If
目が覚めたあとそのままオールした
今日は仕事に行かなくてもいい… いや、行かない方がいい気がする
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こんなの誰が見てもやめろって言うと思うが
今働いている会社の面接に受かるのは相当難しかった
沢山努力して働けている場所はそう簡単にはやめたくない
そして自分の性格上、何も職を持っていない状態になると、何か癪に障る
そして何よりも
綺羅さんと職場が離れてしまったら、あの件が悪いまま流されてしまう
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If
If
そんなことを考えていると、
玄関のチャイムがなった
If
If
玄関に行き、恐る恐る扉を開ける
If
If
綺羅
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あの時の記憶が蘇り、 情緒が一気に乱れる
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綺羅
綺羅
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綺羅
綺羅
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綺羅
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綺羅
If
If
If
綺羅
綺羅
If
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If
If
涙がでてしまい、咄嗟に俯く
綺羅
綺羅
綺羅
綺羅
綺羅
綺羅
綺羅
If
If
綺羅
綺羅
綺羅
If
綺羅
綺羅
If
If
綺羅
綺羅
そういい扉を開け、何事も無かったかのように外に出た
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生存確認...?なんやねん、なんか俺が死ぬみたいやん
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そして会計待ちの最中、店員さんの後ろに目がついた
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店員
If
If
なぜ急に欲しくなったのか分からないまま言葉を出してしまっていた
If
店員
店員
If
If
ほんまになんで急に
煙草なんか吸いたくなったんやろ...
もう分かってる
今まで幸せだった環境が、嘘で急になくなってしまい、急激にストレスが溜まったものの
ストレスの発散どころがなく、なにかでしようとはしているが、全部悪い方向に行ってしまっている
そんなのもう気づいてた
気づいてないふりをしてただけ
煙草やお酒、体に悪いだなんてどうでもよくなった
依存性になる人の事が、”前までは”理解できんかったのにな...
思ったよりも自分が限界に近いってことを、脳は理解できていないのに体はもうとっくにSOSを出している
無意識に依存しやすいお酒や煙草を利用したくなったのはそういうことだろう
気づいたら、最悪の日から、2ヶ月近く経ってしまっていた
人生で1番辛い日々は、1日も記憶に残ってないのに
貯金はまだあるとはいえ、お金は減っていくばかり
でも、仕事に行こうと考えただけで殴られた感覚や髪を引っ張られる感覚が鮮明に蘇って情緒が乱れ動けなくなる
日に日に自分が追い込まれていく気はしても何も動けなくなる
仕事も行ってない、活動に対してもなにもしていない自分が惨めで惨めで仕方がなかった
あれからメンバーと一切連絡をとっていないことも不安で
なのに何も送れなくて
いつかないこから、もう活動復帰していい頃なんじゃない?とか、誰でもいいから、あれって嘘でしょ?って言ってくれる日をずっと無意識に待っていて
この状態で生きてることが不思議なくらいにまでなった
そして何よりも嫌なのが
毎日欠かさず綺羅さんが家にくることだ
今となってはインターホンの音がトラウマになり、怖くて怖くて仕方がない
綺羅さんが初めて家に尋ねてきた日から2週間程は、精神は狂いながらも綺羅さんに帰るよう言い聞かせれたが
最近はもう出ることさえ嫌になった
出なかったら電話をかけてくる
そのせいで電話の着信音も怖くなり始めているが、直接顔を合わせるよりかは喋れる。
それから嫌なことが自分の中でどんどん積み重なっていった
言葉で表せない心の痛さが嫌で、自傷行為で痛みを目で見える形にしたり
睡眠薬に体が慣れてしまったのか、通常の量では効かなくなってしまって
沢山飲んで無意識にODに走ったり
もう死んだ方がマシな気がするまでにはなった
なんで死んでないかって聞かれると
楽しかった日々...メンバーと楽しく喋れる日を期待しているから
正直、なんで信じてくれないの?とか思ったり、話を聞いてくれなかったりしたことは嫌な気持ちになったけど
メンバーは何も悪くないし、俺は限りなくメンバーが好きだから
また”あの日”を期待して生きる
つもり
If
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最近睡眠薬なしでは眠れない
しかもお酒で流し込む
こうでもしないとストレスが解消される気がしない
まぁ、こうしてもされないけど
If
If
If
If
もう過呼吸になるのも嘔吐するのも慣れてしまった
ODなんて、自分とは無縁のことだと思ってたけど、そうでもなかったみたい
If
If
If
If
毎日この流れで気を失うように寝る
If
If
If
If
だいたい目が冷めたらベッドとか服とか手とかが吐瀉物で汚れてる
けど...ほぼ薬が混ざった胃液だから、きついのは匂いぐらい
前まではめちゃくちゃ洗ったりしてたけど、最近は手洗って服着替えるで済ませるため、部屋の匂いが酷い
全てのことがめんどくさくて、動くくらいなら放置する方がましって思うほどにはなってる
常人から見ると、本当におかしい事だなんてとっくにわかってる
人間ってここまでなるんだって自分でも不思議なくらいだ
If
If
ライブもないし、痩せるメリットなんてないのにな...
