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未知者達の幻想来訪伝

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未知者達の幻想来訪伝

第109話 - 平釜平原へ突撃！！！

136

2024年08月16日

#意外なコラボ

#幻想入り

ゆう

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136

ゆう

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霊夢

さてと……乗り込む前に……。

霊夢

他の妖怪達は拠点に転送するわ。
この先は危険なのよ。

ジバニャン

そうニャンね……。
古典妖怪達は先に家に帰るニャ！

ウィスパー

そうでうぃすね……。

ゲンマ将軍

この先はワシらに任せておけ！

転送完了。

霊夢

よし……準備完了ね。

フユニャン

待て！
マスターと連絡が着いたぞ！

霊夢

タイミングバッチリね……。

フユニャン

マスターは平釜平原で
待ってるらしい。

フユニャン

急ぐぞ！！！

霊夢

えぇ！！！もちろんよ！

平釜平原

霊夢

ここが平釜平原……。
妙に明るい……。

ジバニャン

ここは数十年も前の話……。
妖怪達が大合戦をした場所……。

フユニャン

まずはマスターの所に行こう。
この奥にいると書いてある。

マスターニャーダ

ふむ……来よったか。

霊夢

貴方が……。

マスターニャーダ

うむ、如何にも。

ジバニャン

マスターニャーダ……!!

大ガマと土蜘蛛を救うには
どうしたら……!!

マスターニャーダ

簡単じゃ……。

マスターニャーダ

そこに2人の弟子が現れる。
奴らに力を示せ……。

霊夢

2人の弟子……?

上から

ﾄﾞｯｼｰﾝ!!!!

鬼食い

ワイらが相手や〜。

いのちとり

簡単に負けるようじゃ
さっさと帰れや〜。

ウィスパー

鬼時間を2回も制覇した
霊夢さんなら楽勝でうぃす！！！

マスターニャーダ

ほう？
それは期待出来るのう。

マスターニャーダ

お主、霊夢と言ったかのう？

2人の弟子を
倒してみせい。

マスターニャーダ

そうじゃ、1つルールがある。

他の妖怪は
一切手出しをしてはならぬ。

霊夢

やってやるわよ……。

マスターニャーダ

うむ。

Fighting!!

霊夢

まずは手始めに……。

軽めの弾幕を投げる。

鬼食い

そんなんでワイらの体は
貫けんで〜。

霊夢

わかってるわ、様子見よ様子見。

いのちとり

ほな、行くで〜。

転がってきた。

霊夢

おっと、まだ
簡単に避けられるわよ。

鬼食い

自分、やりおるやん？
だがまだこれは序の口やで〜。

同時に転がってきた。

霊夢

おおっと……。
少し避けるのが大変ね……。

霊夢

ここが広くてよかったわ。

霊夢

じゃあ、次は強めの
弾幕行くわよ〜。

無数の弾幕を放ちまくる！

ジバニャン

霊夢〜、頑張るニャ〜。

霊夢

えぇ、もちろんよ！
やってやるわ！

鬼食い

自分、中々やるやん〜。

いのちとり

転がり技を見ても微動だに
しない人間は初めてやで〜。

鬼食い

次はこんなんでどうや？

隕石を降らす

霊夢

おおっと、今度は岩と来たか……。
中々考えたじゃない？

霊夢

……(あれ、岩が残ってる……
そうだ、閃いたわ……。)

鬼食い

ほな、行くで〜。

転がりだした。

霊夢

……(チャンス！)

霊夢

こっちよ〜。

誘導。すると………?

いのちとり

痛え！！
なんじゃこの岩は！

鬼食い

ワイの置いた岩を利用するとは……。

霊夢

ふふふ、戦い方なんて
指定されてないわ。

マスターニャーダ

お見事お見事………。

マスターニャーダ

お主の力、認めよう。

霊夢

マスター……ありがとう。

鬼食い

試練終了や！

いのちとり

自分、ようやるやん？
気に入ったで〜。

マスターニャーダ

おっと、お主の
腕が気に入ったようじゃ。

霊夢

ふふん、伊達に
巫女やってないわよ。

マスターニャーダ

よしっ、2人の弟子を
仲間にするのじゃ。

霊夢

ええ？いいの？

マスターニャーダ

構わん。

霊夢

ありがとう……マスター。

鬼食い

あぁ、これから頼むでぇ。

いのちとり

平釜平原はワイらに任せろ。

霊夢

ふふっ、頼りになるわね。

マスターニャーダ

だがまだ試練は終わっとらんぞ？

霊夢

へぇ？
まだあるのね……。

マスターニャーダ

次の相手はワシっちじゃ……。
ワシっちに力を示してみせい……。

霊夢

………マスター、やってみるわ。

マスターニャーダ

うむ、良かろう。

2人の弟子を従える程の
お主ならワシっちも余裕じゃろう？

Fighting!!

霊夢

先制は私が貰うわ！

弾幕を放ちまくる。

マスターニャーダ

甘いぞお主。

軽やかに躱された……。

霊夢

何っ……。

流石マスターの名は
伊達じゃないわね……。

マスターニャーダ

ふぉっふぉっふぉ。

お主程なら弾幕以外でも
戦えると思っていたがのう？

霊夢

そういうことか……わかったわ。

フユニャン

やはり霊夢は只者じゃないな……。

霊夢

こういうことね。

アクション技を繰り出す

ジバニャン

ニャンだあの素早さ……。
ブリー隊長でも見た事ないニャ……。

マスターニャーダ

やりおるのう……。
流石ワシっちが見込んだ相手じゃ。

霊夢

もっと行くわ。

更に陰陽玉を投げ付け……。

ジバニャン

霊夢……スイッチ入ったニャンね……。

ウィスパー

ああなったら
誰も止められないでうぃすよ……。

霊夢

さて、次はどう調理して
やろうかしら……。

霊夢

……おや？

マスターニャーダ

見事な腕前じゃ……。
お主の力……認めよう……。

鬼食い

お師匠はんが瀕死や……。

霊夢

あら、やりすぎちゃった？

マスターニャーダ

試練は合格じゃ……。
お主には何も教えることは無い……。

霊夢

って、そうじゃなくて。

ジバニャン

土蜘蛛と大ガマを
助けたいんだニャ！

マスターニャーダ

あぁ、そうだったのう。
ワシっちが案内しよう。

マスターニャーダ

その前に……。
お主の実力、気に入ったぞ。

マスターニャーダ

またいつでも呼び出すがいい。

フユニャン

マスターまで仲間にするとは…………。

マスターニャーダ

こっちじゃ。

霊夢

ここかしら……。

オロチ

……来たか。

霊夢

えぇ、来たわ。

ジバニャン

他にも沢山の妖怪が居るニャ……。

激ドラゴン

おんどりゃあ！大将を
こんな目に逢わせやがって！！

ガマンモス

ワシは何とか耐え抜いてきた……
だが……。

ガマンモス

大将がこうなっては
もう耐えられぬ……。

百々目鬼

大将がこうなっては……。
もう我々元祖軍も終わりじゃ……。

万尾獅子

まだだ……
まだ諦めるときでは無い……。

のっぺら坊

大将〜……。

だっせんしゃ

大将……
こんな俺が部下ですまない……。

肉くいおとこ

大将……。
これは流石の俺でも凹むぜ……。

霊夢

この石像が……貴方達の大将なの？

万尾獅子

いつの間に居たんだ……?
まぁいい……。

万尾獅子

そうだ、その石像こそが
我らが元祖軍の大将「土蜘蛛」だ。

百々目鬼

奴らが大将に
強い呪いを掛けたんだ……。

マスターニャーダ

何じゃ、こんな事か。

霊夢

へ？

マスターニャーダ

こんなのホースの力で
ちょちょいのちょいじゃよ？

フユニャン

マスター……そう言うなら
早くやってくださいよ……。

霊夢

というか……ホースの力って……?

