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見てるこっちが幸せになってきちゃいます(?) 青さんも黒さんもお互いが好きなことには代わりがないのがすごいほっこりしてすごい良いです😭 今日も幸せをありがとうございます😊
うわぁ…!うわぁ…!!!😭😭😭最高すぎました…!!ちゃんと青さんも黒さんもお互いのこと大好きなの喧嘩してても伝わってくるの…好きすぎる…青さんが黒さんに一切不安持たせないようにって自分が外に出ていって、それが黒さんは気付かないで白さんに言われて気付いて恥ずかしくなるの本当にもう…!!(言葉にならない悶え)今までとはちょっと違う喧嘩の仕方でなんだかもう好きすぎました…青黒は永遠に…𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬…
白黒も青黒も見れて最高〜〜です✨
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
注意!! ・地雷さんは今すぐUターン! ・青黒が同棲してます ・nmmn ・黒さん視点で進んでいきます ・誤字脱字は心の目で補ってあげてください😌
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
青
背中に投げかけられた言葉に、ドアを開けようとしていた手から一度力を抜いた。
振り返るか迷って、一応体を半分ほど後ろに向けた。不満げな顔は隠さない。じとっと彼を見つめれば、彼も同じような顔をして俺を見ていた。
黒
青
黒
青
さっきからそればっかり。何を言っても意味が無さそうな彼からふいっと目を逸らし、ぶっきらぼうに言い放つ。
黒
お互い頭冷やした方がええやろ、と今度こそドアを開けようとすると、反対の腕を掴まれる。
黒
青
黒
謎の提案に、思わず彼の方を見る。しかし彼の表情は至って冷静で、冗談を言っているようには見えない。いや、冗談を言えるような状況では無いのだが。
彼の提案を理解出来ない俺を置いて、彼はさっさと靴を履いて俺の横を通りドアを開けた。
青
そう言い放つと、ぱたんと閉まったドアの向こうにその姿を消した。
黒
一人になった家の中で、ぽつりと文句を溢す。
本当になんなんだ、最後の最後まで不機嫌な顔は隠さないくせして、この時間までには帰りますよなんて、律儀な報告。
黒
考えるだけ時間の無駄だ。俺は履いていた靴を脱いで、家の中に戻った。なんにせよ今の俺達には一人の時間が必要だった。今はあいつのことも忘れて、一人心を落ち着かせるとしよう。
白
黒
白
ふふん、と誇らしげな声がスマホの向こうから聞こえてくる。どこか嬉しそうで、かわいいなぁお前と素直に口にする。
白
黒
白
けらけら笑う初兎の声だけで、向こう側の笑顔が目に浮かぶ。
黒
白
それにしても、と初兎が続ける。
白
黒
白
白
俺はええと思うで、うんうん。と語る初兎に、誰目線やねん。と思わずツッコむ。
白
黒
喧嘩をして、お互いが頭を冷やすために片方が家を出ていった。そんな状況で電話相手を頼まれておいて、心配が無いなんて。
白
黒
白
黒
悠くん。落ち着いた声色が俺の名前を呼ぶ。
白
黒
白
まろちゃんはさぁ。
白
黒
いやぁ、焼けるわ〜。と呑気に続ける初兎に、ちょっと待て!と待ったをかける。
黒
白
黒
少し想像してみて、初兎が言う通りの自分の姿が想像出来てしまい黙り込む。なんでお前もそんな解像度高いねん、とは言わなかった。
白
黒
あとさ。と初兎の言葉が響く。まだ何かあるらしい。
白
沈黙が降りる。胸の奥を探してみても、彼に対する怒りはもう何処にも見つからなかった。
白
黒
白
照れ隠しに、そんな悪態をついた。
自分では無意識だったものを、ここまで軽々と次々に指摘されてしまったのだ。気恥ずかしいったらありゃしない。少しくらい照れ隠しをしても許されるだろう。
黒
ちゃんとまろのことを好きなんだなと言われた時に、照れ隠しでもなんでも、否定の言葉ひとつ思い浮かばなかった自分がしょうもなくて、静かに笑みを溢した。
白
黒
それからいくらか雑談をして、あっという間に時間が流れた。
白
黒
白
黒
白
白
そんな物騒な。とは言えもうこんな時間な訳だし、遅くまで付き合わせるのも悪いかと潔く諦める。
黒
白
黒
あいつを煽るのも程々にしてほしい。嫌ではないが、毎回二人の間で取り合われるのも疲れるのだ。他の奴らはまたやってるよって感じで傍観一択やし。仲裁しろ。
白
黒
電話が切れたのを確認して、スマホの電源を落とし机に置いた。
それとほぼ同じタイミングで、玄関のドアが開く音がする。
青
黒
玄関の方から大声が聞こえて来て、思わずびくりと肩を揺らした。だってこっちは、一応喧嘩してた訳だし、リビングに入って来た時の反応とか色々考えてたのに、まさかこんな賑やかな帰宅とは。
…と言うか、なんかまた怒っとる?
リビングから廊下を覗くと、丁度靴を脱いだところだったまろが怒ったように眉間に皺を寄せて俺を見た。
青
黒
そう言えば、閉めてなかった。いや、でも。
黒
青
怒っているまろには悪いのだが、さっきから一向に話が入ってこない。何故かと言うと。
黒
青
ガサガサと音を立てて袋が揺れる。まろの腕の中にある、ぱんぱんになった袋。どうやらコンビニのものらしいが。
青
黒
青
いや、それはええんやけど。
黒
喧嘩してたのに。俺が勝手に出て行こうとしたのを止めて、態々代わりに出て行ったのに。
なんで、俺の好きなものなんて。
青
黒
青
黒
お互い、まだ謝ってもないのに。
青
黒
青
規模がおかしい。
青
黒
ガサガサと袋いっぱいのお菓子やスイーツを漁るまろを見て、体から余計な力が抜けていく。
まろが帰って来た時、どんな顔をしようとか、どんな言葉をかけようとか、悩んでいた自分が馬鹿みたいだ。
謝罪も後悔もいらない。こうして帰って来て、お互い怒りなんてもう持ち合わせていないのだから、ギスギスした変な空気の中で過ごすより、お互いが幸せな時間を過ごすのが一番だ。
黒
青
黒
青
黒
リビングに戻って、手を洗いに行ったまろの代わりに袋の中のものを机に広げてみる。以前あいつに勧めたものや、時々自分で買って食べてるもの、気になってたけど買ったことが無かったもの。本当に俺が好きなものばっかりだ。
黒
青
ぽつりと漏らした独り言に、洗面所から戻って来たまろが答えた。だろうな。外出自粛でもするんかって量やし。
黒
青
ぺしょ、と垂れている耳が見える。そんなまろの頭をわしゃわしゃと適当に撫でながら、賞味期限が早そうなものを片手で取り出していく。
黒
バッと勢い良くまろが顔を上げた。やめろ見んな。自分で言っといて結構恥ずいねん。
黒
青
肩が触れ合うくらいの距離に座ったまろの頭の重みが、俺の肩に加わる。
甘えるように、ぐりぐりと押し付けられるその重さが心地良い。
やっぱ三個までにしても良いかもな、なんて。この夜が長く続くことを、密かに祈ったりして。