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空色サイダー第2話

優兎

んん〜っ!

優兎

オリエンテーションばっかで疲れた·····

僕は中庭を歩きながら伸びをした

ポカポカと暖かい日差しが眠気を誘う

青人

そーだな俺も眠い

青人

早く帰って寝たい

優兎

ちょ、青人くん·····

僕は斜め後ろを歩いている青人(はると)くんに苦笑した

彼とは席が近かったこともあり、すぐ仲良くなった

青人

なんだよゆーと?

青人くんがねむそうに大きな口を開けてあくびする

優兎

(せっかく顔カッコイイのに・・・)

青人くんはちょっぴり残念系だと僕は思う

青人くんはいつも眠そうで、あくびばっかりしている

夜遅くまでゲームでもしているのだろうか·····

優兎

う、ううん!

優兎

なんでもないよ!!

青人

青人

そーか?

優兎

う、うん!

青人くんは特に気に止めた風でもなく、

青人

なー、優兎は何部入るか決めた?

優兎

あー·····

そうだ、僕らの中学は基本全員部活に参加しなければならない

特に得意なことがない僕は決めるのですら大変だ

青人

まだきめてないのか?

優兎

うーん·····

僕はまた苦笑いを浮かべた

この前青人くんについて行ってサッカー部やバレー部はみたけれど、どれも僕には合わなかった

優兎

早く決めないとだよねぇ·····

青人

そーだな

青人

来週までに入部届け出さないとだしな

優兎

うん·····

さっととおり過ぎた風が中庭の木々達を揺らす

地面に写った光が万華鏡のように煌めいた

青人

あ、

優兎

そのときだった

青人

なんか前から人来たみたいだぞ

優兎

ほんとだ!

中庭は自由に移動の通路として使うことができるように、道がアスファルトで舗装されている

けれど、その道はほぼ一方通行状態だ

つまり、細いのだ

優兎

避けないとだね

青人

ああ、先輩見てーだしな

僕と青人くんは舗装されていない地面に上履きがつかないように気をつけながらギリギリの所に立って道をあける

しばらくすると、前方から華やかな話し声とともに3人の女子生徒の姿が現れた

優兎

(上履きのラインが青・・・)

優兎

(てことは、2年生か)

僕も青人くんも3人がやって来て通り過ぎるのをまつ

女子生徒

あ、!

3人のうち、1人の女子生徒が僕達を見て声を上げた

優兎

女子生徒

ごめんなさい!

女子生徒

すぐ通ります!!

そう言うと、

あとの2人の背中を押して僕らの前を通り過ぎた

優兎

!!!

青人

·····?

さらりと短い彼女の髪が揺れて、甘いシャンプーの香りが漂う

ほんの一瞬のことだった

優兎

あの時の·····!

僕の脳裏にあの日見た、夕焼けと、赤く染った少女の横顔がハッキリと浮かび上がった

青人

青人

あの時の?

優兎

え、や、いや!!

優兎

なんでもないっ!!

僕は青人くんをおいて、一目散に駆け出した

青人

·····は?

青人

ちょ、待てよゆーと!!

優兎

(マジか·····!)

優兎

(2年生だったんだ!!!)

バクバクと心臓が脈打つ

空いていた扉から校舎内に飛び込んだ僕は冷たいコンクリートの壁に背を預けた

優兎

(まさか、こんなに早く再会出来るなんて·····しかも·····)

青人

っおい!

青人

どーしたんだよ!急に!

優兎

·····可愛かった

青人

は?

優兎

え?

青人

あ?

青人

可愛かった?

優兎

え?

優兎

なになになになに?!

青人

や、お前がなにだよっ!

何かが始まる予感に胸を踊ろかせつつ·····

3に続く·····

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