マスターニャーダ

お主達はそこで見ておれ。
ワシっちに任せるのじゃ。

マスターニャーダ

むむむ〜………。

ホースが光り出した！！！

霊夢

え、
ま、マジで！？

土蜘蛛

吾輩は一体何を……。

ガマンモス

大将！！！
復活したみたいで良かったぞ！！

オロチ

ふむ……やはり
マスターの力は凄まじい……。

土蜘蛛

お主達、心配掛けたな……。

土蜘蛛

して、その者は誰だ？

霊夢

私は博麗霊夢。

幻想郷っていう地から
飛ばされて来たわ。

土蜘蛛

そうか、吾輩は土蜘蛛だ。

土蜘蛛

お主達が吾輩の呪いを
解いてくれたのか？

霊夢

え、えぇ……まぁね。

土蜘蛛

丁度助けが来て良かったぞ。
最近は平釜平原も危険でな……。

土蜘蛛

吾輩達も力を貸そう。
霊夢殿、お主も力を貸してくれ。

霊夢

当然よ、その為に
ここに来たんだから。

ジバニャン

さてと、本家軍も
助けた方がいいニャンね……。

土蜘蛛

……大ガマも奴らの
呪いで石像にされた。

土蜘蛛

お前達……後は頼んだぞ！

霊夢

えぇ、わかってるわよ………。
でも何処にいるの？

土蜘蛛

ここからひたすら東に進め。

そうすれば本家軍の奴らに
会えるだろう。

霊夢

わかったわ。
会ってくるわ。

土蜘蛛

うむ、健闘を祈る。

霊夢

っと……この辺かしら……。
あら？

ヒライ神

はぁ……大将……。

焼きおに斬り

…………。

だるまっちょ

大将……もう俺達はおしまいだ……。

から傘魔人

ワシももう
どうすればいいのかわからん……。

一つ目小僧

奴らは強力だ……。
おいら達じゃすぐ負けちゃうよ……。

プライ丼

おいどんのプライドが……。

KANTETSU

流石にゲームしてる
状況じゃないな……。

霊夢

あの妖怪が本家軍の一員？

ヒライ神

君が噂の人間か？

霊夢

噂……?

キュウビ

僕が教えたのさ。

キュウビ

おっ、例の猫が居るじゃないか。

彼の力を借りれば
すぐに助かるだろうね。

霊夢

なんだ、知ってたのね。

キュウビ

もちろんさ。

マスターニャーダ

ワシっちの力、
そこで見ておれ……。

霊夢

えぇ、しかと見させてもらうわ。

キュウビ

たのしみだね。

マスターニャーダ

むむむ〜〜〜〜………。

ホースが光り出す！！！！

大ガマ

おお？
俺、助かったのか？

ヒライ神

大将！無事でよかった！

大ガマ

ありがとうな。

霊夢

さて、元祖軍の大将さんも
貴方をお呼びよ。

大ガマ

そうか、わかった。

霊夢

これで対面ね……。

大ガマ

お前も解放されたんだな、土蜘蛛。

土蜘蛛

あぁ、霊夢殿のおかげでな。

霊夢

さてと……2人にはお願いがあるわ。

大ガマ

なんだ？
言ってみろ。

霊夢

私達はここを救う為に来たわ。
力を貸して。

大ガマ

あぁ、当然だ。
怪魔の野郎をぶっ飛ばすぞ！

霊夢

まずは情報収集ね……。

霊夢

貴方達はこの平釜平原で
何を見たか教えてくれる？

土蜘蛛

吾輩はここから
北の方に猫妖怪を見掛けた。

霊夢

よしっ、まずは
そこへ行きましょう。

ジバニャン

もしかしたら、ウラシマに
会えるかもしれないニャ。

霊夢

そうだったわね……。

ジバニャン

行くニャ！

霊夢

ねぇ……何か嫌な予感しない？

ジバニャン

ニャニャ……まさか………。

3

2

1

霊夢

ま、まさか……。

ジバニャン

黒鬼が来るニャ！！

霊夢

……あれ、背景が
何も変わってない……。

ジバニャン

きっと
妖怪の本拠地だからかニャ……。

霊夢

……納得。

遠くから雄叫びが聞こえる……。

黒鬼

くらぁぁぁぁぁ！！！！

黒鬼

鬼時間を幾度となく破壊する
人間はどいつじゃぁぁぁ！！！

黒鬼

鬼時間の真の目的は

宿題をやらない怠けた人間の子供を
改正させる為……。

霊夢

何かほざいてるわね。

黒鬼

そういや最近、猫妖怪が
ワシに宣戦布告をしてきたな。

黒鬼

だが所詮は猫、
ワシの金棒で一撃じゃ。

ジバニャン

ニャ……。
ウラシマ達はやられたニャ……?

霊夢

助けないと……。

……鬼時間に
囚われてる可能性もある？

ジバニャン

その可能性は高いニャンね…………。

霊夢

よし……まずは
猫ちゃん達を助けに行くわよ。

霊夢

北にいるって言ってたけど……。

大ガマ

ふむ……目印はデカい守り鏡だな。

大ガマ

……最近は妙な噂が出てそこから
地獄に送られるとか聞いたっけな。

霊夢

地獄ねぇ……。

ウィスパー

とりあえず！
まずは守り鏡に急ぎまうぃす！

霊夢

えぇ！

守り鏡前

見回り鬼

ｯﾁ､またあいつか……。

見回り鬼

だが黒鬼様が言っていた通り。
例の猫妖怪は雑魚だったな。

ジバニャン

……(邪魔ニャ。)

霊夢

あっちに行きたいのに……。

だっせんしゃ

俺に任せろ！

だっせんしゃ

あっち向いて砲！

命中！

見回り鬼

おっと、別の所も見回らないとな。
一旦持ち場を離れるか……。

離れて行った……。

霊夢

今しかないわ！

霊夢

しっかりしなさい……。
誰か、回復薬持ってない？

鬼食い

あるでぇ〜。

霊夢

おお、助かるわ……。

いのちとり

ワイのも使ったるわ〜。

回復！

モモタロニャン

私としたことが
鬼に負けるなんて……。

サルニャン

キキーッ、モモタロニャン様も
復活したキー！

キジニャン

良かった良かった……。

イヌニャン

モモタロニャン様！

霊夢

あれ……その服にその仲間……
もしかして……。

モモタロニャン

あぁ、私の事は有名なようだな。

モモタロニャン

っと、経緯等の説明は後にする。
まずは他の2人も助けてくれ！

霊夢

えぇ、わかってるわ。

鬼食い

やったるで〜。

回復！

キンタロニャン

おっと、助かったようだ。

ウラシマニャン

ふぃ〜、酷い目にあったよ〜。

霊夢

助かったみたいでよかったわ。

霊夢

貴方達は一体……?

