かってる...。けど、眠れないんだ。

天

夢に陸が惹かれる瞬間がずっと出てきて...。

一織

九条さん...。

その時、陸の指が少し動いた

天

陸...⁉

一織

七瀬さん...！

陸

ん...あれ、ここ何処？

天

陸！よかった...。

一織

七瀬さん...。

陸

え？

天

ごめんね、陸。

天

あの時、僕が気を付けてれば...。

陸

あ、あの。なんで俺の名前知ってるんですか？

一織

...七瀬さん？

陸

失礼かもですが...

陸

俺たちどこかで会いましたか？

天

陸...？

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