If
If
ときどき活動のことについて思い出したとき
どんなこと言われてもいいから、メンバーと喋りたくなる
いつもならそこで止まるが、何故か 今日は違う
If
If
最後にメンバーに会った日を思い出す
りうらは冷静に論理的に発言してた
ほとけは、目に見える情報で判断してて
初兎は感情的に問い詰めていて
あにきは場の中心的やったな.. みんな直接悪口言うわけでなかったし
みんなは何にも悪くないねんな...
そういえば...ないこは?
りうらがないこの気持ちを代弁してはいたけど...
If
If
If
脱退じゃなくて改めて良かったと思う
いつから復帰できるかって定で電話してみるか...
If
ないこはもちろん今まで通り、社長として通勤してるだろうから、昼とかではないか確認する
If
If
If
電話を開くと、綺羅さんからの大量の履歴が目に入った
今回は人も違うし、俺からかけるためか変にこわばらない
If
通話ボタンを押してすぐ、グッと目を瞑り、出るのを待つ
3コールほどで出てくれた
ないこ
ないこ
If
久々にメンバーの声を聞いた
すごく落ち着くが、心臓の鼓動は早くなる
でも、動揺がバレないよう平常を保つ
ないこは、明らかにわかる俺を心配した声色
If
If
あんな終わり方しながら、この言い方は馴れ馴れしいかな...
ないこ
ないこ
ないこ
If
まず相談した方がいいのか...?
というか、今更信じてくれるのか?
2ヶ月越しにこの話したところで、ないこは、俺がしたって信じてるだろうし...
If
If
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
If
信じてたって...なんだよ
じゃあもう説得は無駄か...
If
If
ないこ
If
嫌な予感がする
震えが止まらない
ないこ
If
If
来る...ないこが
来たらきっと...脱退の話を持ちかけられる
If
本格的に居場所が無くなる
考えただけでも嫌
ないこが来ることは関係なしに、自分の手にはいつものカッターが握られている
落ち着きたいだけ、切ったら落ち着ける
いや、もう死んでやる
死んだら、脱退だなんて言われる必要ない
If
If
その勢いのまま手首に深く刃を突き立てた
If
生きた中で1番、心臓が信じられない速さで鼓動を打つ
心臓が波打つ度に血が吹き出る
動機が早くなり意識が遠のく
全身に力が入らなくなりそのまま倒れ、意識が途切れた
ないこ
ないこ
着いてすぐ、インターホンを押す
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
5分ほどだったが、返信は無い
ないこ
なんとなく、ドアに手をかけた
ガチャっと音を立て、少しドアが開いた
ないこ
あの真面目なまろが鍵をかけ忘れるなんて
不用心だなと思いながら少しドアを開け、外から声をかける
ないこ
周りから見たら不審者だな...とか思いながら声を張るが、返事は無い
ないこ
家から、何か異臭がする
ないこ
ないこ
一応まろにLI〇Eで、家入るよとだけ打ち、家に入る
ないこ
ないこ
電話をかけてみる
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
部屋のドアを開ける
ないこ
ないこ
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推しが...推しが病んでいる....。 最高に性癖にぶっ刺さりの作品です!最高です!!!続き楽しみにしてます♪
推しが病んでるってほんと最高