モモタロニャン

私はモモタロニャン。
3匹の家来を
従えここまでやってきた身だ。

キンタロニャン

俺はキンタロニャンだ。
鉞担いで力比べしてるよ。

ウラシマニャン

俺はウラシマニャン。

竜宮城からここに
逃げ出してきたよ。

霊夢

ほう……やはりね……。

キンタロニャン

おっと、そこの人間。
俺達の事知ってるのか？

霊夢

もちろんよ……
あまり話は覚えてないけど……。

霊夢

昔によく朗読してくれたわ……。

ジバニャン

……(霊夢のお母さんの事かニャ？)

霊夢

………。

モモタロニャン

そ、それはそうと……。
今は鬼時間中だ。

噂によると赤鬼と青鬼は
とある人間に絶たれたと聞いた。

霊夢

あらあら……。

モモタロニャン

凄い人間も居たものだな……。
鬼に体で勝負するとはな……。

霊夢

……。

ウィスパー

あの……実は……。

モモタロニャン

ん？どうした？

ウィスパー

赤鬼も青鬼も
倒したのは霊夢さんでうぃす……。

モモタロニャン

何っ！？
それは本当なのか！？

霊夢

えぇ……そうよ。

モモタロニャン

凄い人間だ……。

きっと君達なら……
あの黒鬼を倒せるかもしれない……。

霊夢

……挑んでみる？

ウィスパー

恐らく……黒鬼を倒せば……。

もう鬼時間に
巻き込まれる心配はありません。

霊夢

そういうことならさっさと
挑んだ方がいいわ。

モモタロニャン

あぁ、皆に着いていけば打倒
黒鬼の悲願も
達成出来るかもしれない……。

モモタロニャン

よしっ、私達も君達の
仲間にして貰えないか？

霊夢

えぇ、もちろんよ。
着いてきなさい。

ウラシマニャン

俺達も混ぜてくれ！
もう黒鬼に負けるのは勘弁だ！

霊夢

もちろんよ、着いてきなさい。

霊夢

さて……行くわよ……。
準備はいい？

モモタロニャン

もちろんだ！

霊夢

あれ、そういえば………。

ウラシマは竜宮城から
逃げてきたって……。

ウラシマニャン

そうなんだよ〜……。
乙姫様には嘘を言ったんだけど……。

ジバニャン

平釜平原に行くって嘘ついたニャ？

ウラシマニャン

そうなんだ……。

平釜平原に仲間と
鬼を倒しに行くってね……。

ウラシマニャン

って、なんで知ってるのさ！

まさか君達……
乙姫様に会ったのか！？

霊夢

いや〜、正確には会ってないわね。
存在を聞かされただけだけど。

ウラシマニャン

なんだ……そうだったのか……。

霊夢

何故、竜宮城から逃げてきたの？

ウラシマニャン

俺、知っちゃったんだよ……。
乙姫様の本性……。

ウラシマニャン

まさか乙姫様があんなに

ぼったくりな経営してるなんて
思わなかったよ……。

霊夢

あぁ……。

ジバニャン

あれ、でも乙姫は現在USA
赴任中って聞かされたニャンよ？

ウラシマニャン

なんだって！
それは本当か！？

霊夢

えぇ、スッポンの妖怪から
聞かされたから事実ね。

ウラシマニャン

良かった……これで暫くは
乙姫様に会わなくて済みそうだ……。

霊夢

あぁそれと……。
竜宮城なんだけどね……。

ジバニャン

爆発で吹き飛んだニャ……。

ウラシマニャン

へ？今なんて？

ウィスパー

爆発で吹き飛んだでうぃす。

ウラシマニャン

マジかよ……。
乙姫様が知ったらどうなるか……。

霊夢

私が何とかするわ。

ウラシマニャン

そ、そうか……良かった。

モモタロニャン

そろそろ鬼とご対面だ。
覚悟はいいか？

霊夢

えぇ、私の覚悟は出来てるわ。

霊夢

ん？
あれは何してるの……?

黒鬼

人間に負けるなど……。
お前ら本当に鬼なのか！？

霊夢

……(何やら説教中のようね。)

赤鬼

あの人間は実に強い。
戦うのはやめた方がいいぞ……。

青鬼

あぁ……あの人間の
実力は只者ではない……。

黒鬼

強いとはいえ所詮は人間。
ワシが人間の快進撃を止める！

霊夢

やれやれ、向こうはやる気ね……。

ジバニャン

この人数なら負け無しニャ！

霊夢

それもそうね。

対面

霊夢

さてと、あんたが噂の黒鬼ね………。

赤鬼

こいつが例の人間だ……。

黒鬼

ふんっ、所詮は人間だ。
ワシに任せい！！！

Fighting!!

金棒トルネード

霊夢

おおっと、中々本気のようね。

ウラシマニャン

回復は俺に任せて。

モモタロニャン

さてと、早速…………。

モモタロニャン

「きびだんご斬り」

サルニャン

「モンキー炸裂パンチ」

キジニャン

「鳴かズバ撃タレ舞」

イヌニャン

「犬猫ワンニャン肉球」

霊夢

いい調子〜。

モモタロニャン

ちょっと……君達も手伝ってくれ。

霊夢

分かってるわよ。

遠方から弾幕を撃つ。

黒鬼

ぬぬぅ……。

赤鬼

馬鹿な……兄弟が押されてるぞ……。

ジバニャン

ニャッハッハー！！
これがオレっち達の力ニャ！

焼きおに斬り

鬼が相手なら、
俺も本気を出さないとな。

焼きおに斬り

「焼き鬼斬り」

ｽﾞﾄﾞﾝｯ

黒鬼

くろっ………。

青鬼

嘘じゃ……兄弟が押されるとは……。

赤鬼

ぬぬぬぅ……これは……。

赤鬼

あの事態も考えておくか……。

黒鬼

ええい、ワシの怒りの一撃！
受け止めてみせ〜い！！！

黒鬼

「悪夢の金棒」

ｽﾞﾄﾞﾝｯ!!

