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ヒュッ
紅美鈴
お嬢様…!
レミリア・スカーレット
……!!
レミリア・スカーレット
……あはは
レミリア・スカーレット
あははははは！！！
レミリア・スカーレット
遅いよ。
レミリア・スカーレット
こんなオモチャのナイフで
レミリア・スカーレット
私に傷を付けようとしたの？
？？？
大変失礼しました…
？？？
まさかまだナイフを隠し持っていたとは…
レミリア・スカーレット
やっぱり人間は面白いな
レミリア・スカーレット
その子にいくら払えばいいの？
？？？
お気に召されましたか！
パチュリー・ノーレッジ
全く…
レミリア・スカーレット
さぁ、ここがあなたの部屋よ
少女
……
レミリア・スカーレット
…一応言葉は話せるのよね？
パチュリー・ノーレッジ
ええ。そうみたいだけど
少女
……な
レミリア・スカーレット
？
少女
ふざけるな…
少女
…ナイフ
少女
ナイフ返せ!!
レミリア・スカーレット
嫌よ
レミリア・スカーレット
今のあなたに刃物を持たせたら
レミリア・スカーレット
どうせ斬りかかってくるんでしょ
レミリア・スカーレット
いちいち避けるのも面倒よ
レミリア・スカーレット
むしろ壊さないであげただけ感謝なさい。
パチュリー・ノーレッジ
かなり古い物ね
少女
それは私が生きる意味なの！
少女
それがないと私が存在する意味が無くなる…
パチュリー・ノーレッジ
何があったのかしら？
レミリア・スカーレット
それはもう過去のことでしょう？
パチュリー・ノーレッジ
人間と関わることなんて滅多にないから興味があったのだけど…
レミリア・スカーレット
もうお前は私の「従者」
レミリア・スカーレット
いや、紅魔館の「メイド」なんだから
レミリア・スカーレット
これは運命よ
レミリア・スカーレット
運命からは逃れられない
少女
ふふっ
少女
なに、言ってるの？
少女
あの男は拾ったなんて言ってたけど
少女
私はここへ来るために
少女
アイツを利用したのよ
少女
あの男が妖怪だったのは想定外だったけど
レミリア・スカーレット
まぁ！ますます運命的だわ！
レミリア・スカーレット
ねぇパチェ？
レミリア・スカーレット
これで小説でも書いてみたら？
レミリア・スカーレット
きっと面白くなるわよ…
パチュリー・ノーレッジ
そう？
パリン！
紅美鈴
ぎゃー！
紅美鈴
窓がーーー！！
少女
私はご主人様の命令に必ず従う…
少女
命令は絶対…
少女
絶対…生きて帰らなきゃ
少女
今度こそ捨てられる…!
レミリア・スカーレット
そのご主人様とやらは
レミリア・スカーレット
どうやらあなたに死んで欲しいみたいね
少女
(なんで？！)
少女
(私の「魔法」が効いてないの？)
少女
(確かに時間を止めたはず)
レミリア・スカーレット
だってあなたのような
レミリア・スカーレット
「能力」をマトモに扱えない奴を
レミリア・スカーレット
悪魔のところに送り込むなんて！
少女
うるさい!!
少女
時間は全て私の物
少女
お前は何も理解出来ないまま死ぬのよ！
レミリア・スカーレット
まずはその言葉使いを何とかしないとね
レミリア・スカーレット
で？
レミリア・スカーレット
そのガラスの破片で殺せると？
レミリア・スカーレット
本当は分かってるのでしょう？
レミリア・スカーレット
無謀だってこと
少女
バカね
少女
おしゃべりが過ぎるのよ
少女
…………
少女
……
少女
私はどうすれば
少女
あの悪魔を殺せるの？
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