/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
駿
あかり！颯太！どこなんだよ…
駿
やっと学校終わったー
あかり
まじで疲れたんだけど
颯太
ゲーセン寄ろうぜ
あかり
えーやだ
駿
またかよ
あかり
怖くない？
駿
でもこれ都市伝説になってるらしいぜ
颯太
あー、かくれんぼしてそのままだっけ？
あかり
高校生でかくれんぼ？子供っぽくない？
颯太
でもさ、これで俺達がやってみて普通に帰ることが出来ればデタラメだってなるじゃん！
あかり
なに？だからかくれんぼやろうって？私は反対だからね
駿
いや、楽しそうじゃんやってみよう！
颯太
だよな〜どっかの怖がりと違って駿は勇気があるな〜
あかり
何よ！私の事？…いいじゃない！やってみようじゃないの
颯太
言ったな？じゃあ1回家帰って双葉公園集合な！
駿
双葉公園って…小学生の時みたいだな
颯太
よし、全員揃ったな
あかり
鬼は誰になるのかしら？普通は言い出しっぺだけど
駿
最初は颯太だよな〜
颯太
ったくしょうがねぇな
おい数えるぞ、隠れろよなちゃんと
おい数えるぞ、隠れろよなちゃんと
颯太
いーち、にー、さーん、しー
あかり
ふふっ本当に小学生の時に戻ったみたい
駿
たまにやると楽しいね
???
…きを…つ…けろ
駿
え？
あかり
何よ、どうしたの？
駿
今声が聞こえたんだけど…
颯太
気のせいだよ、気のせい
するといきなり駿が頭を抑えて呻きだす
駿
うっ、く、苦しい
あかり
大丈夫？…ねぇ！駿！
颯太
お、おい！
あかり
な、何この痛み…、頭が痛いっ
颯太
あ、あかりまで！どうしたんだよ！
颯太
うっ、俺も…頭が痛い
そのまま3人の意識は遠のいていった…
3人は暗い山で目が覚めた
駿
こ、ここは？
あかり
駿！
???
君たち目が覚めたのか
颯太
うっ、うぅ…ここは？ってかあんたは誰だよ！
佐藤
私は佐藤と言うものだ
佐藤
君たちこそ誰なんだ？
佐藤
ここでは見ない服…200年ぐらい前の服じゃないか
駿
200年って…今2020年ですよね？
佐藤
何を言ってるんだい？
佐藤
今は2200年だよ
颯太
…！
あかり
2200年…？
駿
…
佐藤
…君たちの少し前にも君たちぐらいの子が4、5人でこっちに来てしまっていたよ…
あかり
どうなったんですか？
佐藤
ある試練に立ち向かえなくて
佐藤
…
颯太
で、どうなったんすか？
佐藤
…亡くなった…
駿
…えっ？
あかり
じゃあ私達も死ぬかもしれないってこと？
駿
う、嘘ですよね？
佐藤
いいや、本当だ
颯太
そんな…
颯太
…なんだよ…状況も読み込めない時に
駿
そ、颯太
颯太
死ぬかもしれないって…
颯太
ふざけんな！俺は1人でいる
あかり
ねぇ颯太！本気？死ぬかもしれないのよ！
駿
そうだよあかりの言う通りだ
佐藤
颯太君、悪いことは言わない
佐藤
亡くなった子達も仲間割れが原因だった
佐藤
君だけでなく駿君やあかりちゃんにまで迷惑を掛けるんだぞ！
颯太
うるせぇ！…俺はもういい！
そうして颯太は1人で去っていった
駿
颯太…
あかり
何よ！颯太ったら！
あかりの目にうっすらと涙が浮かぶ
駿
あかり…
佐藤
今日はもう遅い
佐藤
寝よう
駿
佐藤さん…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