霊夢

結構来るわね………。

ジバニャン

霊夢！
大丈夫ニャ！？

ウラシマニャン

回復なら俺に任せて〜。

霊夢

ありがとう……。

霊夢

派手にかましてくれた
お返しよ。

霊夢

霊符「夢想封印」

札が飛び交う。

フユニャン

いい調子だ！

鬼食い

このままやるで〜。

黒鬼

く………ろ………。

霊夢

よしっ、勝った……のかな？

ジバニャン

鬼界最強の黒鬼まで
倒してしまったニャ！

モモタロニャン

流石は鬼を倒した人間だ………。
あの黒鬼も倒してしまうとは……。

モモタロニャン

やはり君の実力は大したものだな。

霊夢

えぇ……まぁね。

霊夢

よしっ、先に進み……。

霊夢

あら？
何か様子が変だわ……。

ジバニャン

ニャニャ？

黒鬼

まさかこんな人間に鬼時間を
破壊されるとはな……。

赤鬼

あぁ、この事態に
陥るとは思ってなかったな……。

青鬼

こんな人間は今までで
1人も居なかったぞ。

霊夢

なんか……縮んだ？

黒鬼

鬼時間を克服した人間………。

青鬼

お前とは仲間契約を結ぶしかない！

霊夢

昨日の敵は今日の友ってやつ？

霊夢

これでもう鬼時間に巻き込まれる
心配も無いわけね。

赤鬼

人間よ！これからよろしく頼むぞ！

霊夢

よしっ、仲間になったからには
貴方達も協力してよね。

黒鬼

あぁ、そう定められてるからな。

モモタロニャン

あの凶悪な鬼まで
仲間にしてしまうとは……流石だな。

黒鬼

さてと、お前には
渡しておくものがあるぞ。

霊夢

ん？なに？

赤鬼

これだ。

鍵を3つ手に入れた。

霊夢

またまた鍵ね。
何個か手に入ってるけど
何に使うのか……。

ジバニャン

後で分かるかもしれないニャよ。

霊夢

それもそうね。

ウィスパー

さてと、次はどこに行くでうぃす？

霊夢

そういや………。
怪魔が何かほざいてたっけ……。

ジバニャン

そういえば
そうニャンね……。

霊夢

まぁ、その前に……。
一応、まだ鬼時間中でしょ？

霊夢

襖を見つけて出ないと。

霊夢

あっ。

見回り鬼

何故だ……。
何故黒鬼様も人間に………。

見回り鬼

もう俺の居場所が
無くなっちまった……。

霊夢

ねぇ、ちょっといい？

見回り鬼

あ？
なんだよ人間………。

霊夢

貴方の仲間の鬼達は
私達の仲間になったわ。

黒鬼

お前もこっちに来い。

霊夢

あら、直々に
歓迎されてるじゃない。

見回り鬼

く、黒鬼様がそう言うなら………。
俺様も仲間になります……。

ジバニャン

こんな奴まで
仲間になるニャンて……。

霊夢

さてと、鬼時間から出るわよ。

黒鬼

襖はこの奥だ。

霊夢

さてと、無事に脱出………
あれ？なんか変な所に出たわ……。

ジバニャン

ニャニャ！！
霊夢！空を見るニャ！

段々と闇に飲まれていく。

霊夢

空が真っ暗……。

さっきまでの明るさが
嘘のようだわ……。

ジバニャン

ニャニャ…何か気配がするニャ……。

霊夢

……まさか。

破怪

ふん……大将共が
復活したところで遅い……。

破怪

ウバウネ様は
ある作戦を遂行している所だ。

霊夢

ある作戦……?

破怪

そのうちわかる事だ。
それまでにお前らを……。

破怪

ここで潰す。

Fighting!!

霊夢

さてと……こいつは
どう対処すべきかしら。

黒鬼

ワシに任せろい！
ワシに続け！

黒鬼

「悪夢の金棒」

青鬼

「冷徹の金棒」

赤鬼

「怒りの金棒」

破怪

ぐおぉ………。

霊夢

あらら、鬼達もやるじゃない？

破怪

おのれぇ……。
人間の癖に生意気ブルァ……。

霊夢

さてと、どう調理してくれようか…。

ウィスパー

うぃす！
何か現れるでうぃす！

黒いモヤから……。

トキヲ・ウバウネ

だっヨーン。
ご苦労だったね、破怪。

霊夢

なんだこいつは……。

ウィスパー

こやつはウバウネでうぃす！！

何年も前に
改心したはずでうぃすが………。

トキヲ・ウバウネ

そんなことはどうでも
いいんだっヨーン。

トキヲ・ウバウネ

あんた達に見せてやりたいのさ。
変わり果てた仲間をね……。

霊夢

へ？
それはどういう………。

トキヲ・ウバウネ

こういうことだっヨーン。

怪魔を呼び出した………。

河童・怪

殲滅だ……。

から傘お化け・怪

吾輩の力で台風を
引き起こしてやろう……。

ざしきわらし・怪

呪ってあげるよ……末代までね……。

くだん・怪

モー……不吉な気配がするモー。

にんぎょ・怪

沈めてあげる……。

霊夢

この子達は……前に助けた……?

トキヲ・ウバウネ

正解だっヨ〜ン。

ジバニャン

こいつ……どこまでも
性格の悪いババアニャ！

河童・怪

ウバウネ様を侮辱したな……。

から傘お化け・怪

………死ね。

滝と台風が同時に襲いかかる！！

霊夢

わぁ……なんなのこれ……。

鬼食い

下級怪魔の癖に
調子に乗ってるで〜。

いのちとり

ワイらに任せや〜。

鬼食い

「まるのみ」

いのちとり

「お命いただきます」

霊夢

ちょっと……?
明らかに命を吸収しようと
してるけど……。

霊夢

これ……助かるよね……?

ジバニャン

流石に大丈夫だと信じるニャ……。

霊夢

うん……そうね。

ざしきわらし・怪

あ〜あ、僕に攻撃しちゃったね……。

ざしきわらし・怪

君の家……どうなっても知らないよ。

霊夢

残念だったわね。

私の家は既に妖怪が
沢山住み着いているわ。

霊夢

それに、過去に何度も
潰れたりしているし。

ざしきわらし・怪

へ〜、それは面白いねぇ〜。

ゲンマ将軍

キリが無いぞ……。
ワシに任せい！

ゲンマ将軍

「ゲンマ斬」

くだん・怪

モ……モー……。

消えた。

霊夢

消えちゃった……。
ねぇ……あれは大丈夫なの？

フユニャン

心配ない。
怪魔の支配から解放されただけだ。

フユニャン

あの古典妖怪達は
霊夢達の拠点に戻った頃だろう。

霊夢

……そう。
良かったわ……。

トキヲ・ウバウネ

だっヨ〜ン。
こんな事は想定内だっヨ〜ン。

ジバニャン

ニャ……こんな奴どうすれば……。

マスターニャーダ

………ふむ。

マスターニャーダ

霊夢よ……ムゲン地獄へ行くのだ……。

霊夢

ムゲン地獄……?

