ないこ
まろの元に駆け寄る
ないこ
ないこ
血の元が右腕の手首の傷だということに気づいたと同時に嫌な思考がいくつか浮かぶ
ないこ
軽く腕を掴んで見る
ないこ
その中から、出血元であろうかなり深い傷があった
ないこ
ないこ
軽く揺さぶっても反応がない
でも、息はあるし首の頸動脈は動いてる
そして、左手の先に、刃が出っぱなしのカッターが落ちていた
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ポケットからスマホを取りだし、素早く119の文字を打つ
ないこ
電話相手
ないこ
電話相手
ないこ
ないこ
電話相手
ないこ
電話相手
ないこ
電話相手
ないこ
電話相手
ないこ
そう言い、電話は切れた
ないこ
ないこ
ないこ
幸いもう血は止まっているみたいだ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
今、自分が口に出して一気に恐怖が襲った
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ベッドを中心に匂いが漂ってる
ないこ
ないこ
ないこ
まろのベッドの方に行く
ないこ
ないこ
そんな謎を考えていると外から救急車のサイレンらしき音が聞こえ、数分後に玄関が開く音がした
ないこ
救急隊員
ないこ
ないこ
救急隊員
救急隊員
救急隊員
救急隊員
救急隊員
ないこ
警察官
ないこ
警察官
警察官
ないこ
ないこ
質問がいくつか続き、質問が終わると、まろの部屋を調査していた
警察官
警察官
ないこ
そう言うと、背を向け玄関の方に向かい、閉まる音がした
ないこ
まだ心配な心と少しの安堵感で一気に涙が零れる
ないこ
さっきの警察官の人との会話でも思ったのが
やっぱりベッドからする匂いから見るに、何度かベッドで嘔吐した形跡や、
枕元にある大量の薬などから、ODによる嘔吐だということが分かったり
搬送の理由でもある手首の傷は、その場でした数よりもかなりの量の傷があったことを伝えると
警察は何か精神病にかかっていないかと言っていた
ないこ
ないこ
いろいろあり疲れているのだろうか...
大切なメンバーだってことには変わりは無い。...けど、まろがあんなことしたってことにも変わりは...
ないこ
If
重いまぶたがゆっくり開き、まだはっきりしない意識が戻り始める
If
看護師
If
隣に看護師さんであろう人...いや、看護師さんは俺が目覚めたことに気づき声をかけてきたが口元に違和感があるため返事は返せなかった
手術時の麻酔によるものか、呼吸器がついていた
右腕には、しっかりした包帯が巻かれていて、左腕には点滴が刺されていた
看護師
そう言うと、看護師さんが呼吸器を丁寧に外した
If
看護師
If
くそっ...なんで...
なんで生きてるんだよ...
院長
院長
院長
If
精神科医
If
院長
If
正直、思いっきり切り込んだ時から記憶が途切れてるため、説明はほしいからか飲み込みは早かった
院長
院長
院長
院長
院長
If
If
If
いろんな感情が混ざり、耐えきれず涙が落ちる
院長
精神科医
院長
院長
精神科医
If
精神科医
精神科医
If
その紙を手に取り、内容を見る
If
そこに記されていて、1番早く目に付いた
病名:鬱病
If
正直、そうだろうとは思ってた
でも
If
If
精神科医
If
なんだ...この医者...
すごく...冷たい気が...それが普通なのかな...?
ベッドに戻ると、診断書をも詳しくよまず、力無く泣き崩れる
数分たったとき、急に院長が何か訪ねに来た
院長
院長
If
If
院長
If
If
院長
ないこ
ないこ
If
ないこ
If
If
ないこ
If
If
If
If
ないこ
ないこ
ないこ
If
ないこ
If
ないこ
If
ないこ
If
If
ないこ
ないこ
If
ないこ
ないこ
If
言ったら言ったで...また大きな迷惑をかける
事故を装わないと...
ないこ
If
院長
ないこ
院長
ないこ
院長
時は遡り、Ifが目を覚ます前、手術が終わってすぐの時まで戻る
院長
院長
院長
院長
精神科医
院長
院長
院長
精神科医
精神科医
精神科医
精神科医
院長
精神科医
精神科医
精神科医
精神科医
精神科医
院長
院長
精神科医
精神科医
院長
ないこ
ないこ
If
If
ないこ
If
If
ないこ
If
If
If
ないこ
ないこ
If
If
If
ないこ
あれから、2週間で退院した
その間綺羅さんからはというと、ないこが帰って数十分たったあたりで、いつも通り電話がかかってきた
入院中と言ったら、どこの病院だとか病室はとか聞かれたが、固くなり言わなかったら引き下がってくれた
まぁ、毎日電話はかかってきたが、病院のためマナーモードにしていたので、気づかなかったが、しっかり毎日かかってきた履歴を見た時は恐怖を感じた
しかもいつ退院したかとか言っていないのに、帰った日から前通りインターホンがなったことから、毎日家に来ていたこともわかったときは悪寒を感じた
今日は退院した次の日だが
正直、入院で少しも気がよくなった気がしない
まだ死にたいって気持ちも治まってない。ただ、あの時みたいな勢いやきっかけがないから死んでないだけ
ただ、いい収穫はあった
If
処方されたのは、ODを防ぐためか3日分しか処方されてない
この量は一気に全部飲んでも死ねないらしい
If
精神が乱れたときに飲めって言われたけど、1日1回までとは書いてある
If
1回で2錠、3日分ってことで6錠
1回分でもかなり効き目はいいらしい
と、薬の説明を読み終える頃には6錠出し終わったため、そこら辺の飲みかけの水を手に取った
If
6錠一気に水に流し込む
If
もちろん即効性と言っても、飲んで少し経ってから効き目が出る
5分も経たないうちに分かりやすく効き目が出た
一気に気分が向上する
脳から心臓、そこから全身にわたって鼓動を感じる
If
頭がおかしくなる
何も考えれない
If
If
身体は耐えれてなく急に込み上げてきたものをそのまま吐き出す
If
If
そこでパタリと意識は途切れた
If
If
効き目が強いほど心地よくなる
さすが精神安定剤ってほど気分は落ち着いた
If
If
If
If
If
?
If
聞き覚えのない声に呼びかけられ、立ち止まり振り返る
??
??
If
If
??
If
??
If
If
??
??
??
If
If
??
??
If
手首を捕まれ強引に引っ張られる
If
If
If
??
??
??
If
??
??
If
??
??
??
If
??
??
If
??
??
なんだよ...
前まで、こんな違法薬物、持ってたり使ったりするやつの気なんてしれなかったのに
If
警察官
??
そう言うと、名も知らない男は駆け出して行ってしまった
警察官
If
If
If
警察官
If
運良く、俺の言いかけた了承の声は警察には聞こえていなかったみたいだ
そこから、意外と早く検査も終わり、解放された
If
If
If
If
コメント
22件
好きだがバッドえんどで僕はだ丈夫だろうか…? あ!凄く面白かったです!
バットエンド…… なんか、リアルすぎて泣いた……
やばい、泣きそうになった。 病み大好きすぎる