マスターニャーダ

うむ。
守り鏡から行けるぞ。

霊夢

でも……行って何があるの？

マスターニャーダ

このまま戦い続けても
奴は永遠に回復する……。

マスターニャーダ

回復の原因になる
妖怪がムゲン地獄に居る。

マスターニャーダ

そやつを倒してくるのじゃ……。

霊夢

……わかったわ。

ジバニャン

ムゲン地獄には
強力な妖怪も多数居るニャ……。

霊夢

………気を付けて行きましょう……。

マスターニャーダ

まさか全員を連れて
行く気ではあるまいな？

霊夢

へ？

マスターニャーダ

もし全軍で行こうものなら平釜平原
は奴らに占拠されて終わるぞ？

霊夢

それもそうね……。
どうしたものか……。

大ガマ

俺達は怪魔と戦う。

土蜘蛛

霊夢殿はムゲン地獄に行け！

霊夢

へ？
わ、わかったわ……。

鬼食い

ワイらはここに残るで〜。

オロチ

健闘を祈るぞ、霊夢。

モモタロニャン

私達は霊夢と同行しよう。
彼女には恩もあるからな。

キンタロニャン

俺も同行しよう。

ウラシマニャン

俺も行くよ。

黒鬼

ワシも着いて行こう。

赤鬼

ワシも行くぞ。

青鬼と見回り鬼は
ここの護衛を頼む！

青鬼

あぁ……承知した。

見回り鬼

黒鬼様に言われちゃ断れないな……。

キュウビ

きっと逃げた
怪魔共が奇襲に来るだろうねぇ……。

オロチ

そこを俺達で食い止める。

土蜘蛛

霊夢殿、幸運を祈るぞ！

霊夢

皆に応援されちゃ……
負ける訳には行かないわ！

霊夢

わかった、
ちょっくら行ってくるわ。

鏡前

霊夢

これか……。
これに触れると……行けるの？

ジバニャン

間違いないニャ。
行くニャンよ。

ジバニャン

準備はいいかニャ？

霊夢

もちろんよ。

ジバニャン

流石、霊夢だニャ。

霊夢

その前に……。

ジバニャン

ニャ？

霊夢

この如何にも怪しい釜は一体何……?

ウィスパー

う〜ん……
何かのお墓でうぃすかねぇ。

霊夢

お墓ねぇ……。

霊夢

気になるけど……。

とりあえず、ムゲン地獄と
やらに向かうわよ。

ジバニャン

そうニャンね、
後で何かわかるかもしれないニャ。

ジバニャン

それじゃ、出発ニャ！

霊夢

私だって怖いけど……。

進まないといつまでも
終わらないわ。

ジバニャン

……そうニャンね。
それじゃ、行くニャンよ！

霊夢

もちろんよ。

ムゲン地獄 1階層

霊夢

あ、暑い……。

霊夢

って下！
ほぼマグマじゃないの！！

ジバニャン

大丈夫ニャ……。

ゆっくり歩けば
落ちる心配なんかないニャンよ。

霊夢

そ、そうね……。

ウィスパー

このムゲン地獄は
8階層まであるでうぃす。

霊夢

うひ〜、結構大変ね〜。

ウィスパー

それぞれの階層には
ボスが居るでうぃす。

ウィスパー

そいつを倒せば
次に進めるでうぃす。

霊夢

なるほどね……。
とりあえず、進んでみるか。

Fighting!!

霊夢

ちょっ、いきなり始まるの！？

霊夢

それよりなんで
場所も変わってるの……?

ジバニャン

ここはムゲン地獄ニャ。
何があってもおかしくはないニャ。

霊夢

そ、そう……。

地獄大山椒

ｷﾞｮﾛﾘｰﾝ……。

霊夢

あれ？

こいつは
前に見た奴にそっくりね……。

ジバニャン

見た目が似てるだけの別妖怪ニャ！

霊夢

あら、そうなのね。

それじゃあ……
さっさと倒した方がいいかな。

ウィスパー

奴の弱点は目玉でうぃす！

霊夢

おっけー。

地獄大山椒

ギョロロ……。

モモタロニャン

奴の目玉に
一発、斬撃をお見舞いしてやろう！

切り刻む

霊夢

こりゃ中々痛そうだわ……。

霊夢

だからって私も容赦しないけどね。

眼球目掛けて針を投げる。

ジバニャン

……(凄く痛々しいニャ。)

ウィスパー

霊夢さんが
味方で良かったでうぃす〜。

ジバニャン

最初のボスだから弱いニャンよ。

霊夢

確かに、あんまり強くないわね。

ゲンマ将軍

ワシもやるぞ！！！

槍で目玉を……。

霊夢

あっ、死んだわ。

ジバニャン

よくやったニャ。

霊夢

あれ、何か落ちてるわ。

鍵を手に入れた。

霊夢

また鍵だ……。

こんなに鍵があるなんて……
どこかに開通する鍵とか？

霊夢

とりあえず、拾っておこう。

ジバニャン

よしっ、引き続き進むニャ。

霊夢

もちろんよ。

ムゲン地獄 2階層

霊夢

さてと、探索を続けるわよ……。

霊夢

このペースで
行けば早く終わりそうね。

ジバニャン

そうニャンね。

霊夢

おっと、居た居た。

Fighting!!

おのぼり黒トン

かっぽ〜ん。

霊夢

また……奴とも戦ったことあるわね。

ジバニャン

うん、似てるだけの別人ニャ。

ウィスパー

攻略法はもうお分かりですね？

霊夢

えぇ、なんとなくね。

おのぼり黒トン

かっぽ〜ん？
俺のお風呂タイムを邪魔すんのか…。

おのぼり黒トン

だがいいだろう。

丁度、
体を動かそうと思っていた所だ。

石鹸を投げ付け……。

霊夢

おおっと、当たらないわよ。

ジバニャン

流石ニャ。

おのぼり黒トン

ええい……小癪な……。

霊夢

どうせ温泉が好きなら……。

霊夢

あなたも温泉で死ねばいいのよ。

ウィスパー

どういう事でうぃす？

霊夢

こういうことよ。

おのぼり黒トン

く、苦しいカポッ……。

ジバニャン

ニャるほど……
温度を上げたニャンね……。

ウィスパー

あの妖怪……

豚骨にでもなるんじゃないで
うぃすか……。

霊夢

そりゃいいわね。

私が骨の髄まで
食べてあげようかしら。

おのぼり黒トン

カポッ……もう駄目カポッ……。

霊夢

よしっ、死んだわね。

ジバニャン

鍵も落ちたニャン。

霊夢

拾っておこう。

ムゲン地獄 3階層

霊夢

もう3階か……早いものね。

霊夢

さてと、例のボスも探すわよ。

ジバニャン

……段々と
霊夢が怖くなってきたニャ……。

ウィスパー

本当、霊夢さんが
こっち側で良かったうぃす。

ウラシマニャン

それにしても……ここは暑いねぇ〜。
次は水場だといいんだけど。

霊夢

またまた〜、こんな場所に
水場なんか無いって。

ウラシマニャン

それもそうだよね〜。

霊夢

むむっ！何か居たわ！

Fighting!!

第八三途丸

おおっと……。

霊夢

嘘……本当に水場に来た……。

ウラシマニャン

俺の予想、当たっちゃったよ……。

霊夢

さてと、奴も似たのと
戦った事があるわね。

サルニャン

キキー！やるキー！

引っ掻き！

キジニャン

キジー！

つつく！

イヌニャン

ワンッ！

噛み付き！

第八三途丸

お、おのれぃ……。

何故こんな仲間を
引き付けた人間が……。

赤鬼

あか〜ん！！！

金棒を振る！！

黒鬼

くろ〜〜ん！！！

金棒を振る！！！

第八三途丸

こんな恐ろしい
妖怪を引き連れておろうとは……。

第八三途丸

だが次は……
そう簡単には行かまい……。

霊夢

よしっ、勝ったわ。

ジバニャン

こいつの方が弱かったニャンね。

霊夢

奴の釣り針に鍵が付いてたわ。
拾っておこう。

ムゲン地獄 4階層

霊夢

さてと……ここは4階ね……。

ジバニャン

……強大な気配がするニャ……。

ウィスパー

そうでうぃすね……。
巨人でも居そうな……。

霊夢

あんまりそういう事言うの
やめてよ……。

霊夢

ひゃっ！何かにぶつかったわ！

Fighting!!

月影入道

おぶぉ〜〜。

霊夢

ひぃ……!!
で、出たわ！！

ジバニャン

怖いニャン……。
さっさと倒すニャ！

キンタロニャン

俺の出番だな〜、任せてくれ！

キンタロニャン

「斬撃のまさかり」

目にヒット！

月影入道

おぶぉ……。

モモタロニャン

私にやらせてくれ。

モモタロニャン

「きびだんご斬り」

霊夢

やるじゃない。

霊夢

あらら、奴の目が潰れたようね。

ジバニャン

ナイスだニャ！

霊夢

今のうちに決めちゃいましょ！

額に向かって無数の弾幕を放つ

ジバニャン

オレっちもやるニャン！

ジバニャン

「ひゃくれつ肉球」

霊夢

あんな巨人も倒すなんて……。
凄いもんだわ……。

ジバニャン

霊夢の活躍の
おかげでもあるニャン！

霊夢

ふふっ、ありがとう。

霊夢

おっと、こんなところに鍵が……。

霊夢

よしっ、拾ったし
次に行きましょ。

ムゲン地獄 5階層

霊夢

せっま……。
もうボスが居るんだけど……。

霊夢

あら？
ここって……。

Fighting!!

キモナシ先生

グヒヒ……緊急手術を始めるぞ！！

霊夢

あれ……奴は廃病院で会った奴じゃ……

ジバニャン

やぶれかぶれ院長とは別ニャ！

霊夢

そう……似てるだけね。

モモタロニャン

霊夢！君は下がっていてくれ！

霊夢

へ？
そ、そう？

ゲンマ将軍

ワシがやるぞい！

槍で次々と刺しまくる。

キモナシ先生

こら！眼球を狙う奴があるか！

赤鬼

あか〜ん！！

心臓目掛けてフルスイング。

キモナシ先生

あぁ！！！

黒鬼

くろ〜ん！！！

キモナシ先生

うぐぉ……。

サルニャン

キキキーッ！！！

眼球に引っ掻き

霊夢

いい調子ね〜。

キモナシ先生

ぐふぉ……。

霊夢

随分と大したことない
ボスだったわね……。

霊夢

さて、鍵も拾ったし……。
次に進む時ね。

ジバニャン

次は厄介な奴が
出てきそうニャンね……。

霊夢

私が身体諸共粉砕してやるわ。

ムゲン地獄 6階層

霊夢

さてと、ここは少し広そう？

ジバニャン

ニャニャ、何か妖怪が居るニャ。

ぬえ

ナフーン！！！
お前達！助けてくれよ！！

霊夢

おぉ、どうしたの？

ぬえ

ムゲン地獄の凶悪な

ボス妖怪共が
目覚めちまったんだよ〜！！

霊夢

それならもう何体か倒したわ。

ぬえ

そうか……。
なら俺も今から同行する。

ぬえ

他のムゲン地獄のボス妖怪共も
俺と一緒に倒してくれ！

霊夢

もちろんよ！

霊夢

あれ？
あなたの名前は？

ぬえ

俺はぬえだ！

霊夢

ぬえ……?

うちの世界にもそんな
名前の奴居るわ……。

ぬえ

ナフーン？
そうなのか？

霊夢

えぇ……会う機会があったら
今度会わせてあげるわ……。

ぬえ

楽しみにしてるぜ〜。

霊夢

さて、例のボスがどこにいるか
わかる？

ぬえ

この奥だ！着いてこい！

霊夢

……(足速いなぁ……。)

霊夢

おおっと、何か居るわ。

ぬえ

そいつだ！

Fighting!!

国宝・影正

我の眠り……妨げし者……。
ここで……死ぬべし……。

ゲンマ将軍

おお、懐かしい場所に来たのう。

霊夢

前の博物館に似た所ね……。
いや、同じか……。

霊夢

さてと、奴の攻略法は
知ってるわよ。

ジバニャン

鎧の中にいる鼠が本体ニャ。

国宝・影正

……ふむ……。
よくぞ我のカラクリに気付いた。

霊夢

えぇ、まぁね。

国宝・影正

だが知った所で遅い。
汝に勝ち目はない。

国宝・影正

我の先にはより
強力な妖怪が待っt……。

霊夢

話が長いのよ。

国宝・影正

おのれぇ……。

普通は人が喋ってる間は攻撃を
しないという沈黙の了解が……。

霊夢

そんなの知らないわ。

霊夢

隙を見せる方が悪いのよ。

ゲンマ将軍

ワシと同じ様な奴じゃな。

だが奴は
ワシより劣化品のような
気がするぞ。

ジバニャン

まぁ、本体は中の鼠だから……。

ぬえ

ナフーン！俺にやらせてくれ！

霊夢

へ？
いいわよ…。

ぬえ

俺の雷は奴の鎧諸共打ち砕く！！

ぬえ

「雷電落とし」

雷が響き渡る！！

霊夢

おお〜、やるじゃん。

ぬえ

へっ、これくらいは余裕だ！

ジバニャン

チャンスニャ！
ここはオレっちがやるニャ！

ジバニャン

「ニャイーン」

波動が体を貫く

霊夢

素晴らしいわ。

霊夢

よしっ、6階層のボスも倒せたわね。

ジバニャン

よくやったニャ。

霊夢

残り2階か……。

ぬえ

俺達が居れば大丈夫だ！

霊夢

なんだその自身……。
でも、実力は確かね……。

霊夢

奴の鎧の中から鍵が出てきたわ。
拾っておこう。

ムゲン地獄 7階層

霊夢

さてと……7階に来たけど……。

霊夢

特に何も居ないわね……。

ジバニャン

ニャニャ〜……
奥の方から気配がするニャ……。

霊夢

おおっと……確かに……。
強い妖気のようね……。

少し進んでみると……。

霊夢

おおっと……番人みたいな
立ち位置の奴が居たわ……。

ジバニャン

気を付けるニャンよ！

霊夢

えぇ、わかってるわよ。

Fighting!!

ゲソヒゲール大臣

ゲソヒーッヒッヒッヒ！！

霊夢

おぞましい烏賊が現れたわ。

ジバニャン

奴はゲソヒゲール大臣……。

ムゲン地獄の奥底で
眠る危険な妖怪ニャ……。

ジバニャン

ある親戚に冤罪でここに
落とされたと情報があるニャ。

霊夢

な〜んか可哀想な奴ねぇ。

ゲソヒゲール大臣

貴様らにこの怒りを
ぶつけてやるゲソ！

ドリルで……。

霊夢

痛っ！！

霊夢

こいつ……只者じゃないわ……。

ジバニャン

気を付けるニャ！

ウィスパー

奴の弱点は真珠でうぃす。
そこ貝があるのが見えるでうぃす？

霊夢

あぁ、あれねぇ。

モモタロニャン

よしっ、私が行こう。

モモタロニャン

「きびだんご斬り」

キジニャン

「

サルニャン

キキキーッ！
モモタロニャン様に続くキー！

サルニャン

「モンキー炸裂パンチ」

キジニャン

「鳴かズバ撃タレ舞」

イヌニャン

「犬猫ワンニャン肉球」

ゲソヒゲール大臣

こんな小動物に……愚かな……。

ジバニャン

いい調子ニャ！

霊夢

喰らいなさい……。

陰陽玉を投げ付けた！！

ゲソヒゲール大臣

ゲヒッ……。

ゲンマ将軍

ワシに続けー！！！

槍で次々と真珠を刺しまくる。

ぬえ

ナフーン！！！

落雷

キンタロニャン

俺も見てるだけじゃダメだな〜。

真珠を目掛けてフルスイング

赤鬼

あか〜ん！！！

真珠目掛けてフルスイング

黒鬼

くろ〜ん！！！

真珠目掛けてフルスイング！！！

霊夢

ふぅ……死んだみたいね……。

ジバニャン

しぶとかったニャンね……。

霊夢

やっぱり、奴も
鍵を落としたわね……。

霊夢

ちゃんと拾っておこう。

ウィスパー

次がいよいよ最深部でうぃす……。
行く覚悟は出来てるでうぃす？

霊夢

えぇ、当然よ……。

何かが現れた。

マスターニャーダ

ふむ……そろそろ
ワシっちの出番じゃな。

霊夢

マスター！？
いつの間に！？

ジバニャン

平釜平原は大丈夫ニャ……?

マスターニャーダ

気にするでない……。

他の妖怪達が
戦っている最中じゃ……。

霊夢

あれ……まだ戦いは続いてるの……?

マスターニャーダ

うむ、如何にも。

マスターニャーダ

心配するでない。

ワシっちが
離れた所で戦力は変わらん。

霊夢

それもそうね……。

マスターニャーダ

して、お主達。
この先はどんどろの王座じゃ。

霊夢

………ｺﾞｸﾘ

マスターニャーダ

覚悟は出来ておろうの？

霊夢

えぇ……もちろん……。

マスターニャーダ

お主達も
疲れが溜まっておるようじゃな。

マスターニャーダ

ほれ、ワシっちが
全回復してやろう。

回復

霊夢

あら……不思議……。

さっきまでの疲れが
全部消えたようだわ………。

マスターニャーダ

さてと、この先は
ワシっちも行くぞ。

マスターニャーダ

ワシっちの力が必要そうでの。

霊夢

そう………わかったわ。

ジバニャン

それじゃあ……突撃ニャ！！！

ムゲン地獄最深部

霊夢

ここが最深部………。

？？？

ほう……。

こんな小娘が
ムゲン地獄のボス妖怪を？

？？？

本当に生意気な小娘じゃわい……。

霊夢

誰よ！！！

ジバニャン

こっちに来るニャ！

目の前に現れた。

キン

ウバウネ様の邪魔をしよって……。

ギン

どう調理してやろうかねぇ……。

ドウ

ドウする？
いきなり技使っちゃう？

霊夢

そうか……あいつの側近か……。

霊夢

あんまり使いたくなかったけど……。
いいわ、使ってやろうじゃない……。

ジバニャン

な、なんニャ……。
何か……凄い威圧を感じるニャ……。

霊夢

「夢想天生」

キン

小娘が……一体何をしたのじゃ……?

霊夢

ふふふ……今の私は無敵よ……。

ジバニャン

霊夢から凄い力を感じるニャ……。

霊夢

行くわよ……。
受けてみなさい……私の究極奥義……。

尋常ではない速度で弾幕が飛び交う。

ウィスパー

は、早すぎて見えないでうぃす……。

ジバニャン

これが霊夢の真の本気……
恐ろしいニャ……。

ギン

ふ、ふん……。
我々にはマキモド石がある……。

霊夢

悪いわねぇ……。

目の前で打ち砕いた。

キン

なっ……馬鹿な……。

マスターニャーダ

ふむ……ワシっちも
本気を出そうかのう？

マスターニャーダ

「無限のホースパワー」

ジバニャン

す、凄まじいパワーニャ……。

キン

う、ウバウネ様ーーー！！！

消滅

霊夢

ふぅ〜、死んだようね……。

霊夢

少し本気を出しすぎたわ……。

マスターニャーダ

安心せい。
奴らを倒したということは……。

マスターニャーダ

もうウバウネは復活できまい。

霊夢

へ？どういうこと？

マスターニャーダ

ふむ……それは後でわかるぞ。

その前に……
そこに居るどんどろを倒すのじゃ。

霊夢

私に出来るかしら……。

マスターニャーダ

ワシっちが認めたお主じゃ。
出来なければ今頃ここに居らんぞ？

霊夢

それもそうね……。
わかった、やってみるか……。

霊夢

あれ？

でも頑丈な札で
封印されてるみたいだけど……。

マスターニャーダ

………。

杖で……。

霊夢

何してるの！？

？？？

ぶわ〜……。

どんどろ

どんどろ〜ん。

霊夢

これが……

ジバニャン

どんどろニャ！
ムゲン地獄の厄災だニャン……。

霊夢

なんだか知らないけど……。

私達が来たからには……
厄災だろうとなんだろうと
葬り去るのみよ！

どんどろ

どんどろ〜ん……。

謎のブレスを吐き出す……。

霊夢

あわわ……何これ……。

ジバニャン

霊夢！
大丈夫ニャ！？

霊夢

大丈夫じゃないわ……。

霊夢

動く度に体が痛い……。

ジバニャン

霊夢！休んでる方がいいニャ！
ここはオレっち達に任せるニャ！

霊夢

悪いわね……頼んだわ……。

ゲンマ将軍

ワシに続けーー！！！

ゲンマ将軍

「ゲンマ斬」

モモタロニャン

「きびだんご斬り」

キンタロニャン

「斬撃のまさかり」

黒鬼

「悪夢の金棒」

赤鬼

「怒りの金棒」

大ダメージを与えたが……。

どんどろ

どんどろ〜ん。

ジバニャン

ニャニャ………。
まだピンピンしてるニャ……。

ゲンマ将軍

ワシに任せい！！！

槍で刺しまくる

ジバニャン

オレっちが決めるニャ！！！

ジバニャン

「ニャイーン」

どんどろ

ぶわぁ〜〜……。

釜が閉じた……。

霊夢

倒し……た？

ジバニャン

大人しくなったニャンね……。
今がチャンスニャ！

霊夢

ち、チャンスって……何するの？

ジバニャン

札を貼るニャ！

霊夢

そんなんでいいのね……。

札をしっかり貼った。

ジバニャン

よしっ、これでしばらく
目覚める事はないかもニャ。

霊夢

あら、奴も鍵を落としたようね……。
一応、貰っておこう。

霊夢

よしっ、後は出るだけ……?

ぬえ

待て！
この辺……妖怪の気配がするぞ……。

霊夢

んぇ？
どういう事？

ジバニャン

ニャニャ？
そこに妖怪が居るニャ？

霊夢

あら、そうなの？
とりあえず確認……。

確認中・・・

霊夢

あら、これは何かの石像？

ウィスパー

このお姿は……!!

ウィスパー

古来より存在する
伝説の麒麟でうぃすよ！

ジバニャン

これも奴らの呪いなのかニャ……?

マスターニャーダ

ふむ……。

どんどろが闇のブレスで
麒麟を石にした可能性が高いの。

マスターニャーダ

ワシっちに任せい。

ホースが光り出した！！！

麒麟

きりりん！
助かったみたいだね！

麒麟

君のおかげかな？
気に入ったよ！

麒麟

是非とも麒麟に守護させてくれ！

霊夢

頼もしいわ。
ありがとうね。

霊夢

よしっ……。
後は平釜平原に帰るだけ……。

霊夢

あれ……どうやって帰るんだこれ……。

麒麟

きりりん！

帰り道の案内なら
麒麟に任せてくれ！

霊夢

帰り道分かるのね……
良かった……。

霊夢

あれ？
何かしらこれ……。

ジバニャン

どうしたニャ？

霊夢

なんか手にヘドロ
みたいなのが付いてる……。

ウィスパー

それはどんどろの素と
呼ばれるアイテムでうぃす。

霊夢

もしかして……?

ウィスパー

どうしたでうぃす？

霊夢

とりあえず、向かうわよ。
私の勘違いかもしれないし。

ジバニャン

そうニャンね。

霊夢

出られた……。

麒麟

きりりん！

ジバニャン

あれ……空が戻ってるニャ……。

オロチ

あぁ………霊夢達……帰ってきたか……。

霊夢

えぇ……まぁね……。

大ガマ

ウバウネの件なんだが……
聞いてくれるか？

霊夢

重大なようね……聞かせて。

フユニャン

奴は体制を立て直すためにと
桜町の方に向かっていった……。

鬼食い

あのおばはん、凄い力を
秘めてそうやな……。

霊夢

怖いわね……。

よしっ、私は
ある事をしてから桜町に向かうわ。

ジバニャン

ある事……?

霊夢

大丈夫よ、すぐに追い付く。
先に桜町の方に行って。

オロチ

そうか……わかった。

霊夢

この釜………もしかして……?

霊夢

さっきの素……。
お供えしてみようかな。

すると……。

どんどろ

どんどろ〜♪

霊夢

何か生まれた！！

どんどろ

ワシを生み出したのはお主か〜？

霊夢

あっ、普通に喋れるんだ。

どんどろ

どんどろ〜。

気に入ったぞ〜、
ワシを仲間にしてくれ〜。

霊夢

もちろんよ。
これからよろしく頼むわね。

霊夢

ふぅ、スッキリしたわ……。
さてと、皆の所に行かないと……。

トンネル前

うんがい鏡

皆さんが桜町でお待ちです。

霊夢

あら、悪いわね……。

うんがい鏡

早く潜ってください！
桜町が危険な状況です！

霊夢

えぇ！わかったわ！

・・・

？？？

お願い……ミミちゃん………。

？？？

本当に大丈夫なのかな……。

？？？

あれ、どうしたの？

？？？

誰かが私の事を噂をしてるのかな？

さっきから
くしゃみが止まらないんだよね……。

？？？

それよりさ、調子はどうなの？

？？？

全然良くないよ……。

ミミちゃんに
ミルミルの力も使ってるのに……。

？？？

せめてふわーぬが
居てくれたらなぁ〜。

？？？

本当にその子達の力、使えるの？

？？？

私はこの子達の力を信じてるの……。

もう時間も無い……
これで駄目だったら……どうしよう。

？？？

信じるしかないよね……。

あの人達も協力して
くれてるんだもんね。

？？？

……そうだね。

霊夢

ごめんね〜、遅れちゃったわ。

ジバニャン

全く……何してたニャ……。

霊夢

釜にお供えしてたら
これが生まれてね。

どんどろ

どんどろ〜♪

ウィスパー

これは……小さいどんどろでうぃす？

霊夢

そのようね……。

ジバニャン

敵意はないニャンね……。

フユニャン

それより！上を見ろ！

霊夢

うん？

上から何かが降り立ってきた。

スベテ・ウバウネ

全て奪ってやるんだっヨーン！！！

ジバニャン

来たニャ！

万尾獅子

今だ……本気を出す時が来た！！

万尾獅子

「開眼・獅子抜刀」

切り刻む！！

オロチ

俺もやるぞ！

オロチ

「やまたのおろち」

土蜘蛛

吾輩も本気を出すぞ！

土蜘蛛

「土蜘蛛・土遁の術」

キュウビ

やれやれ、
元祖軍には負けてられないね。

キュウビ

「紅蓮地獄」

大ガマ

「大ガマ変化の術」

スベテ・ウバウネ

小癪な……。

どんどろ

どんどろ〜ん♪
ワシも本気を出すぞ〜。

スベテ・ウバウネ

バカな……
こいつはどんどろ……。

霊夢

やっておしまい！

どんどろ

「まっくろどんどろん」

闇が辺り全体を覆う！

霊夢

素晴らしいわ！！

肉くいおとこ

俺の出番だ！

肉くいおとこ

「今夜もお肉パーリー」

霊夢

あら……何かしら……。
力がみなぎってくるわ……。

肉くいおとこ

肉の力だぜ！！
奴に一発お見舞いしてやりな！！

霊夢

えぇ……そうね！！！

霊夢

これで終わりよ！！！

札を投げつけた！

霊夢

その身……
この札で鎮めてみせるわ。

スベテ・ウバウネ

こんな小さな札で
何が出来るんだっヨーン？

しかし……。

スベテ・ウバウネ

あれ……おかしいんだっヨーン……。

スベテ・ウバウネ

だっヨ〜ン！！！！

飛んで行った。

ジバニャン

飛んで行ったニャ……。
天空に……。

霊夢

これで終わったわね……何もかもね。
これで、桜町に平和も
訪れるはずよ。

土蜘蛛

流石霊夢だ！

霊夢

さぁ！
拠点に帰って宴会よ！

うんがい三面鏡

ご開帳〜。
霊夢達の拠点にご案内〜。

109話 END